DAYS360関数は1年を360日とみなして日数を計算する関数である。米国方式とヨーロッパ方式で計算が行える。1年を360日とみなす計算方法は、利息の計算など投資分野で多く使われている。
目次
ExcelのDAYS360関数の使い方が分からないという方もいるのではないだろうか。DAYS360関数は1年を360日とみなして日数計算を行う関数である。
本記事ではDAYS360関数の使い方について解説する。米国方式とヨーロッパ方式の違いや、「なぜ365日ではなく360日なのか」についてもまとめた。
DAYS360関数とは?

DAYS360関数は1年を360日とみなして日数を計算できる関数である。
たとえば、「2026年1月1日から2026年6月30日までの日数を求める」ということが可能だ。ただし、「365日ではなく360日とみなして計算する」のがポイント。
そのため、実際の日数とは異なる結果を返すことになる。
■DAYS360関数の構文
DAYS360関数の構文は次の通り。
- =DAYS360({開始日},{終了日},{方式})
{開始日}と{終了日}は必ず指定する必要がある。{方式}はオプションであり、省略可能だ。
{方式}では米国方式 or ヨーロッパ方式を選択する。「FALSE」あるいは引数を省略した場合は米国方式、「TRUE」の場合はヨーロッパ方式で計算する。
■米国方式とヨーロッパ方式の違い
1年を360日として計算する方法には、米国方式とヨーロッパ方式の2つがある。
米国方式の計算方法は次のとおり。
- {開始日}が月末 の場合、「30日」とする
- {終了日}が月末で{開始日}が同月の30日よりも前の場合、{終了日}は「翌月の1日」とする
- {終了日}が月末で{開始日}が同月の30日よりも前ではない場合、{終了日}は「30日」とする
たとえば、開始日が1/31の場合は1/30とみなして計算する。
終了日が1/31、開始日が1/24や1/13などの場合は、終了日を2/1とみなして計算する。
一方で、ヨーロッパ方式の計算方法は次のとおり。
- {開始日}または{終了日}が「31日」である場合、「30日」とする
たとえば、終了日が1/31、開始日が1/24や1/13などの場合は、終了日を1/30とみなす。(ヨーロッパ方式の方が1日減ることになる)
このように、計算方式によって結果にズレが生じる。
■どうして365日ではなく360日なの?
1年を360日とみなして計算する方法は、至る所で使われている。
たとえば、利息の計算や債券価格を計算する場合は、1年を360日とする場合が多い。このような投資分野の計算を行う場合において、DAYS360関数は活躍する。
DAYS360関数の基本的な使い方

DAYS360関数の基本的な使い方を紹介しよう。
次の2つのやり方を順番に見ていく。
- 米国方式で計算する
- ヨーロッパ方式で計算する
■1.米国方式で計算する
まず、米国方式で計算する方法を解説する。
以下では「=DAYS360(“2024/12/31″,”2025/12/31”)」としている
{開始日}は「2024/12/31」、{終了日}は「2025/12/31」である。

実行すると「360」と表示された。

今度は「=DAYS360(“2025/1/1″,”2025/1/31”)」としている。
1/1〜1/31までの日数を米国方式で求める。

実行すると「30」になった。
米国方式で計算する場合、終了日は「2025/2/1」に変わる。終了日が月末の場合に「翌月の1日」とみなすためだ。よって、日数は「30」になる。

■2.ヨーロッパ方式で計算する
続いて、ヨーロッパ方式で計算する方法を紹介する。
以下では「=DAYS360(“2024/12/31″,”2025/12/31”,TRUE)」としている。
3つ目の引数に「TRUE」を入れることで、ヨーロッパ方式に変わる。

実行すると「360」になる。米国方式もヨーロッパ方式も1年は360日だ。

今度は「=DAYS360(“2025/1/1″,”2025/1/31”,TRUE)」とする。

実行すると「29」になる。
ヨーロッパ方式で計算する場合、終了日が「2025/1/30」になる。よって米国方式よりも、数値が「1」だけ小さくなる。

DAYS360関数の実用例

DAYS360関数は利息の計算に用いられることもある。
たとえば、1/1に銀行に10万円を預けたとする。この銀行の年利は1%である。つまり、1年で1,000円増えるということになる(100,000円*1%=1,000円)。
ただ、1年ではなく「1ヶ月ごとにいくら増えるか」が知りたい。この場合にDAYS360関数が使える。
以下では「=$B$1*$B$2*DAYS360($B$3,A6)/360」としている。
DAYS360関数で、1年を360日とみなして、1/1から1/31までの日数を計算する。日数×預けた金額×年利の計算を行い、360で割ることで、1ヶ月の利息が分かる。

実行すると「83」と表示された。1/31の段階では利息は約83円になると分かる。

他の行にも反映させると次のようになる。12/31には、利息は「1,000」円になる。








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