「仕事が速い人」と「仕事が遅い人」の違いは、才能やセンスではありません。実は、脳の使い方とちょっとした習慣に秘密があるのだとか!?
「要領がいい人」は、マルチタスクをせず、優先順位をつけて一つずつ集中する――そんな脳の本質を理解し、無駄な情報に振り回されない仕組みを持っています。
本記事では、作業療法士・菅原洋平さんの著書『仕事が速い人があたりまえにやっていること 努力に頼らず「すぐやる人」になる40の仕事のコツ』から一部を再編集して紹介。努力に頼らず〝すぐやる人〟になるための40のコツについて、特に重要なポイントを解説します。
やみくもな「すぐやる」はリスク大!「すぐやらない」が正解のケースとは?
この章では、先延ばしをやめ、「すぐやる」ための脳の使い方を紹介してきました。最後に、あなたにお伝えしておきたいことがあります。
それは、「すぐやることの弊害」。
「すぐやること」を盲目的に目指してしまうと、逆に仕事が遅くなってしまうこともあるのです。
たとえば、テストのとき。要領が悪い人はすぐに最初の問題から解き始めます。一方で、要領がいい人は全体を俯瞰して、どの順番で解くかを考えてから取りかかります。
仕事でも、ゴールを設定せずにやみくもにスタートした結果、段取りが悪くなってしまったり、「あれを忘れてた!」とやり直しになったり、後で大変な目に遭ってしまったりすることは少なくありません。
この本のためにとったアンケートでも、こんなことを書いてくれた方がいました。
ふいに企画のアイデアがおりてきて、考えれば考えるほど、成功間違いなしと思えました。一晩かけて企画書をつくり上げたのですが、翌日気づいたんです。「これ、同僚が動かしている企画と丸被りだ……」。高揚感に突き動かされて、冷静さを失っていた自分がイヤになりました。(30代男性)
このような「一晩おいて冷静になってみれば」という経験を書いてくれた人は、ほかにも何人かいました。おそらくこの男性も、「ふいにアイデアがおりてきた」結果、ドーパミンがあふれ出し、飛びついてしまったのだと考えられます。
そう、怖いのはドーパミンの作用で、やみくもに「すぐやる人」になってしまうこと。
「興奮サイン」を感じ取ったら、一度落ち着いて全体を俯瞰してみましょう。第2章で紹介しているドーパミンの欲求を鎮める方法を実践してみてください。とくに、重要な結果やリスクをともなう決断は、しっかりと睡眠をとり、脳内の情報が整理された状態ですることをおすすめします。
「これはドーパミンのしわざだな」と思ったら、意識的に「すぐやらない人」になることが、あなたを「仕事が速い人」にします。
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いかがだったでしょうか?
「要領がいい人」は特別な才能を持っているわけではなく、脳の仕組みを理解し、ちょっとした工夫を積み重ねているだけ。
先延ばしをやめたい、集中力を高めたい、仕事をもっとスムーズに進めたい――そんなあなたに役立つヒントが詰まった一冊をぜひ書店やオンラインでチェックしてみてくださいね。
『仕事が速い人があたりまえにやっていること
努力に頼らず「すぐやる人」になる40の仕事のコツ』
菅原洋平 著/アスコム刊
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著者/菅原 洋平
作業療法士。ユークロニア株式会社代表。1978年、青森県生まれ。国際医療福祉大学卒業後、国立病院機構にて脳のリハビリテーションに従事。2012年にユークロニア株式会社を設立。東京都千代田区のベスリクリニックで外来を担当しながら、ビジネスパーソンのメンタルケアを専門に、生体リズムや脳の仕組みを活用した企業研修を全国で行う。『あなたの人生を変える睡眠の法則2.0』(自由国民社)、『すぐやる!』(文響社)などベストセラー多数。テレビや雑誌など、メディア出演も多数。







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