キリンビバレッジは3月12日、子ども向け飲料「キリン つよいぞ!ムテキッズ」の新商品発表会を開催した。独自素材「プラズマ乳酸菌」を配合した飲料で、3月17日から全国発売している。
同社としては初の子ども専用飲料となる。
発表会には新CMに出演する俳優の石原さとみさんも登壇。少子化が進むなか、同社は「子ども健康飲料」という新たな市場の創出を目指す。
ヘルスサイエンス領域を次の成長軸へ
発表会の冒頭で登壇した、キリンビバレッジ マーケティング部の鈴木郁真氏は次のように説明する。
「近年、消費者の健康意識は大きく変化しており、健康は〝特別な目的〟ではなく、日常生活の中で自然に取り入れるものへと変わりつつあります。飲料はその中でも、手軽に健康を取り入れられる身近な手段として存在感を高めています」
こうした流れのなかで、同社が展開する「プラズマ乳酸菌」入り飲料も成長を続けているのだそう。体調管理を目的とした飲料の需要は若い世代にも広がっており、出荷数は年間1000万箱を突破した。
同社はこの成長を踏まえ、ヘルスサイエンス領域のさらなる拡大を目指す。その新たな柱として打ち出したのが、「子どもの健康」をテーマにした飲料市場への本格参入だ。
親の実感から生まれた子ども向け健康飲料
続いて登壇したブランド担当の八尾あすか氏は、「キリン つよいぞ!ムテキッズ」の開発背景について説明。「商品開発の出発点となったのは、子育て世代の社員たちの実感だった」という。
「子どもの体調管理に気を配りたいという思いがある一方で、忙しい日常の中で十分な栄養管理を行うのは簡単ではない。そうした保護者の悩みが、商品開発のきっかけになりました」
目指したのは、歯磨きのように日常生活の中で自然に取り入れられる健康習慣だ。子どもの頃から体調管理を意識する習慣を育むことで、大人になってからも自身の健康に配慮できるようになることを目指しているという。
商品にはプラズマ乳酸菌500億個に加え、子どもに不足しがちな鉄分を配合。ヨーグルトテイストの味わいにすることで、子ども自身が飲み続けやすい設計とした。
石原さとみさんが語る「子どもの体調管理」
発表会には、新CMに出演する俳優の石原さとみさんも登壇した。
石原さんは新商品「キリン つよいぞ!ムテキッズ」について、「子どもに飲ませるものは慎重に選びたいと思うものですが、おいしくて体調管理もサポートしてくれるのはうれしい」とコメント。「ヨーグルト味で飲みやすく、これなら毎日の習慣として取り入れやすいと感じました」と商品の印象を語った。
発表会では、子どもの健康に関するクイズも出題された。石原さんは笑顔で考え込みながら回答し、会場の笑いを誘う場面も見られるなど、2児の母としての一面ものぞかせた。
例えば、子どもの好き嫌いについて話題が及ぶと、「嫌いなものがはっきりしているのは素敵なことだと思う」とコメント。子どもが「嫌だな」と感じている気持ちを尊重することも大切だと語った。
また、子育ての中で大切にしていることについて聞かれると、「我が家では、どんなに時間がなくても子どもと見つめ合い、『どんなにあなたが大切か』を伝える時間を必ず持つようにしています」とのこと。
「目と目を合わせることは、心から安心している相手にしかできないこと。子どもにとってそれが日常になることで、安心して頑張れるベースになると思います」と子育てのヒントを教えてくれた。
さらに石原さんは、「子どもの体調管理のために一から手作りすることも大切ですが、簡単に用意して渡せるものも必要だと思うんです。親が頑張りすぎなくてもいい。そういう存在があると、子育ては少し楽になると思います」と語り、日々の子育ての実感を交えて商品の魅力を表現した。
少子化時代に広がる子どもの健康ニーズ
少子化が進む中でも、子どもの健康に対する保護者の関心はむしろ高まっている。
キリンビバレッジは、こうしたニーズを背景に「子ども健康飲料」という新たなカテゴリーの創出を目指す。
日常生活の中で無理なく健康習慣を取り入れるという提案は、子ども向け飲料市場にどのような変化をもたらすのか。今後の展開が注目される。
文/内山郁恵
キリンとコロコロコミックがコラボ!子ども向けのプラズマ乳酸菌飲料「ムテキッズ」発売
免疫を鍛えるべきは大人と思われてきたが、6月17日、キリンビバレッジから子ども向けのプラズマ乳酸菌入り飲料が発売された。商品キャラクターは小学館の漫画雑誌『月刊…







DIME MAGAZINE

















