Geminiとの連携により、Googleマップは会話感覚で使えるナビへ進化しており、自然な話し言葉でも検索やルート操作が可能になる。距離だけでなく、建物や店を基準にした案内も可能になる。
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スマートフォンで地図アプリを使う場面は多いが、常に画面を見られるとは限らない。運転中や荷物で両手がふさがっているときは、できるだけ操作を減らしたいと感じるはずだ。
そこで注目されているのが、Googleの生成AI「Gemini」とGoogleマップを組み合わせた音声操作である。
本記事では、Gemini×Googleマップの音声操作の仕組みと、どのような場面で役立つのかを整理して解説する。
GeminiとGoogleマップの連携とは

GeminiがGoogleマップと組み合わさることで、地図アプリの利用が「指示に従う操作」から「会話しながら一緒に考えるナビ」に近づきつつある。
■Geminiが担う役割
従来の音声アシスタントは、「〇〇駅まで案内」など決まった言い回しでの操作が中心であった。Geminiが加わることで、もう少し人間らしい話し方でも、内容を解釈してくれるようになる。たとえば、次のようなやり取りが想定される。
「このあたりで評判がいいラーメン屋を探して」
「今のルートだと渋滞しそうなら、別の道に変えてほしい」
「途中でコンビニに寄ってから、目的地に向かいたい」
これらの指示に対して、Geminiは位置情報や周辺スポットの情報を踏まえたうえで、Googleマップに適切な検索やルート変更を指示する役割を担う。
■従来の音声ナビとの違い
特徴的なのは、「距離」と「方向」だけではない案内が増えていく点である。これまでのナビは「300メートル先を右折」といった形式が中心であったが、Geminiと地図データの組み合わせにより、実在する建物や店を基準とした案内がしやすくなると考えられる。
GeminiとGoogleマップの連携で実際にできること

Gemini×Googleマップでどのようなことができるのか、具体的な操作イメージを整理しておきたい。
■目的地を音声だけで設定する

スマホを手に持って検索欄に文字を打ち込まなくても、声だけで案内を受けられる。「検索→候補の確認→ルート開始」の操作が、ひとつの会話にまとまる。
■経路中の立ち寄り先も会話で追加できる

走行中に「やっぱり途中でコンビニに寄りたい」「ガソリンが減ってきたのでスタンドを探したい」と感じる場面は多い。Gemini連携では、その都度画面を操作しなくても、目的地を維持したまま経由地を追加する指示がしやすくなる。
■渋滞や状況に応じたルート変更を提案してくれる

Geminiは交通状況を踏まえ、「今のルートだと遅れそう」「別ルートの方が早い」といった判断をしやすい。将来的には、提案型のナビがより強化されると考えられている。
■スポット情報やレビューの要点を教えてもらう

Geminiのような生成AIは、レビューや写真、営業時間などの情報をまとめて「結局どんな店なのか」「どんな点が評価されているのか」を整理して伝える役割も担える。気になる店があれば、そのまま「ここに行きたい」と伝えてルート設定に進むことも可能だ。
■時間制約を含めたルート相談ができる

「何時までに着きたい」「このあと予定がある」といった条件を含めた相談が可能になる。
移動手段による所要時間や混雑状況、滞在時間の目安を考慮した現実的な選択肢が出やすくなる。
GeminiとGoogleマップの音声操作連携のメリット

音声で操作できること自体は目新しくないが、Geminiと連携することによって会話の柔軟性が高まる。そのことで得られるメリットを紹介しよう。
■運転中の安全性が高まる
ナビ操作のために視線を画面に移す時間が減れば、その分だけ前方の状況を確認しやすくなる。完全に目視が不要になるわけではないが、ルートを少し変えるために画面を何回もタップする、といった手間は減らせる。
■歩行や旅行での「ながら利用」がしやすい
スマホを取り出しづらい場面でも、音声だけで操作できれば、立ち止まらずに確認しやすくなる。見知らぬ街の散策や、海外旅行中の行動をサポートする使い方も利用しやすい。
■デジタル操作に不慣れな層にも使いやすい
スマホの操作に慣れていない高齢者や、文字入力が得意ではない子どもにとっても、音声だけで操作できるので、手軽に利用しやすい。







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