LIXILは、IoT技術を活用してパブリックトイレの清掃・メンテナンス業務を効率化するサービス「LIXIL Toilet Cloud」において、新たなIoT対応のトイレ「パブリック向けクイックタンク式床置便器」を2026年4月1日より発売を開始する。
新競品発売の背景と特徴
清掃業界の深刻な人手不足、最低賃金の上昇による管理コスト増、インバウンド需要回復による利用者増などにより、質の高い公共トイレ空間の維持が困難になってきたと言われている。
LIXILはこの課題に対処すべく、トイレメーカーとしての知見と最新のIoT技術を融合させた「LIXIL Toilet Cloud」を2022年より展開してきた。
今回発売されるIoT対応のトイレ「パブリック向けクイックタンク式床置便器」の最大の特徴は、「便器詰まり検知・お知らせ機能」だ。
便器内のセンサーが詰まりによる水位上昇を検知すると、給水を自動停止して汚水のあふれを最小限に抑える。 同時に、管理者や清掃員のスマートフォンへリアルタイムで通知が届き、重大な被害を防ぐとともに迅速な復旧をサポート。
それにより、従来はあふれた後の対応に追われ、数時間にわたり個室を閉鎖せざるを得なかった状況を未然に防ぎ、施設運営リスクの最小化が期待できるという。
■ AIによるオンデマンド清掃機能と柔軟な設置性を備える
本サービス専用アプリは、AIが利用頻度に基づき最適な清掃手順を指示する「利用実態に即したオンデマンド清掃(メリハリ清掃)」も実現した。
その結果、全ての個室を巡回する必要がなくなり、清掃品質を維持したまま従来の定期巡回型清掃に比べ、作業時間の最大45%削減(当社試算)を可能にしている。
さらに従来のトイレは、大規模なオフィスや商業施設での設置を目的とした壁排水のトイレであったのに対して、今回発売するトイレは連続洗浄が可能なフラッシュバルブ並みの利便性と、低水圧現場でも設置できる柔軟性を兼ね備えた床置き(床排水)のトイレであり、小規模施設や店舗(「コンビニエンスストア」「雑居ビル内の飲食店」「クリニック」)など、新築・改修を問わず幅広い物件への導入が可能となっている。
同社では今回の発売に際して、「深刻化する清掃員不足や労働力不足に対し、AIとIoTを活用した<新しいトイレマネージメント>を実現する『LIXIL Toilet Cloud』の拡充を通じて、ビルオーナーや管理会社の運営リスク低減を支援しながら、利用者にとって常に清潔で快適なトイレ空間の提供を目指していきます」とコメントしている。
製品概要
■パブリック向けクイックタンク式床置便器

奥行き675mmのコンパクト設計と給水ホースや止水栓などを隠すことで、整然で清潔感のある空間を演出。洗浄間隔は約20秒と短く、利用者の多い駅構内やイベント施設でも、次の人が待たずに使用できるスムーズな利用体験を提供。待ち時間の煩わしさを低減する。また、従来の公共トイレにおいて大洗浄が8L(※)のところ、5Lで洗浄できる節水も実現。フチレス形状で清掃性にも優れている。
https://www.lixil.co.jp/lineup/toilet/quick_tank_floor_toilet/
※2002~2006年発売製品
■LIXIL Toilet Cloud

LIXIL Toilet Cloud は、清掃業務効率化支援AI アプリケーションに加え、便器詰まり検知・お知らせ機能、アプリによる一括管理、点検・排水洗浄サービスをセットにした「ベーシックプラン」と、追加オプションとして定額制修理サービスの「+CARE プラン」が用意されている。
https://toilet-cloud.lixil.co.jp/
構成/清水眞希







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