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転職理由のTOP3、3位個人の成果で評価されない、2位労働時間に不満、1位は?

2026.03.19

春は新年度で新たに社会人としての生活を始める人も多い季節だ。そんな人たちもさまざまな理由で転職していく。パーソルキャリアが運営する転職サービス『doda(デューダ)』は、2024年7月から2025年6月の1年間に転職した人のデータを元に転職理由についての調査を実施して結果を公開した。転職理由の1位は5年連続で「給与が低い・昇給が見込めない」だったが、「個人の成果で評価されない」が前回の18位から3位にトップ10入りしており、転職を考える人たちの意識の変化も生まれていることがわかった。

1位は5年連続で給与が低い・昇給が見込めない

転職理由の1位は、5年連続で「給与が低い・昇給が見込めない」だったが、回答割合では前回調査の33.6%から3.0ポイントアップして36.6%になった。2位は「労働時間に不満(残業が多い/休日出勤がある)」(26.3%)で、前回調査の4位から順位を上げた。自分らしい働き方を重視する人が増えたことに加えて、2025年4月から段階的に施行された育児・介護休業法の改正もワーク・ライフ・バランスへの意識を高める要因になっているようだ。2024年4月には時間外労働の上限規制が適用されたが、特に労働力不足の業界では規制が強化される一方で業務量が減らず、現場の負担感がより強まっているとも考えられる。3位は「個人の成果で評価されない」(22.8%)で、前回の18位から大きくジャンプアップした。これは転職理由の全35項目では最大の上昇幅だった。

「個人の成果で評価されない」が10位以内に入っているのは20代のみだが、前回の10位圏外から2位にランクインしていた。20代は初任給の引き上げやベースアップなどで給与水準自体は上がっているが、給与水準がアップしたことで個人の成果が給与に反映されていないと感じている人が増えていると推測される。これが「個人の成果で評価されない」を押し上げた要因ともいえそうだ。

2025年の転職理由トップ3の2021年からの推移

1位の「給与が低い・昇給が見込めない」は、2021年から2025年まで5年連続の1位で、割合はどの年も30.0%以上だ。2位の「労働時間に不満(残業が多い/休日出勤がある)」は、2023年までは10位前後だったが、2024年に4位へと大きく順位を上げて、今回はそこから6.0ポイントアップの26.3%で順位をさらに上げている。3位の「個人の成果で評価されない」は、2024年までは14位以下だったが、今回の調査では11.9ポイントの大幅アップで22.8%となり、前回の18位から15ランクも上昇した。

30代は尊敬できる人がいないことが転職理由に

年代別の転職理由ランキングでは、20代の1位は「労働時間に不安(残業が多い/休日出勤がある)」(44.6%)でほかの世代と唯一違う結果になった。そのほかの世代の1位は「給与が低い・昇給が見込めない」で、割合は30代が36.9%、40代が39.6%、50代が31.9%だった。20代は、コロナ禍で学生時代や社会人生活をスタートした人が多く、リモートワークの導入や業務プロセスの見直し、残業抑制などの取り組みを進めた企業も多かった。長時間労働や休日出勤を前提としない働き方が成り立つことを知った人も多く、それによってワーク・ライフ・バランスを重視する傾向が強まり、「労働時間に不安(残業が多い/休日出勤がある)」を理由に転職した人が増えたようだ。

30代では2位の「尊敬できる人がいない」(23.0%)が、前回調査の9位から大きく順位を上げた。7位の「ハラスメントがあった(セクハラ・パワハラ・マタハラなど)」(20.9%)も前回の調査10位から順位を上げるなど、評価や昇進のほかに人間関係や職場関係などを理由に挙げる人も増えたようだ。

40代では2位の「社内の雰囲気が悪い」(32.1%)が前回の3位からランプアップした。3位の「尊敬できる人がいない」(28.4%)も前回調査の7位から順位を上げている。どちらも前回から10ポイント以上も上昇しており、人間関係が理由で転職をする人が多い印象だ。

50代は6位の「倒産/リストラ/契約期間の満了(会社都合での雇用終了)」(20.3%)が、前回の10位圏外から急上昇している。東京商工リサーチによると2024年の早期・希望退職の募集人数は1万人を超えており、会社都合の退職が増えていることもランクインの要因と推測できる。転職の一番の理由の調査結果(単一回答)でも「倒産/リストラ/契約期間の満了(会社都合での雇用終了)」が1位になっている。

今回の調査を行った『doda』の桜井貴史編集長は、次のようにコメントしている。

「2025年の転職理由ランキングは、5年連続で「給与が低い・昇給が見込めない」が1位という結果になりました。2位の「労働時間に不満(残業が多い/休日出勤がある)」と3位の「個人の成果で評価されない」は、それぞれ前回調査から順位を上げる結果となりました。個人のワーク・ライフ・バランスを重視する傾向が年々強まる中、制度や環境を積極的に整備している企業と、そうではない企業の差が大きくなっていることで、後者の職場に対する不満が高

まってきているのかもしれません。年代別の転職理由では、30代から50代は全体と同じく「給与が低い・昇給が見込めない」が1位という結果でした。そのような中、20代の1位が「労働時間に不満(残業が多い/休日出勤がある)」だったことは、2025年のランキングでの象徴的な結果でした。昨今の売り手市場に加えて、新卒初任給の改善トレンドの影響もあり、待遇面に納得している人が多くなったことが影響しているのではないでしょうか。このように、個々のはたらき方や価値観が多様化する中では、自分のキャリアをどう築くかを考えることがますます重要になっていくでしょう」

労働環境の変化によって転職の動機も変わっていることがわかる調査結果だった。「労働時間に不安」は、20代で1位になっていたが、ワーク・ライフ・バランスを重視する若い世代にとっては重要なポイントになっているようだ。30代以上では給与や昇給など金銭的なことが1位だったが、30代2位の「尊敬できる人がいない」や40代2位の「社内の雰囲気が悪い」といった人間関係に由来することもきっかけになっているケースが多いこともわかった。金銭面だけでなく、チームマネジメントなどで雰囲気をよくすることも転職を止めるための大切な要素になっているようだ。

『転職理由ランキング【2025年版】』調査概要

調査対象者:20歳~59歳の男女。雇用形態は正社員
調査実施期間:2025年8月1日~2025年8月8日
有効回答数:978件
※ウエイトバック:正社員の地域・年代・性別に合わせて実施
調査方法:ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査
*ネットリサーチ会社保有のデータベースをもとに実施、『doda』会員登録の状況については不問

出典:転職サービス『doda』−「転職理由ランキング【2025年版】」
転職サービス『doda』

構成/KUMU

30年以上暮らした東京から実家に戻った地方在住フリーライター。得意分野は、ゲーム、アニメ、マンガやIT&デジタル関連など。自宅でリモート取材や自宅作業が増えたので、20年以上ぶりにフル自作PCを作成して活用中。最近の取り組みは、実家で発掘したセガマークⅢ以降の昭和から平成のゲーム機が動くか点検すること。

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