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社長が毎日食べてるってホント!?50年たっても味が変わらない「ペヤング」の秘密

2026.02.11

まるか食品が製造する『ペヤング ソースやきそば』。1975年3月13日に発売されて以来、圧倒的な支持を獲得しつづけ、2025年に50周年を迎えた〝カップやきそば界のレジェンド〟だ。

伝説はどのようにつむがれたのだろうか。『ペヤング ソースやきそば』の誕生ストーリーや、50年間守り抜いてきたことなどについて、製品開発を担当する小林幸正さんに伺った。

四角い顔の『ペヤング ソースやきそば』はお祭りの屋台から着想

『ペヤング ソースやきそば』が誕生した1970年代は、世界初のカップ麺(日清『カップヌードル』1973年発売)が発売されるなど、インスタントラーメンのブームが日本全国を席巻した時代だ。湯切りタイプの即席カップ焼きそばが誕生したのも、ちょうどこの頃。ほかのメーカーが商品化し、まるか食品の挑戦は後発となった。にもかかわらず、大ヒットしたのはどうしてだろうか。

「当時は〝後追い〟だからこそ弊社ならではの特徴を際立たせたいという熱い思いがあり、様々な試みに挑戦していったようです。そのことが功を奏したと思います」(小林さん)

当時としては画期的といえる業界初の仕様を盛り込み、満を持して市場に投入された『ペヤング ソース焼きそば』。中でも、世界初となる〝四角い容器〟は、当時の社長のアイデアから生まれたという。

「まるか食品・二代目社長(丸橋善一氏)が地元のお祭りに足を運んだ時、屋台の焼きそばが盛られた発泡スチロールの器を見てひらめきました。発泡スチロールのようにやや長方形のフォルムは、片手で持つのにも湯切りをするのにも向いていて、ソースも混ぜやすく、段ボールにキチッと収まって輸送の効率もアップするなど、様々なメリットがあることに気づいたと言われています」(小林さん)

ペヤング(ペア+ヤングの造語)という商品名にあるように〝若者が恋人同士で一緒に食べられる、親しみやすいカップ焼きそば〟というコンセプトに開発者が強くこだわったことも、大ヒットにつながる要因のひとつといわれている。後年、絶対にひとりで食べてはいけないと銘打った『ペヤング 超超超超超超大盛やきそばペタマックス』などをリリースするように、腹を満たすだけではない楽しみと喜びが、ペヤングシリーズの根底に流れているのだ。

業界初の液体ソースを導入!〝ペヤングらしい生きたソース〟が市場の胃袋を席巻

今では当たり前に思える即席カップ焼きそばの液体ソースも『ペヤング ソースやきそば』が業界で初めて導入した。「初めて」のことには常にトライ&エラーの苦労がつきまとうもの。どうしてわざわざ粉末ではなく液体にこだわったのだろうか。

「生き生きとした味と、麺に混ぜた時に立ち上がる食欲をそそるソースの香りを、どうしても実現したいという強い信念があったから、液体ソースにチャレンジしたと聞いています。ただし、液体ソースを小包装にすれば液漏れが発生したり、賞味期限が短くなってしまったりと、悩ましい問題が山ほどあったそうです。包装の方法や材質について検討を重ねるなど、長い時間をかけて課題をクリアしたと言われています」(小林さん)

1970年代のカップ麺はコストや技術の制約もあって粉末ソースが主流だったが、1980年代に入ってからは液体ソースの導入が増えていったという。『ペヤング ソースやきそば』の影響力がいかに強かったのかがわかるだろう。

発売から50年。時代にあわせて変化させたことと頑なに守り続けてきたこと

50年の歴史を持つロングセラーともなると、原料が手に入りにくくなったり、市場の嗜好が変化したりすることで、何らかの仕様変更を余儀なくされてしまうことも多いはず。しかし『ペヤング ソースやきそば』に限っては、味を一切変えておらず、四角いフォルムもそのままだ。

