日本の将来を担う人材を数多く輩出する難関大学。そこで学ぶ学生たちは、どんな企業への就職を希望しているのだろうか?
リーディングマークはこのほど、2025年9-11月に就職活動を実施している最上位校生を対象とした「2027年卒 秋冬期 統合版/就職人気企業ランキング」を企画・編集し、上位100社の人気ランキングを発表した。
対象学生は、2027年卒予定の、東京大学、一橋大学、東京科学大学(旧:東京工業大学)、早稲田大学、慶應義塾大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学、九州大学の大学生・大学院生となる。
2027年卒 秋冬期 人気企業ランキング(1位~100位抜粋)
本調査開始以来、初めて「伊藤忠商事」が総合1位を獲得した。以下、2位「三井物産」、3位「三菱商事」、4位「丸紅」、5位「住友商事」、6位「三井不動産」、7位「サントリーホールディングス」、8位「三菱地所」、9位「三菱UFJ銀行」、10位「野村総合研究所」「JR東海」と続いた。
1. 総合商社の支持率が約5%底上げ。盤石なブランド力
今回の調査で最も顕著なのは、総合商社の圧倒的な強さだ。5大商社への得票シェアが前年同期比で約5%上昇(33.5%→38.9%)。
1位の伊藤忠商事を筆頭に、学生の「高い報酬」と「グローバルな活躍」等への欲求を一身に引き受ける結果となった。
2. 「業界」への関心から「No.1ブランド」へ
ランキング上位には、不動産の三井不動産(6位)、食品のサントリーホールディングス(7位)、銀行の三菱UFJ銀行(9位)、コンサル・シンクタンクの野村総合研究所(10位)、運輸のJR東海(10位)、電子・電気機器のソニーグループ(14位)、輸送用機器のトヨタ自動車(21位)、電力の関西電力(24位)、損害保険の東京海上日動火災保険(28位)、広告の電通(29位)など、50業界中18業界のNo.1企業がTOP30位以内に名を連ねている。
学生が「将来の安定」と「市場価値」を担保するために、業界内での確固たる1位企業を選ぶ「業界代表への集中」が鮮明になっている。
3. 不動産・運輸・インフラの躍進
三井不動産(10位→6位)、三菱地所(9位→8位)といったデベロッパー、および日本郵船(30位→21位)、商船三井(51位→23位)といった海運が大きく順位を上げた。
4. コンサル業界は低下局面へ
一方で、かつて上位を独占したコンサルティング業界の得票シェアは25卒22.8%→26卒22.9%→27卒18.1%で推移。高止まりの状態から低下へ転じた。アクセンチュア(14位→42位)、PwCコンサルティング(18位→29位)、デロイト トーマツ コンサルティング(23位→40位)、ボストン コンサルティング グループ(27位→32位)、アビームコンサルティング(37位→47位)、マッキンゼー・アンド・カンパニー(60位→66位)。
30歳時点の希望年収は過去最高の平均933万円。前年度から43万円の大幅増
志望業界別に見ると、不動産・運輸が上昇し、 長らく人気を牽引したコンサル業界が“高止まり”から低下局面へ移行するのが見受けられる。
30歳時の平均希望年収は933万円。前年890万円、前々年度884万円から大幅増で、過去最高水準となった。
学生が企業を選ぶ際に重視する項目について、1位「将来的な高所得の見通し」2位「企業の強い社会的責任感」3位「チャレンジ性のある仕事」は順位に変化なし。一方で「ワークライフバランス」が昨年6位から8位へ後退した。
<「2027年卒 秋冬期 就職人気企業ランキング(9-11月)」調査概要>
1.調査対象 :
・対象学生:2027年卒予定の、東京大学、一橋大学、東京科学大学(旧:東京工業大学)、早稲田大学、慶應義塾大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学、九州大学の大学生・大学院生
2.調査期間 : 2025年9月~2025年11月
3.調査方法 :
・弊社主催の合同説明会、または弊社会員へのWEBアンケートにより回収
・選社企業は、弊社にてリストアップした約400社より学生1人につき第一志望企業群(5 社)を選定
4.有効回答 : 2133名( 男性69.1%、女性30.9%、その他0.0%)
※1 最上位校生:旧帝大(北大、東北大、東大、名大、京大、阪大、九大)、慶大、早大、一橋大、科学大(旧:東工大)、神戸大を指す
※2 キャリアゴール9個の中から重要視している特徴を学生が上限3つを選択。投票数が多いものをランキング化。
出典元:株式会社リーディングマーク
構成/こじへい







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