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なぜ「ちゃん付け」がセクハラ判定されたのか?4段階で分類されるセクハラの定義

2025.11.30

セクハラの基準とは:相手が不快だったら一発アウト?

セクハラの基準として「相手が不快だったらセクハラ」という理解が語られることがある。しかし実際の判断は、それほど単純ではない。

「相手の意思に反しているかは一つのポイントになります。しかし、もちろんそれだけで判断されるわけではありません。一般的な感覚からしてセクハラに該当するか、その時の社会状況に鑑み総合的に判断してセクハラにあたるか判断されます」

つまりセクハラは、当事者の主観だけで決まるものではなく、社会全体の価値観や時代性を含めた客観的な視点で評価される。この「時代性」は重要な点だ。島田弁護士は、セクハラの基準そのものが時代とともに変化してきたと説明する。

「昭和の頃に女性社員への『かわいい』という発言が、即セクハラとされたかは微妙です。判断はある程度、その時代の価値観に沿って決まる部分があると思います」

かつては問題視されていなかった言動が、現代では許されないとというケースは珍しくない。時代と共に価値観は変化し、それに伴って法的責任が問われる基準も変化している。だからこそ、私たち自身も常に価値観をアップデートし続けなくてはならない。

もちろん、違法でなければセーフという考え方は成り立たない。職場で相手を不快にさせないために何を心掛けるべきか、島田弁護士は次のように強調する。

「トラブルを避けるためには、『その言動は仕事に必要か?』という視点で一度立ち止まることが大切です。業務上、『ちゃん付け』が必要な場面はまずありません。また、嫌がる人がいると分かっている言動なら、誰に対しても控えるのが賢明です」

セクハラには「自分だけは大丈夫」という無意識の甘さが付きまとう。だからこそ、微妙なラインならNGと自分の中で決めておくことがトラブルを避けることにつながる。島田弁護士が指摘するように、一度立ち止まって「職場は働く場」という原点に立ち返ることが求められている。

今回、本記事を監修してくれた弁護士

島田さくら先生
弁護士、アディーレ法律事務所所属。 『大下容子 ワイド!スクランブル』(テレビ朝日)、『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)など、メディア出演多数。労働トラブルを多く取り扱う。
https://www.official.adire.jp/profile/shimada_sakura

取材・文/宮沢敬太

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Author
2003年生まれの22歳、慶應義塾大学在学中。現役大学生の視点から若者文化や最新トレンド関係の記事を執筆。

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