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ExcelのMINIFS関数を使って条件付きで最小値を求める方法を実務的な活用例で解説

2026.03.30

MINIFS関数とは、指定条件に合うデータの最小値を返す関数である。条件付き集計を簡潔に実行できるメリットがある。Excel2019以降あるいはMicrosoft365で使用が可能だ。

Excelの売上管理や在庫管理をしていると、「特定の条件に当てはまるデータの中で、最も小さい数値を知りたい」という場面に遭遇することがある。

たとえば「担当者別の最小売上」「商品別の最小在庫数」などである。こうした分析を手作業で行うと時間がかかり、ミスも起こりやすい。そこで活躍するのがMINIFS関数である。

本記事では、MINIFS関数の基本から実務的な活用例までを、具体的な表を用いて解説する。

MINIFS関数とは何か

MINIFS関数の役割を正しく理解することが、使いこなしへの第一歩である。まずは基本的な機能と、従来のMIN関数との違いを整理する。

■MINIFS関数の基本的な役割

MINIFS関数は「指定した条件に合致するデータの中から最小値を求める関数」である。Excel2019以降のバージョンとMicrosoft365で利用できる。

商品名と担当者の売上表の画面

この表から「担当者が田中のときの最小売上」を求めることができるのがMINIFS関数である。

■MIN関数との違い

MIN関数を用いた場合には純に範囲内の最小値を求めることを示す画面

MIN関数は単純に範囲内の最小値を求める関数である。条件指定はできない。

違いを整理すると次の通りである。

  • MIN関数:範囲全体の最小値
  • MINIFS関数:条件に合うデータの最小値

従来は「MIN(IF(条件,範囲))」のような配列数式で対応していたが、MINIFS関数により式が簡潔になった点が大きな利点である。

■基本構文

MINIFS関数の基本構文を示した画面

MINIFS関数の書式は次の通りである。

=MINIFS(最小値範囲, 条件範囲1, 条件1, 条件範囲2, 条件2…)

各引数の意味は以下である。

  • 最小値範囲:最小値を求める対象範囲
  • 条件範囲:条件を判定する範囲
  • 条件:判定する値

注意点として、最小値範囲と条件範囲の行数・列数は一致していなければならない。

単一条件で最小値を求める方法

まずはもっとも基本となる単一条件の使い方を確認する。

■担当者別の最小売上を求める例

MINIFS関数を用いて担当者が「佐藤」の最小売上を求める画面

先ほどの表を使い、担当者が「佐藤」の最小売上を求める。

手順は以下である。

  1. 最小値範囲に売上列を指定
  2. 条件範囲に担当者列を指定
  3. 条件に「佐藤」と入力

数式は次の通りである。

=MINIFS(C2:C6, B2:B6, “佐藤”)

結果は「95」と表示される。

このように、条件を変えるだけで対象データを柔軟に切り替えられる点が大きな利点である。

複数条件を指定する方法

実務では複数条件を組み合わせる場面が多い。MINIFS関数は条件を追加するだけで対応可能である。

■商品×担当者で最小値を求める

「商品Aかつ担当者が田中」の最小売上を求める例を示す。

MINIFS関数を用いて「商品Aかつ担当者が田中」の最小売上を求める画面

手順は次の通りである。

・最小値範囲に売上列を指定

・条件範囲1に商品名列を指定

・条件1に「商品A」と入力

・条件範囲2に担当者列を指定

・条件2に「田中」と入力

数式は以下である。

=MINIFS(C2:C6, A2:A6, “商品A”, B2:B6, “田中”)

結果は「80」となる。

MINIFS関数の条件はAND条件である。つまり、すべての条件を満たすデータのみが対象になる。

■ワイルドカードの活用

文字列条件ではワイルドカードも利用できる。

・「東京」のように部分一致検索が可能

・支店名や商品名が長い場合に便利

部分一致で条件を柔軟に設定できる点も実務で重宝する。

実務での活用例

ここからは業務での具体的な使い方を紹介する。

■在庫管理での活用

次のような在庫表を考える。

商品Aと商品Bの在庫表の画面

「商品Aの最小在庫数」を求めるには次の式を用いる。

=MINIFS(B2:B5, A2:A5, “商品A”)

MINIFS関数を用いて「商品Aの最小在庫数」を求める画面

結果は「5」である。

この数値をもとに、

・一定数以下なら発注

・安全在庫の確認

・倉庫間比較

といった判断材料にできる。

■評価管理への応用

社員評価データから「部署別の最低評価」を抽出することも可能である。

MINIFS関数とMATCH関数・INDEX関数を組み合わせて、社員評価データから「部署別の最低評価」を抽出する画面
  1. MINIFSで営業部の最小評価「1」を取得
  2. MATCHでその評価がある行番号を取得
  3. INDEXで氏名列から該当者を抽出

その他の活用例として以下のようなものが考えられる。

  • 品質検査での最低合格点抽出
  • 取引先別の最小利益率確認
  • 日別データの最小値分析

条件付きで最小値を取り出せることで、問題箇所の発見が容易になる。

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