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日本初の荷物専用新幹線が登場!JR東日本グループが列車荷物輸送サービス「はこビュン」の事業を拡大

2025.12.14

JR東日本グループは、2026年3月23日より盛岡新幹線車両センター・東京新幹線車両センター間でE3系新幹線1編成の全号車を改造した荷物専用車両による運行を開始する。

これは同グループが「勇翔2034」で掲げたライフスタイル・トランスフォーメーション(LX)による「地域に活力をもたらし豊かな日本に」を実現すべく、新幹線や在来線による列車荷物輸送サービス「はこビュン」の事業を拡大したものだ。

同時に車両センター内での荷物の搬送時にはAGV(Automated Guided Vehicle=無人搬送車)を導入して、業務効率化を図っていく。

目指す姿と新たなライフスタイル

これまでの主な「はこビュン」輸送

■大口輸送(ネットワーク拡大)

2025年4月18日より、毎週金曜日に東北新幹線はやぶさ50号(E5系10両編成)の1号車、2号車を荷物専用車両として新青森・東京間の大口輸送を開始。青森県と連携した「地域連携モーダルシフト等促進事業」モーダルシフトや、共同輸配送等を推進することを目的とした2025年度国土交通省「地域連携モーダルシフト等促進事業」に採択され、協議会を立ち上げ首都圏への新幹線輸送の実証事業と連携して実施されている。

・実施期間:2025年10月24日~2026年1月23日
・協議会事業者:青森県・株式会社ヤマト運輸・株式会社ジェイアール東日本物流・JR東日本

「荷物専用新幹線」の概要

2025年4月から臨時列車の一部客室を使用した大口輸送サービスが開始されており、現在は、毎週金曜日に最大200箱程度の輸送が行われている。そして今回、より多量の荷物を高頻度で輸送してほしいというニーズに応え、E3系新幹線1編成の全号車を荷物専用車両として改造する。

荷物専用新幹線の走行イメージ

車両センターの活用により利用客との接触を避けることによる安全確保と、カゴ台車のまま一度に多量の荷物を輸送することが可能。併せてAGV(無人搬送車)の導入により、作業効率化を実現し働き方を改革していく。

また、車内電源を活用した冷温管理機器(業務用クーラーボックス等)による冷蔵品の輸送や、今後は仙台エリアや新潟エリアの輸送も目指す。

■1:輸送概要

・運行日:平日の定期運行  2026年3月23日(月)~
・輸送区間:盛岡新幹線車両センターから東京新幹線車両センター
・輸送形態:荷物専用新幹線(1編成7両) 
・積載量:最大 17.4t(1000箱程度)

※正午前に盛岡新幹線車両センターを発車、16時頃に東京新幹線車両センターに到着するダイヤを予定。
※2026年2月9日(月)から受付開始予定。
※運転日は臨時列車運転や車両定期点検等により変更となる場合があります。
※運行時はE5系「やまびこ」と連結(旅客輸送1~10号車・荷物輸送11~17号車)。
※荷量は荷姿・サイズにより変動します。

輸送イメージ

■2:車両特徴

荷物搭載スペースを確保すべく、客室内の座席は全て撤した後に荷物をカゴ台車に載せたまま車内に搭載するため、床面をフラット化した上で鉄板を敷き、滑り止め加工を施した。また、車内に設置したベルトで荷崩れを防止する。

改造前の車両内
改造中の車両内(鉄板敷設・滑り止め加工済)
改造後の車両内のイメージ

■3:荷物専用新幹線の各車両ラッピングデザイン 

「はこビュン」が、同社の鉄道ネットワークを活かし、地域の商品・魅力を届けるサービスであることを全面に出した荷物専用新幹線の特別仕様を採用。先頭車は代表的な輸送商材を大きくデザインしたほか、中間車の窓にエリア毎の主に輸送実績のある地産品等80種類をデザインしている。

<11号車>

<12号車 北海道・東北新幹線エリア 地産品等>

<13号車 秋田新幹線エリア 地産品等>

<14号車 山形新幹線エリア 地産品等>

<15号車 上越新幹線エリア 地産品等>

<16号車 北陸新幹線エリア 地産品等>

<17号車>

※12~16号車のデザインは左右対称です。

■AGV(無人搬送車)の導入

新幹線車両センター内での荷物の搬送に関しては、AGVにより120サイズ(20kg相当)の箱約40個分まで牽引搬送するなど、車両センター内のスロープや狭小ルートも含め自動搬送を実現する。また、AGVの活用による荷扱い業務の省力化(4トントラックの荷物の場合、3~4往復程度で搬送)により、人手不足を考慮した働き方改革を推進していく。

AGV(無人搬送車)

輸送ネットワーク・輸送サービスの拡大展開

他の事業者との連携を通じて、ネットワークやサービスを拡大。さらなる産業振興や交流人口増加を推進して地方創生、社会課題の解決を目指す。

■JALグループと連携した新サービス「JAL de はこビュン」

地域から海外までワンストップで輸送する新しい物流サービスを、JALグループと連携して商品化する。新幹線のスピードに加え、新幹線・航空機での輸送、および通関手続きをワンストップで行なうことで各地域から目的地まで迅速に荷物を配送。日本各地の優れた地産品の海外輸出拡大による地方創生も視野に入れている。

・サービス名:JAL de はこビュン
・輸送開始時期:2026年1月中旬予定
・輸送対象エリア:シンガポール、クアラルンプール、台北、香港

■日本郵政グループとの協業

2024年2月に当社グループと日本郵政グループとの間で「社会課題の解決に向けた連携強化」に関する協定を締結している。その中で、持続可能な物流の実現を掲げており、両社で「物流のリ・デザイン」の実現を目指す。

「はこビュン」の主な料金体系

■「はこビュン」 法人向け輸送(事前に契約締結が必要)

※契約先はジェイアール東日本物流です。
※料金は税込み表示。
※1箱は3辺合計120㎝程度を想定。 
※ファーストマイル・ラストマイル分は含みません。
※上記料金を基本として荷量や頻度、輸送区間などに応じて変動します。
※大口・車両貸はE5系新幹線1号車を利用の場合。

■「はこビュンQuick」 法人・個人向け輸送(事前予約不要。直接駅カウンター持ち込み)

※契約先はジェイアール東日本物流です。
※料金は税込み表示。

関連情報
https://www.jrbutsuryu.jregroup.ne.jp/business/shinkansen.html

構成/清水眞希

@DIMEはサイトローンチ時より編集業務に携わる。現在は雑貨や家電、オーディオなどの新製品に加え、各種の社会調査・統計、話題の新スポットからイベント情報などを担当。信条は正確さとわかりやすさ。最近の趣味は日付が変わる時刻のウオーキング。

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