小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

災害時、避難所へ行くべき?家にとどまるべき?知っておきたい「在宅避難」という考え方

2026.03.03

災害時の在宅避難について考えておこう

多くの自治体では、災害時の在宅避難が推奨されている。もちろん、自宅が破損しておらず、避難場所として機能する前提だが、いくつかのメリットがある。

1. 住み慣れた環境で家族やペットと過ごせる
2. 避難所では得られないプライバシーが守れる
3. 災害時にもっとも困るトイレ事情をクリアしやすい
4. 避難所とは違い感染症のリスクが低減する
5. 避難生活のストレスを軽減できる
6. 起床時間、消灯時間など生活のリズムがコントロールしやすい
7. 備蓄品があれば普段の生活に近い避難生活が送れる可能性がある

などである。とくに愛犬、愛猫などのペットと暮らしている人は、在宅避難のメリットが大きくなる(避難所にペットとの”同行避難”できない場合を含む)。

一方で・・・・。

1. 非常用トイレや食料、カセットコンロ、カセットボンベ、電池などの十分な備蓄が必要
2. 避難所で得られる情報が届きにくく、生活面、情報面で孤立する可能性がある
3. マンションの高層階などでは移動が大変になる(エレベーターが使えない場合)
4. 避難所で受け取れる支援物資を入手しにくくなる

といったデメリットもありそうだ。

ある自治体では「避難所で利用者登録をすることで、在宅避難者など避難所以外の場所に滞在する人も、水・食料・物資の提供や生活再建の情報提供など必要な支援を受けることができます。在宅避難者など避難所以外の場所に滞在する人も避難所の運営に主体的に参画しましょう」とあり、在宅避難中でも、避難所を訪れることで物資、情報を得られることも覚えておきたい。※物資の搬送用にカート、カゴ付き自転車などがあると便利だ。

在宅避難に適さない状況とは?

もちろん、

1. 自宅の破損が大きく在宅避難場所として適さない可能性がある
2. 窓などの破損によって防犯上の不安がある
3. 自治体からの避難指示があった場合
4. 周辺地域に火災が発生し延焼の危険がある、土砂災害や津波被害の危険性がある

などの場合は、なにをさておき、避難所、または親戚、知人宅への避難を検討すべきである。

災害時、最善の避難場所となりうる自宅での在宅避難ができるのは、以下のケースになる。

1. 自宅の損壊が少ない場合
2. 同規模の地震がきても自宅の倒壊の危険がないとき
3. 近隣に火災や土砂災害、津波などの危険性がないとき
4. 生活の大きな支障がないとき
5. ハザードマップによって安全が確保されているとき

ここで内閣府による首都直下地震等による東京の被害想定から各ライフラインの復旧目標日数を紹介すると、電気で6日、上水道で30日、ガス(都市ガス)で55日となっている。つまり、インフラの復旧は、電気 → 水道 → ガスの順番となるようだ(あくまで想定)。とある自治体のライフラインの完全復旧のめやすでは、電気2週間、上下水道1か月以上、ガス1か月、通信2週間・・・・という、さらなる完全復旧の遅れも見込まれるのである。通信関連では、電話がつながらなくても、メール、SNS、LINEはつながりやすくなっていたとの報告もある(東日本大震災において)。

そこで、そうしたライフラインの復旧の目安から、在宅避難時、どんなものを用意、備蓄しておけばいいかは、完全復旧までの時間が長い順番では、ガス、上下水道、それに伴うトイレ、電気についてどうするか、ということになる。それぞれの項目で、どんな用意、備蓄が必要かは、長文になるので、このあと、後編にてお伝えしたい。

在宅避難では愛車の車内非難も合わせ技として可能になる

そこでは在宅避難が可能という前提の上で、「在宅避難×愛車の車中避難」・・・という合わせ技も紹介する。車内はエアコン、ラジオ、USBポートなどが備わり、涼むことも暖を取ることも、ラジオで情報を収集することも、スマートフォンを充電することもでき、車種によってはシートをフラット化して横になることも、電動車ならAC100V/1500Wコンセントを活用することも可能となるからだ。

避難所に同伴避難(同室避難)できないケースがほとんどの、ペットと暮らしている人の避難も、安心してペットと過ごせる「在宅避難×愛車の車中避難」という合わせ技は強い味方になりうるだろう。そのために、ペットフードやペットシートなどの備蓄が欠かせないのはもちろんだ。※知り合い宅などへの避難も考慮したい。

後編に続く

文/青山尚暉(防災研究家)

避難所の防災訓練に参加してみてわかった、災害時に本当に必要なもの

防災訓練で避難所開設に立ち合って感じたこと 先日、地域の防災訓練に参加した。実際に学校の体育館に集まり、避難所の開設に立ち会うとともに、体育館の床の上で数時間を…

プロミュージシャンからいきなり自動車専門誌の編集者を経験した後、モータージャーナリストに。新車試乗記や自動車関連コラム、防災記事などを幅広い媒体で執筆。クルマのパッケージング、洗車”オタク”でもある。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動。愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿厳選紹介、ドッグフレンドリーカー選びについて多方面で情報発信中。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」(リヨン社刊)、「すごい海外旅行術」(講談社刊)、「愛犬と乗るクルマ」(交通タイムス社刊)など。輸入車の純正ペットアクセサリーの開発にも携わっている。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~。現在は小学館DIME推薦)。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2026年2月16日(月) 発売

DIME最新号は「"テスタ×ChatGPT"AI投資入門」&「龍が如く 20周年記念特集」の2本立て!AIが導く銘柄選びと売買タイミングの最前線、異色の人気作の進化と最新作の核心に総力特集で迫る、"相場"と"物語"の次なる一手が読み解ける一冊!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。