メリットと注意点

ai.format関数は便利な一方、万能ではない。効果とリスクの両方を理解して活用することが重要である。
■メリット
- 手動整形の手間が大幅に削減される
- 表記ゆれでも統一変換できる可能性がある
- データ連携や分析がしやすくなる
- 関数形式なので、Excelスキルだけで扱いやすい
■注意点・限界
- 期待どおりの結果にならない場合がある
- 出力は必ず目視で確認する
- 指示が曖昧だと誤変換が起こりやすい
- 無料枠や回数制限、課金が発生する場合がある
- 個人情報・機密データは扱わない
まとめ
ai.format関数は、Excelにおけるテキスト整形やフォーマット変換を自動化する強力なツールである。一方、AIの出力は常に正しいとは限らず、明確な指示や人による確認が欠かせない。まずは小規模なデータから試し、運用に取り入れていくと効果を実感しやすい。目的に合わせて使いこなせば、日常の Excel作業を大幅にラクにできるはずだ。
本記事の内容を以下で簡単におさらいしよう。
- ai.format関数とは
- ChatGPT for Excelで使えるAI関数のひとつ
- 文章やリストをCSV・JSON・表形式など指定したフォーマットに自動整形できる
- 基本構文
- =ai.format(テキスト, “フォーマット指定”)
- 第1引数に元データ、第2引数に変換したい形式を指定する
- 利用準備の手順
- Excelのアドインから「ChatGPT for Excel」を追加し、設定を完了すれば利用可能
- Windows版Excelが前提となる
- 使い方の流れ
- ①元データをセルに入力
- ②フォーマット指示を入力
- ③ai.format関数を実行して結果を確認
- 主な用途
- 文章のCSV化、住所や日付の表記統一、議事録やメモの表形式整理など、データの構造化に役立つ
- 注意点
- 出力は必ず目視確認が必要。指示は具体的に行い、個人情報や機密データは入力しない
構成/編集部







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