JINSの「目が小さくならないメガネ」が今年も人気だ。
昨年7月に発売されたのだが、その際は同社のメガネ商品の人気トップ10入り。
安価ながら錯視効果を応用したフレームデザインと目が小さく見えにくい設計が、強度近視ユーザーの心をとらえている。
そもそも、強度近視の方のお悩みTOP3が「目が小さく見える」「レンズが厚い」「重たい・ズレる」。分厚いレンズによりメガネ自体のボリュームが増すにもかかわらず、黒目が小さくなりメガネの存在感だけが際立ってしまう。
しかし、JINSの「目が小さくならないメガネ」はレンズの厚みが目立ちにくく、ファッションにも合わせやすいデザインが特徴。
SNSでは「これを探してた」「このクオリティでこの価格すごい」「世界が変わった」など、ユーザーからの高評価コメントが目立つ。
今回、「目が小さくならないメガネ」開発秘話を探るべく、株式会社ジンズのデザイナーさんに「目が小さくならないメガネ」開発のきっかけを聞いた。
――昨年誕生した「目が小さくならないメガネ」ですが、その経緯を教えてください
「近視人口が年々増加する中、強度近視の方が抱える「目が小さく見える」という悩みや、「レンズの厚み」「メガネのずれ」という問題を解決したいと思っていました。また、その悩みを解決するアイウエアの中で、ファッション性を重視したデザインのメガネが世の中に少なかったというのも理由の一つです」
そんなJINSの新機軸、一番のポイントは「錯視効果」にあるという。
「メガネの縁を太くすることで錯覚により目が大きく見えるのではないか?」と考え、0.1ミリ単位でフレームの太さを調整しながら適正なサイズを見出した。
「通常、レンズは真ん中に行くにつれて厚みが薄くなっているため、レンズの厚みが目立ちやすい目尻部分のフレームを厚めにすることで強度数のレンズの厚みを隠せるデザインにしました」
さらに、フレームへのこだわりが。
「レンズ面積が小さい玉型を選ぶことで、フレームと黒目の間の空間も自然と狭くなります。これは「デルブーフ錯視」と呼ばれる目の錯覚を利用したもので、より目が大きく見えるようになるんです」
また、レンズが小さいとアイウエア自体の重みも軽減されるというメリットもある。
絶妙なフレームの太さとレンズ幅により、JINSの「目が小さくならないメガネ」は多くの人を魅了している。
しかも極め付きが「適正価格」。
JINSでは企画・製造・販売までを自社で一貫して行う「SPA(製造小売)モデル」を採用しているため、高機能な逸品を手頃な値段で提供できるのだという。
「目が小さくならないメガネ」にはチタンフレームも登場!
JINSの「目が小さくならないメガネ」の中でも、特に注目したいメガネとはどんなものなのか?いくつか紹介しよう。
ちなみに、メガネ選びの際に大事なポイントは「顔に対してのサイズ感(フレームの縦幅や顔の輪郭に対しての横幅)」とのこと。これを踏まえた上でチェックしてほしい。
【スタンダード LRF-24S-017】
「フレームとレンズの形状に差異を出すことで、本来レンズの厚みが出やすいウエリントン型を気兼ねなくかけて頂ける点がおすすめです」
実際にJINSスタッフが着用した画像がこちら。その差は明らか。
【最新チタンフレームシリーズ】
今年8月、「目が小さくならないメガネ」にチタン素材フレームが初登場。
メタルのなかでも軽い素材であるβチタンを使用している。
細身のメタルフレームは独自の構造になっており、レンズの厚みも目立ちにくく、重さやずれを軽減した設計に。
もちろん、錯視効果を応用した玉型デザインは目が小さく見えにくく、気になる悩みを解決しながらさまざまなファッションに活用できるアイテムに仕上がっている。
チタン素材フレームの登場により、「目が小さくならないメガネ」の魅力はさらに浸透し、幅広いユーザーに愛されることだろう。
「チタン素材フレームが誕生したことで、フレームデザインの選択肢が拡がり、強度が高くて軽さが魅力のメタルフレームを好まれる方へのアプローチもできると思っております」
「今後も「メガネをかける」ということがマイナスではない、プラスの気持ちになれるようなデザインを常に心掛けて皆様の期待に応えられるような商品を提供していきたいです」
取材協力
株式会社ジンズ
文/太田ポーシャ
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