「麺、ソース、トッピングの具材については、原料の置き換えこそ発生していますが、発売当時そのままの味を守り続けています。どうしても原料を変えざるを得ない場合には、味が変化していないかどうか入念にチェックし、何度も試作を重ねます。納得のいく完成度に到達させるまでにはかなりの時間がかかるので、使用する原料は数年先まで確保しているんです。現状の原料が使えないとわかった段階で、別のもので同じ味が出せるよう、すぐに研究を始めます。『ペヤング ソースやきそば』は、味が命ですからね。それを守り続ける努力は一切惜しみません」(小林さん)

『ペヤング ソースやきそば』の顔といえる容器のフォルムとロゴなどのデザインもほぼ同じではあるものの、2015年以降には、かぶせるタイプのプラスチック蓋からシール蓋に変更。密閉性をより高めるとともに、使い勝手を向上させたという。

「プラスチック蓋の時代は、湯切りの際に蓋が外れて麺がこぼれ落ちやすいといった声をいただいていました。シール蓋への変更によって『湯切りがしやすい』という声が寄せられるようになったんです。変更当初は、長年の愛好家の方々から〝この蓋はペヤングっぽくない!〟という声を寄せられることもありましたが、最近はほとんどなくなりましたね」(小林さん)

なお、パッケージを新しくしたのは、工場を全面改装したタイミング。新工場では、厚労省が義務付けている衛生管理手法「HACCP(ハサップ)」よりも高度な国際食品安全規格である「FSSC22000」を取得。国内最高レベルの食の安全性を確保した。

社長も重役も毎日ペヤング。久しぶりに食べた人をガッカリさせない唯一無二のロングセラー

香ばしくてさっぱりとしたウスターソースと、ラードで揚げたコクのある麺による〝おいしいコラボレーション〟は『ペヤング ソースやきそば』だからこそ満喫できる味わい。見た目から想像するよりも実はくどくないから、大盛りバージョンだってペロッと食べきれてしまう。

「現在の製造現場では、麺の酸化値やソースの糖度などを常にチェックしています。そのうえで、例えば、冬と夏では材料をミキシングする際に加水する量と時間を変えているほか、麺を揚げる油の温度も季節ごとに最適化するなど、とても細かな調整を行なっています。オーナー(相談役)、社長、取締役員、商品開発部門の担当者を含む総勢10人以上が、毎日欠かさずにペヤングを作って食べて、味を確認しているのもその一環。もし味に違和感を覚えたら、すぐに原因を究明して解決に当たります」(小林さん)

即席カップ焼きそばというジャンクなイメージの分野だが、味に誇りを持ち〝ブレない味〟を50年続けてきた『ペヤング ソースやきそば』。たゆみない努力の継続により、数十年ぶりに食べた人も「あぁ、この味だよね」とホッとする。これぞまさに、ロングセラー。今までも、これからもずっと、不変の味わいを楽しみたい!

取材・文/嶺月香里 編集/田尻健二郎
※写真は、まるか食品のWebサイトのもの

ペヤング公式サイト

『ペヤング ソースやきそば』発売50周年を記念したプレミアムなアイテム『ペヤングBOX』が誕生!

国民から愛され続ける発売50周年の『ペヤング ソースやきそば』と、2026年4月に創刊40周年を迎えるトレンドマガジン『DIME』のコラボが実現した。3980円。

初代のパッケージをステンレス素材によって原寸大で復刻し、発売されることになった。少々マニアックなアイテムだが、高級感のある質感が特徴で、マルチな用途に使えるボックスとして開発。食品衛生法に適合した素材なので、弁当箱として食品を収容できるだけでなく、実際に『ペヤング ソースやきそば』の中身を入れて食べることも可能だ。

また、キャンプ飯の取り皿として活用したり、工具やパーツ、各種アクセサリー、さらには日頃から大切にしているアイテムなどを収納するために使ったりすることもできる。フタ部分や側面など本物同様のデザインでパッケージを再現することで、「ペヤング」ファンの感性を刺激する唯一無二のアイテムに仕上げられた。

すでに、SNSで話題になっており、オンライン書店でも人気となっているが、今しか手に入らない超レアなアイテムであることは間違いない。

使い方はあなた次第。現在、以下のオンライン書店で予約受付中。人気商品につき、早々に売り切れる可能性があるので、早めに予約されることをおすすめします。

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