SUMIF関数でエラーが起きたときには、原因と対処法の確認が必要です。図解を交えながら具体例や対処法を紹介します。読み終わるころにはエラーの原因・対策が分かってくるはずです。
目次
SUMIF関数でエラーが起きるケースとは
SUMIF関数は条件に一致する数値を合計する便利な関数ですが、使い方を間違えると『#VALUE!』『#NAME?』『#REF!』などのエラーが表示されることがあります。
これらのエラーは原因がはっきりしているため、ポイントを押さえれば簡単に解決できます。
◾️SUMIF関数で『#VALUE!』エラーが起きる例
『#VALUE!』エラーは、計算できない状態になっている場合に表示されるエラーです。
SUMIFでは特に、別のシートや別ブックを参照した場合に発生することがあります。
例えば、次のような数式を入力します。
=SUMIF('[売上.xlsx]Sheet1'!A1:A4,"東京",'[売上.xlsx]Sheet1'!C1:C4)

この数式は、別ファイル『売上.xlsx』のSheet1を参照しています。
該当のファイルを閉じたときやファイルが存在しない場合は、環境によっては計算できず『#VALUE!』エラーが表示されることがあります。
このようなエラーが起きたときは、以下の対処法を試してみましょう。
⚫︎参照しているExcelファイルを開いた状態で計算する ⚫︎外部データを同じブックにコピーしてからSUMIFを使う ⚫︎外部参照が多い場合はSUMPRODUCTなど別の関数を検討する |
◾️SUMIF関数で『#NAME?』エラーが起きる例
『#NAME?』エラーは、Excelが数式の意味を理解できないときに表示されます。
多くの場合、関数名のミスや文字列の入力ミスが原因です。
正しい数式は以下の通りです。
=SUMIF(A1:A4,"東京",B1:B4)
しかし、次のように関数名を間違えるとエラーになります。
=SUMFI(A1:A4,”東京”,B1:B4)

この場合、Excelは『SUMFI』という関数を認識できないため『#NAME?』が表示されます。
このようなエラーが起きたときは、以下の対処法を試してみましょう。
⚫︎関数名のスペルが正しいか確認する ⚫︎関数候補(数式オートコンプリート)から選択して入力する |
◾️SUMIF関数で『#REF!』エラーが起きる例
『#REF!』エラーは、参照しているセルや範囲が存在しなくなった場合に表示されるエラーです。
例として、次の数式を入力します。
=SUMIF(A1:A4,"東京",B1:B4)
ここで、B列を削除してしまうと、数式は次のように変化します。
=SUMIF(A1:A4,"東京",#REF!)

この状態では合計範囲が存在しないため、『#REF!』エラーが表示されます。
このようなエラーが起きたときは、以下の対処法を試してみましょう。
⚫︎削除された列やセル参照を修正する ⚫︎必要なシートが削除されていないか確認する ⚫︎数式の参照範囲を再設定する |
SUMIF関数でエラーが起きるケースとは SUMIF関数は条件に一致する数値を合計する便利な関数ですが、使い方を間違えると『#VALUE!』『#NAME?』『#…
SUMIF関数で『0』が表示されるケースとは
計算は正常に行われているものの、条件に一致する数値がない場合に起こる問題です。
主な例を紹介します。
エラーではなく『0』が表示される場合もあります。
◾️範囲設定ミスをしたときの例
範囲設定を間違えると、結果が0になることがあります。
=SUMIF(A1:A4,"東京",B5:B8)

この場合、条件範囲はA1からA4まで(A1:A4)ですが、合計範囲はB5からB8まで(B5:B8)になっています。
SUMIFは条件範囲と合計範囲の位置を対応させて計算するため、結果が『0』になることがあるのです。
計算結果が0になるなど、想定と異なるときは、以下の対処法を試してみましょう。
⚫︎条件範囲と合計範囲のサイズをそろえる ⚫︎範囲の開始位置を確認する ⚫︎数式を入力後に参照範囲を再確認する |
SUMIFで合計が0になる原因とは? SUMIFで合計が0になる代表的な原因は、主に次の通りです。 ⚫︎引数の順番が間違っている ⚫︎検索条件を『” “』で囲…
◾️数字に文字列が含まれるときの例
数値の中に文字列が含まれていると、Excelは数値として認識できません。
例として、次の数式を入力します。
=SUMIF(A1:A4,"東京",B1:B4)

この場合『10円0』は文字列として扱われるため、合計できず結果が『0』になります。
計算がうまくいかないときには、以下の対処法を試してみましょう。
⚫︎数値セルに文字が混ざっていないか確認する ⚫︎『円』などの文字は表示形式で設定する ⚫︎SUBSTITUTE関数などで文字を削除して数値化する |
まとめ
SUMIF関数のエラーや異常な結果は、主に次のような原因で発生します。
⚫︎ #VALUE!:外部参照などで計算できない状態 ⚫︎ #NAME?:関数名や文字列の入力ミス ⚫︎ #REF!:参照セルやシートが削除されている |
また、エラーではなく『0』が表示される場合もあります。
SUMIFで合計が0になる原因とは? SUMIFで合計が0になる代表的な原因は、主に次の通りです。 ⚫︎引数の順番が間違っている ⚫︎検索条件を『” “』で囲…
エラーが表示された場合は、数式・参照範囲・データ形式の3点を確認することがトラブル解決のポイントです。
構成/編集部







DIME MAGAZINE













