3月22日は、国内でラジオ放送が始まった「放送記念日」。1925年に日本で初めてラジオが放送され、NHKが記念日として制定した。
そんな初めてのラジオ放送から今年で101年を迎えるが、皆さんは普段からラジオを聴いているだろうか?
インターネット調査を中心に提供するマイボイスコム株式会社が1万人以上を対象に『ラジオの利用』に関する調査を行ったところ、ラジオを聴いている人は約56%。
そして、地上波ラジオ放送を聴く人の受信機器は「カーステレオ、カーナビ」が40.1%と最も多く、次いで「スマートフォン」、「ラジカセ、CDラジオ」という結果となった。
参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001622.000007815.html
「ポケットラジオ」の新モデルが発売
今やスマホさえあれば気軽にラジオを聴ける時代だが、つい先日、ラジオを聴くことに特化したラジオの中のラジオ機器「ポケットラジオ」の新モデルが発売された。東芝ライフスタイルの「AX-PR40」だ。
なぜ今、ポケットラジオの新モデルなのか?昔ながらのポケットラジオが変わらず愛されている理由とは?その真相に迫るべく、東芝ライフスタイル株式会社に話を聞いた。
――ポケットラジオの新モデルを発売した理由を教えてください
「当社では、日常でも非常時でも役に立つ情報ツールとしてのニーズがあるポケットラジオを2010年から継続して開発・販売しており、2023年にオーディオブランド「AUREX(オーレックス)」をリブランディングし、現在、若年層にも共感していただけるブランドへの進化を進めています」
「その一環として、新ブランドに合わせた既存製品の刷新を順次行っており、今回のポケットラジオも新機能を加えた新モデルとして発売いたしました。ポケットラジオを展開するメーカーの1社として、今後も継続的な販売を計画しております」
たしかにポケットラジオは災害時にも役立つアイテムだ。
災害の最新情報を手に入れたいと思う一方、スマホの電源は無駄にしたくない。さらにインターネットが繋がらない状況に陥ることもある。
そんな時こそ、ポケットラジオが本領発揮する。
「備えない防災」とも呼ばれるフェーズフリーの観点からも需要があるのだろう。
「ですが、実際にはポケットラジオの需要は緩やかな縮小傾向にあります。それでも、ポケットラジオの特徴である持ち運びの良さから、防災の備えはもちろん、ウォーキングや通勤等で使用するユーザーも少なくありません」
必要とする人がいる。だから売る。
今年発売された新モデルはそんな需要に応える機能に溢れていた。
「新モデルAX-PR40の主な特徴としては3点あります。一つは放送局名が漢字表記で分かりやすく表示される漢字対応大型液晶パネル。バックライト付きの大型液晶パネルが搭載されています」
「二つ目は非常時にも役立つLEDライトを搭載。三つ目は手元で音量を調節できる音量調節リモコンが付いたステレオイヤホンが付属されています」
「LEDライトは前機種から搭載されている機能ですが、今回の新製品では「強」、「弱」の2段階切替機能を新しく搭載し、「強」モードでは約40時間、「弱」モードでは約80時間の点灯を可能にしました。夜間や暗がりの中で手元や足元を照らしたり、非常時は「弱」モードでより長時間使用することが可能です」
また、AX-PR40はFM/AMそれぞれ4局ずつお気に入り登録が可能で、ラジオを聴いている最中も設定ボタン一つで現在時刻がすぐに確認できる。
東芝製単4形乾電池付きなので、購入してすぐに聴ける点も嬉しい。
ラジオはいつもどんなときもそばに寄り添ってくれる
これまで数々のポケットラジオを販売してきた東芝ライフスタイル株式会社。
コンパクトで使い勝手も良く、非常時にも役立つおすすめのポケットラジオを紹介しよう。
【TY-SCR70】
USB充電でも乾電池でも使える2WAY電源が特徴の逸品。パソコンやモバイルバッテリーからも充電可能なUSB Type-Cケーブルも付属されている。
【AX-PR30】
従来機に比べ、時刻や周波数が手元でさらに見やすいデカ文字液晶表示に加え、オートスキャンとプリセットで簡単選局可能。
【TY-APR5】
その風格たるや質実剛健。しかしながら本体重量は軽量コンパクトな63g。コスパに優れたデジタルチューナー搭載でレトロ感のあるダイヤル式も魅力。お散歩中に愛用しているユーザーも多い人気商品だ。
時代が変わろうともポケットラジオは変わらずあり続ける。そしてそれを求めるユーザーも絶えることはない。
スマホ一つで大抵のものが完結できる今の時代にポケットラジオが愛される理由はなんなのか?
「前述の通り、ポケットに収まる小型サイズと持ち歩きができる点、そして操作が簡単な情報ツールということが評価されているかと思います。ウォーキングや通勤で使用する需要、およびスポーツ番組の聴取、そして防災の備えとしての需要があると考えます」
ラジオ放送開始から100年を超え、今、ラジオ界がさらなる盛り上がりを見せているという。その兆しはコロナ禍の2020年頃にあった。
スマホやパソコンでラジオやポッドキャストが聴けるアプリ「radiko」が2020年に設立10周年を迎え、利用者は月に900万人を突破。ビデオリサーチの調べでは2020年ごろから聴取者数が増加し、コロナ禍での行動の変化について「ラジオを聴く時間が増えた」と答えた人も多かったという。
近年はラジオ番組から派生したリアルイベントや配信も盛んになり、パーソナリティとの距離が近く、素顔が垣間見えるラジオの魅力が改めて見直されているのかもしれない。
ちなみに、ポケットラジオの商品担当者の皆さんもラジオがお好きなのだろうか?
「ラジオを作っている人が好きなラジオ番組」を聞いてみた。
「ラジオは情報収集や気分転換の時間として日頃から親しんでおります。当社提供のラジオ番組『アイナ・ジ・エンドの「ほな、また」 (TOKYO FM、毎週土曜日PM6:00~6:30)』をはじめ、ニュースやトーク番組など幅広く楽しんでいます。さまざまなシーンで気軽に聴ける点がラジオの魅力だと感じています」
「その他では、森本毅郎・スタンバイ (TBSラジオ、月~金AM6:30~8:30)、JUNK(TBSラジオ、月~金 AM1:00~3:00)、純次と直樹(文化放送、毎週土曜日 PM6:30~7:00)、ジェーン・スー 生活は踊る(TBSラジオ、月~木 11:00~14:00)などが人気のようです」
取材協力:東芝ライフスタイル株式会社
文/太田ポーシャ







DIME MAGAZINE
















