証明写真機で掴んだ無人ビジネスの極意を生搾りジュースに注ぎ込む
ME Group Japanが展開する生搾りジュース自販機はオレンジだけではない。
こちらの「Feed ME Apple」は1杯に2~3個の生のアップルをまるごと使用。約60秒で濃厚な果汁100%のアップルジュースが楽しめる。
新鮮なフルーツの生搾りジュースをいつでも気軽に楽しめる自販機はかなり画期的だが、売れるポイントは設置場所にある。
中でも一番売れ行きが良いのは、どんなスポットなのか?
「やはり人通りの多い原宿、池袋、渋谷などの駅周辺、流行に敏感な層が集まるエリアや京都、宮島、沖縄などの観光地です。観光地においては海外からのインバウンドのお客様も利用が多くなっています」
「最高販売数は多い場所では1日100杯以上出ることもあり、補充が追いつかないほどご好評をいただくこともあります」
この売上を実現しているのは、自販機そのものの魅力はもちろん、証明写真機事業で培ったノウハウがあってこそ。
実際のところ、証明写真機事業の経験はどのように役立っているのか?
「証明写真機事業のノウハウこそ、弊社の最大の強みであり成功の鍵でもあります。ポイントは大きく2点あります。一つは、『オペレーション網』。日本全国に設置した証明写真機を維持管理するためのメンテナンス網とスタッフ(ルートマン)が既に存在していたため、スムーズに展開・管理が可能でした」
「2つ目は『ロケーション開拓力』。商業施設や駅、スーパーマーケットなど、長年のお付き合いがある地権者様との信頼関係があったため、「ME Groupがやるなら」と好条件な場所に設置させていただくことができました」
――設置場所を決めるときのポイントは?
「単に人通りが多い場所や駅のコンコースのような移動速度が速い場所よりも、ショッピングモール、アミューズメント施設、空港、高速道路のSA/PAなどを中心に展開しています」
「特に「休憩中」といったシーンを始め、旅行のような特別なシチュエーション、自分へのご褒美として利用していただけるロケーションを選定しています」
そんな生搾りジュース自販機、なんと2年で約10億円を稼いだという実績も。
ヒットの要因をどう分析しているのか?
「ヒットの理由は、新鮮な生搾りオレンジジュースが自動販売機で飲める、生搾りの工程が見えるという斬新さと、想像以上のおいしさ、健康によいというイメージにあると考えています」
「また、生搾りジュースは市販されている濃縮還元のジュースとは違い、無添加にこだわっている点も評価されていると感じます」
自販機大国の日本において新たな風を感じさせる生搾りジュース自販機。SNS映えするPOPなデザインと生搾りのLIVE感に存在する無人ビジネスのさらなる可能性。
果たして、これからの飛躍にも期待が高まる。
「今後も「とれたてのおいしさ」を提供するために特にアップルジュースにおける市場の展開を考えています。また、ME Group Japanは証明写真機にエンターテインメント性を加えたプリントシール機の事業もあり、今後はこちらの事業の拡大も考えております」
最後に企業としての展望を伺った。
「ME Group JapanのMEは“Making Easy”の略でコーポレートスローガンにもなっています。「自動サービス機を通じて人々の生活をより便利に豊かにする企業」を目指し、証明写真機で培った技術とネットワークを基盤に、今回の生搾りジュースのような「ウェルネス・フード」分野に力を注いでいきたいと思っています」
「また、それ以外の生活サービス分野においても、無人化・自動化のソリューションを提供し、日本社会の課題解決や利便性向上、エンターテインメント性の向上に貢献していきたいと考えています」
取材協力
ME Group Japan 株式会社
Feed ME Orange Instagram @feed_me_orange
文/太田ポーシャ
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