3月に入り、退職や異動などで職場を離れる人が増える中、退職の手段として若手を中心に退職代行の利用なども増加している。
こうした中Job総研は、20~50代の社会人男女257人を対象に「2026年 退職に関する意識調査」を実施し、その結果を発表した。
83.3%が退職への抵抗感は「下がっている」と回答
回答者全体の257人に、退職への抵抗感を聞くと「とても下がっている」が12.1%、「下がっている」が30.7%、「どちらかといえば下がっている」が40.5%となり、合計83.3%と大多数が退職への抵抗感が下がっているとわかった。
年代別で退職への抵抗感が下がっている人の割合を見ると、20代が85.3%で最多となり、次いで50代が85.2%、40代が84.2%、30代が79.5%という結果になった。
49.4%が「退職代行に肯定的だが使わない」と回答
退職への抵抗感が下がっていると回答した214人にその理由を聞くと、「次の選択肢や求人が多いから」が46.7%で最多となり、次いで「石の上にも三年の価値観が消えた」が43.0%、「無理をし続けることへリスクを感じる」が39.3%となった。
回答者全体の257人に退職代行についての考えを聞くと、「肯定的に捉えているが、使わない」と回答した人が49.4%で最多となり、以下「否定的に捉えている」が33.9%、「否定的に捉えているが使うかもしれない」が10.1%、「自分が辞める際も選択肢に入る」が6.6%と続いた。
27.6%が「入社1年以内」に退職を検討する可能性あり
回答者全体の257⼈に退職を検討する可能性がある時期について聞くと、「入社1年以内」が27.6%で最多となり、以下「入社半年以内」が20.2%、「入社3ヶ月以内」が16.3%と続いた。また、自身の退職に影響を及ぼすことを聞くと、「経済(物価高と給与の関係)」「人間関係(尊敬する同僚の有無)」が同率で55.6%となり、次いで「自分の将来(数年後の市場価値)」が54.9%となった。
「現在退職を検討中」は30代が38.5%で最多
回答者全体の257人に、現在、退職を検討しているかを聞くと、26.5%が「検討している」と回答した。年代別で退職を検討している人の割合を見ると、30代が38.5%で最多となり、次いで20代が27.9%、40代が19.3%、50代が14.8%という結果になった。
77.5%が「同僚が退職した後に自身の退職意欲が上がった」と回答
回答者全体の257人に、同僚が退職した後の自身の退職意欲を聞くと、「とても上がる」(5.9%)、「上がる」(11.7%)、「どちらかといえば上がる」(59.9%)を合わせて、77.5%が同僚が退職した後に自身の退職意欲が上がるとわかった。
また、会社への残留に不安を感じるかを聞くと、「とても感じる」(12.5%)、「感じる」(20.5%)、「どちらかといえば感じる」(33.1%)を合わせて、66.1%が会社への残留に不安を感じるとわかった。
56.4%が育休・休職明けの退職に「賛成」
回答者全体の257人に、退職者が出る際に感じることを聞くと、「次のキャリアを応援したい」が47.1%で最多となり、次いで「業務量の増加による疲弊がある」が43.2%、「取り残されたという孤独感を抱く」が26.1%となった。また、育休・休職明けの退職への賛否を聞くと、「とても賛成」(5.2%)、「賛成」(17.1%)、「どちらかといえば賛成」(34.2%)を合わせて、56.5%が賛成しているとわかった。
育休・休職明けの退職に賛成の理由は「両立の困難さは復職後にわかる」
育休・休職明けの退職に賛成と回答した145人にその理由を聞くと、「両立の困難さは復職後にわかる」が63.4%で最多となり、次いで「無理な復職は負担が大きい」が49.0%、「個人の幸せを優先した方がいい」が47.6%となった。
一方で反対と回答した112人に、その理由を聞くと、「復帰後の即退職は不公平を生む」が54.5%で最多となり、次いで「休職者への偏見を助長する」が47.3%、「職場や会社への恩返しが必要」が36.6%となった。
早期離職や退職への心理ハードルに関するコメントを自由回答形式で求めたところ、以下のようなコメントが寄せられた。
・入社前に聞いていた労働条件や環境と異なったので、入社後短い期間で辞めたことがある
・初人給の遅配があり話し合いをしたものの、納得した説明がされず信頼出来なくなりすぐに辞めた
・誰でもできるような業務を任され、これを定年まで続けることに不安を感じたため、早々に退職した
・尊敬していた先輩の退職は残念だが、退職者が増えているので、退職へのハードルは低くなった
・どの業界も人手不足で転職先が見つかりやすいため、退職のハードルが下がっていると思う
<調査概要>
調査対象者:現在就業中のJobQ Town(ジョブキュータウン)登録者
調査条件 :全国/男女/20~50代
調査期間 :2026年2月18日〜2月24日
有効回答数:257人
調査方法 :インターネット調査
出典元:Job総研
構成/こじへい







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