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SUMIF関数を使って「以上」など条件付きで合計する方法

2026.04.20

ExcelのSUMIF関数で『〇〇以上』などの条件を指定して合計する方法を解説します。>=や<=などの比較演算子の書き方や、初心者がつまずきやすいポイントも分かりやすく紹介します。

SUMIF関数で『以上』の条件を指定する基本構文

Excelで売上や点数などを集計していると、「〇〇以上のデータだけ合計したい」という場面があります。

例えば次のようなケースです。


 ⚫︎売上が1万円以上の合計金額を出したい


 ⚫︎80点以上の点数の合計を求めたい


 ⚫︎在庫数が10個以上の商品だけを集計したい

このような条件付きの合計を出したいときは、SUMIF関数で比較演算子を使って条件を指定します。

基本構文は次の通りです。

SUMIF関数で『以上』の条件を指定する基本構文 =SUMIF(範囲,">=数値",合計範囲)

それぞれの意味は次の通りです。


 ⚫︎範囲:条件を判定するセル範囲


 ⚫︎数値:条件にしたい数値


 ⚫︎合計範囲:合計したいセルの範囲(省略可能)

条件を入力する際は、比較演算子と数値をダブルクォーテーション(” “)で囲みます。

SUMIFでの比較演算子の使い分け【例付き】

SUMIF関数では、比較演算子を使い分けることで、次のような条件を指定できます。


 ⚫︎  >= → 以上(指定した数値を含む)


 ⚫︎  > → より大きい(指定した数値を含まない)


 ⚫︎  <= → 以下(指定した数値を含む)


 ⚫︎  < → より小さい(指定した数値を含まない)

まずはこの4つの記号の意味を覚えておきましょう。

◾️『以上』を条件にする場合

Excelで『以上』を条件にして合計する場合は『>=(大なりイコール)』 を使います。

例えば、売上データがB列に入力されていて、5万円以上の売上だけを合計したい場合は、表示させたいセルをクリックし、次のように入力します。

『以上』を条件にする場合の関数 =SUMIF(B2:B10,">=50000",B2:B10)

この式では、B2からB10までの範囲の中から、5万円以上の数値だけを対象にして合計を計算します。

なお、合計範囲は省略可能なため、以下の構文でも問題ありません。

『以上』を条件にする場合の簡単な関数 =SUMIF(B2:B10,">=50000")

◾️『より大きい』を条件にする場合

『〇〇より大きい』条件を指定したい場合は、比較演算子に『>(大なり)』 を使います。

例えば、売上が 5万円より大きいデータだけを合計したい場合は、次のどちらかを入力します。

『より大きい』を条件にする場合の関数(1) =SUMIF(B2:B10,">50000",B2:B10)
『より大きい』を条件にする場合の関数(2) =SUMIF(B2:B10,">50000")

この場合は、5万円ちょうどのデータは含まれず、5万円より大きい数値だけが合計されます。

◾️『以下』を条件にする場合

『以下』の条件を指定する場合は、比較演算子に『<=(小なりイコール)』 を使います。

例えば、売上が 5万円以下のデータだけを合計したい場合は、次のように入力します。

『以下』を条件にする場合の関数 =SUMIF(B2:B10,"<=50000",B2:B10)

この場合も、合計範囲を省略し、以下のように入力することも可能です。

『以下』を条件にする場合の簡単な関数 =SUMIF(B2:B10,"<=50000")

◾️『未満』を条件にする場合

『未満』という条件を指定する場合は、比較演算子に『<(小なり)』 を使います。

例えば、売上が 5万円に満たないデータだけを合計したい場合は、次のように入力します。

『未満』を条件にする場合の関数 =SUMIF(B2:B10,"<50000",B2:B10)

または

『未満』を条件にする場合の簡単な関数 =SUMIF(B2:B10,"<50000")

この式では、5万円ちょうどの数値は含まれず、5万円より小さい数値だけが合計されます。

セルの値を条件にする

実務では、条件の数値を特定のセルに入力しておき、その値を基準に合計を出すこともよくあります。

例えば、D5セルに『50000』と入力し、D5以上の売上を合計したい場合は、次のように入力します。

セルの値を条件にする場合の関数 =SUMIF(B2:B10,">="&D5)

ここで使われている『 &(アンパサンド)』 は、文字列を結合する記号です。

文字列を結合する記号 ">="&D5

と入力することで、『D5に入力された数値以上』という条件を作ります。

この方法を使えば、セルの数値を変更するだけで条件も自動的に変わるため、実務での集計作業が効率的になります。

SUMIF関数でよくあるミス

SUMIF関数で比較演算子を使うときは、次のようなミスがよくあります。


 ⚫︎条件をダブルクォーテーションで囲んでいない


 ⚫︎『>=』を『=>』と書いてしまう


 ⚫︎合計したい数値が文字列として入力されている

特に多いのが、『>=』『=>』と書いてしまうような、比較演算子の順番を間違えるケースです。

関数が思った通りに動かないときは、比較演算子の書き方を確認してみましょう。

まとめ

SUMIF関数で『〇〇以上』『〇〇以下』などの条件を指定する場合は、比較演算子を使って条件を書きます。

比較演算子の使い方を理解しておけば、売上や点数などの条件付き集計を効率よく行えるようになります。

まずは『〇〇以上の合計』を求めるシンプルな例から試してみてください。

構成/編集部

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Author
IT企業に入り、新卒の頃に外資コンサル出身の先輩から分析やExcelの使い方、お作法を学び、それ以降マーケティングや事業管理や営業企画など幅広い役割で業務をする中で、常にExcelを実務で利用。 社内で新人向けにExcel研修などを実施するなどもして自分だけではなく周りに教えることも実施。 ExcelやGoogleスプレッドシートをつくるときに気をつけていることは、作成者のことを知らなくてもシートを見たら意図が伝わり、自分のものに感じられるシートづくり。 最近では生成AIを使って複雑な関数やマクロやGASなども組み、業務を効率化している。 2025年からライター業務も開始し、記事の監修なども実施

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