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仕組み、書式、活用シーンを解説!ExcelのAGGREGATE関数を使って集計作業を効率化する方法

2026.03.27

AGGREGATE関数とは、複数の集計処理を1つで実行できる関数。合計・平均・最大・最小などを番号で切替て用いる。SUMやAVERAGEでは難しい処理を簡潔に実現できる点が強みである。

Excelで集計作業を行っていると、「エラーが混じって計算できない」「フィルター後のデータだけを集計したい」といった問題に直面することが多い。そのような実務上の悩みをまとめて解決できるのが AGGREGATE関数 である。

本記事では、AGGREGATE関数の仕組みから書式、実務での具体的な活用シーンまでを順を追って解説する。

AGGREGATE関数とは何か

AGGREGATE関数は、Excelに用意されている集計関数の一つであり、複数の集計処理を1つの関数で実行できる 点が大きな特徴である。

■AGGREGATE関数の基本的な役割

AGGREGATE(アグリゲート)とは「集計・統合」を意味する言葉である。ExcelにおけるAGGREGATE関数は、以下のような役割を持つ。

  • 合計、平均、最大値、最小値などの集計を1つの関数で切り替えられる
  • エラー値を無視して集計できる
  • 非表示行(フィルターで隠れた行)を除外できる

単なるSUMやAVERAGEの代替ではなく、実務向けに拡張された集計関数 と理解すると分かりやすい。

■SUM関数やAVERAGE関数との違い

SUMやAVERAGEはシンプルで使いやすいが、次のような弱点がある。

  • 範囲内にエラーが1つでもあると計算できない
  • フィルター後の表示データだけを集計できない

AGGREGATE関数は、これらの弱点を補う形で設計されている。そのため、データ量が多い実務ほど真価を発揮する。

AGGREGATE関数の仕組み

AGGREGATE関数を正しく使うには、「集計方法」と「オプション」という2つの考え方を理解する必要がある。

■集計方法を番号で指定する

AGGREGATE関数では、集計内容を番号で指定する。代表的なものは次のとおりである。

  • 1:AVERAGE(平均)
  • 2:COUNT(数値の個数)
  • 4:MAX(最大値)
  • 5:MIN(最小値)
  • 9:SUM(合計)
  • 14:LARGE(大きい順からk番目)

■オプション指定による挙動の制御

AGGREGATE関数の最大の特徴が「オプション」である。オプションを指定することで、次のような制御ができる。

  • エラー値を無視する
  • 非表示行を無視する
  • SUBTOTALやAGGREGATEを二重に計算しない

AGGREGATE関数の書式と引数の考え方

ここでは、AGGREGATE関数の基本書式と引数を解説しよう。

■基本書式と各引数の意味

AGGREGATE関数の基本書式を示した画面

AGGREGATE関数の基本書式は以下のとおりである。

=AGGREGATE(集計方法, オプション, 範囲, [k])

  • 集計方法:実行したい集計内容を番号で指定
  • オプション:エラーや非表示行の扱いを指定
  • 範囲:集計対象のセル範囲
  • k:LARGEやSMALLを使う場合のみ指定

■k引数が必要になるケース

k引数は、順位を扱う集計方法で使用する。

  • LARGE:大きい順からk番目
  • SMALL:小さい順からk番目

実務で使えるAGGREGATE関数の活用シーン

ここからは、実際の業務で使いやすい代表的な活用例を紹介する。

■エラー値を無視して合計を出す

次のような売上表を想定する。

売上表の画面

SUM関数ではエラーが発生するが、AGGREGATE関数なら問題ない。

AGGREGATE関数を用いると、エラーを含む計算も問題なくできる画面

=AGGREGATE(9,6,D2:D5)

  • 使用する集計方法:9(SUM)
  • オプション:6(エラー値を無視)

エラーを含むデータでも、安全に合計を算出できる。

■フィルター後の表示データのみを集計する

次のような表にフィルターをかけ、特定の商品だけを表示したい場合を考える。

売上表の画面

えんぴつだけの売上を集計したい場合に、フィルターをかけてえんぴつの行だけを表示する。

フィルターをかけてえんぴつの行だけを表示した画面

この状態で表示行のみを集計したい場合

フィルターをかけた表の集計もそのままできることを示す画面

=AGGREGATE(9,5,D2:D6)

  • 集計方法:9(SUM)
  • オプション:5(非表示行を無視)

フィルター操作と連動して集計結果が変わるため、分析作業が効率化される。

■最大値・最小値を安全に取得する

エラーが混在するデータで最大値を取得したい場合もAGGREGATE関数が有効である。

  • 最大値:集計方法 4
  • 最小値:集計方法 5
  • オプション:6(エラー値を無視)

MAXやMINが使えない場面でも、安定した結果が得られる。

■順位データを取得する

売上の上位のデータを取得したい場合は、LARGEを使う。

1位の売上をAGGREGATE関数を使って表示する画面

=AGGREGATE(14,6,B2:B7,1)

  • 集計方法:14(LARGE)
  • k:順位(1、2、3など)

順位ごとの数値を簡単に抽出でき、ランキング作成にも向いている。

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