DIME4月号では「テスタ×ChatGPT AI投資入門2026」と題して、AIを投資に今、注目のAIを投資活用するノウハウを徹底特集!
利益100億円超の投資家・テスタさんは、本誌の連載でたびたび「AI」について触れてきた。普通の人なら「AIが人間の生活を脅かすかもしれない」と考えるだろう。だが、テスタさんは違う。
「僕のAIができたら、僕と2馬力で2倍稼げるようになりますね」惜しくも2026年1月現在で「AIテスタ」はまだできていない。だが、天才投資家から思考を学び、AIを使って活用・実践することは今からでもできる。
ChatGPTに未来予知は難しいが、投資判断のミスを未然に防いだり、事前に計画の相談をするための〝壁打ち相手〟としては優秀だ。まずは全体像を解説していこう。
AIを「予言者」ではなく「相談相手」として活用すべし
まず前提として、AIにお金を預けると勝手に増やしてくれるといったことは2026年現在においてない。また「明日上がる株は?」と尋ねても、正確には答えられない。株価が動くのは、「未来」に発表される業績や新サービス情報など複数の情報が複雑に絡み合った結果である一方で、AIが学習しているデータは「過去」のものにすぎないからだ。
では、投資においてAIはどのような真価を発揮するかといえば、予言者としてではなく、過去や現在の情報を未来に生かすための「相談相手」としての能力にある。生成AIの仕組みに詳しいAlgom
atic・CEOの大野峻典さんは、「AIは未来予知ができる占い師ではありませんが、人間には不可能なスピードで膨大な量の決算資料を読み込み、事象と事象とをつなげ、論理的な投資シナリオを組み立てる推論能力があります」と解説する。
「この『圧倒的な処理能力』と『論理的推論力』こそが、AIの武器なのです。例えばAという経済ニュースが起きた時、それがBという業界にどう波及するか。推論を高速で行なっているのです。
また、人間は『買いたい』と思うと、自分に都合の良い情報ばかりを集める『確証バイアス』があります。だからこそ、あえてAIに『悪魔の代弁者』として、『私はこの株を買いたいが、あえて暴落するシナリオを論理的に挙げて』と指示するのです」
自分の仮説の死角をAIに冷徹に指摘させ、感情に流されない意思決定が可能になるかもしれない。本パートでは、ポートフォリオ分析や決算書などの読み解きなどといった、意思決定に必要な、AI活用法を解説する。
肝に銘じておきたいのは、AIはあくまで判断材料を提供する〝黒子〟にすぎないこと。最終的な投資実行の責任は全て、投資家本人にある。
「AIとの対話を通じて『なぜその株を買うのか』という言語化を繰り返すこと。それこそが投資家としての実力を底上げし、資産形成の成功確率を高める最短ルートでもあります」
これからの時代において、AIを使わない投資は、〝海図を持たずに航海に出る〟に等しいかもしれない。最強の投資参謀として、存分に活用しよう。

Algomatic 代表取締役CEO
大野峻典さん
東京大学工学部卒。在学中の機械学習の研究経験より同社を設立し、法人向け生成AI導入支援や、『アポドリ』などのサービス開発を行なう。
AIは株価の占い師ではなく、投資参謀として機能する
投資パートナーとして壁打ちは良

膨大なデータの高速処理と論理的な推論がAIの真価なので「見落としているリスクはないか」「論理に飛躍はないか」と問うのが正解だ。客観的な壁打ちで、独りよがりな判断(確証バイアス)を防ぎ、投資勝率を高める。
価格を〝占う〟使い方は悪手

AIの出力は過去のデータから統計的に算出しているので予言能力はなく、「来週いくらになる?」と聞くのはNGだ。AIは時折、もっともらしい嘘をつく(ハルシネーション)ため、予想を鵜呑みにするのは極めて危険だ。
よく似てるけど全く異質!
「ロボアド」と「生成AI投資」の違いとは

ロボアドは運用の全てを、アルゴリズムにお任せする仕組みで、手間がかからない分、自身の投資スキルは全くと言っていいほど上がらない。生成AI投資は、AIを専属の参謀として使う能動的なスタイルである。膨大なデータの分析や客観的な壁打ちをAIに求めつつ、最終的な投資判断は人間が下す。AIとの対話を通じ「なぜその株を買うのか」という根拠を強化し、投資家としての実力を底上げしてくれる。
初心者でもわかる!ChatGPTで「株の売り時」を見極める方法
発売中のDIME4月号では「テスタ×ChatGPT AI投資入門2026」と題して、AIを投資に今、注目のAIを投資活用するノウハウを徹底特集! 投資を続ける…
投資でAIを使い倒す!
「4つの機能」と「使うサイクル」を理解しよう

AIが得意とする情報整理や分析が投資に生きる場面

人間が読むには数時間かかる膨大なテキストデータを、数秒で要約・構造化して出力してくれる。英語の一次情報(FRB議事録など)の翻訳・要約や、決算説明会の動画内容のテキスト化などもできる。

整理された情報を基に、論理的な推論を行なう。金利上昇が不動産セクターに与える影響は?といったシナリオ分析や、ポートフォリオのリスク計算など、答えのない問いに対する壁打ちや示唆を出す。
取材・文/久我吉史 図版作成/山口絵美(asterisk-agency) 編集/千葉康永
DIME4月号「テスタ×ChatGPT」をチェック!
2月16日発売の雑誌『DIME』4月号では、資産運用における最強のパートナーとしても注目の「生成AI」を使い倒すためのノウハウを凝縮した大特集「テスタ × ChatGPT AI投資入門2026」を展開しています。ぜひ書店にてお買い求めください。

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