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「AIに奪われない職種」は何か?中間管理職以上100人に聞いた結果は・・・

2025.11.16

AIのビジネス導入は加速しているが、AIが人の代替としてどんな業務を担っていくのか企業側も検討している状況だろう。

AIのビジネス活⽤を学べるAI⼤学『SHIFT AI』を運営するSHIFT AIは、全国132⼈の中間管理職以上を対象に「AI時代に『奪われにくい』職種と、その理由」について調査して結果を公開した。

この調査では、AIに奪われにくいと感じる職業に「会社員」を選択した132名に注⽬して、「どんな職種が残るのか」、「なぜAIではなく⼈が担うのか」、「AIの導⼊しどころ」などを調べている。

会社員の奪われにくい職種ランキングの1位は法人営業

AIに奪われにくいと感じる職業に「会社員」と選んだ人に、「もっともAIに奪われにくい」と感じる職種を質問すると、1位は26.5%で法⼈営業(関係構築)だった。

2位以下は、経営企画/戦略コンサル(15.2%)、新規事業開発/PM(7.6%)が続いた。4位以下には、研究開発(R&D)/⼈事(組織開発・タレントマネジメント)/プロジェクト/プログラムマネージャー/総務/ソフトウェアアーキテクト(上流設計)などが選ばれた。

⼈が担う理由の上位は「感情・共感」、「利害調整」、「現場判断」

もっともAIに奪われにくいとして選んだ職種が「奪われにくい」と思う理由については、「⼈の感情・共感への配慮が不可⽋だから」が37.9%で最多だった。

2位以下は、「複雑な利害調整や信頼関係づくりが核だから」(28.8%)、「現場での判断や予想外の事態への対応が多いから」(24.2%)が続いた。「相⼿の⽴場に寄り添う」、「関係者をまとめる」、「例外に落ち着いて対処する」など⼈間ならではの対応が求められる場⾯は、AIだけで完結するのは難しいという認識のようだ。

上位3職種で異なる「⼈がやる理由」の回答

「なぜAIではなく⼈が担うのか」という設問をもとに回答を職種別に分析するために、「AIに奪われにくい」と感じる職種の上位3職種(法⼈営業/経営企画/新規事業開発・PM)を選んだ人に、『奪われにくい』と思う理由について質問すると、つぎのような回答があった。

法⼈営業(関係構築)の理由の上位は「⼈の感情・共感への配慮」(54.3%)や「利害調整・信頼関係づくり」(42.9%)。経営企画(戦略・全社調整)の理由の上位は、「不確実性の⾼い意思決定・戦略判断」(35.0%)や「経験・暗黙知に基づく判断」(30.0%)。新規事業開発/PMが理由の上位は、「現場判断・予測不能な状況対応」(40.0%)や「⼈の感情・共感への配慮」(40.0%)という結果だった。

3職種とも⼈が価値を発揮するポイントは、「関係(共感・信頼)」と「判断(不確実・現場)」の組み合わせといえるが、⽐重は職種で異なるようだ。AIは「情報を整え、選択肢を広げる役」として、職種ごとに導⼊場所を変えるのが合理的といえそうだ。

業務でのAIの導⼊しどころはリサーチ・要約がトップ

AIに奪われにくい職種1位に選んだ職種について、「AIをサポート役(補助的に)として使うなら、どの作業でもっとも効果が⾼いと思うか」という質問を行った。

回答では、効果が⾼いと感じる作業は「リサーチ・要約」(20.5%)がトップで、それに「⽂書・メールの下書き」(15.9%)、「記録・報告の⾃動化(議事録・レポート)」(14.4%)が続いた。

共感・判断を人が担い、下支えの作業をAIが担う

この調査では、中間管理職以上の会社員に「AIに奪われにくい」と感じる職種を質問したが、1位は法⼈営業(関係構築)(26.5%)で、⼈を動かす判断の要素が⾼い職種が上位に並んだ。感情・共感や利害調整、現場判断といった要因が上位で、職種ごとに「⼈が担う理由」が異なることも推測できた。

AIの活用方法では、リサーチ・要約が最多( 20.5%)で、⽂書の下書きや記録・報告の⾃動化が上位だった。現在は、⼈が共感・調整・判断の求められる場⾯を担当し、AIは要約・記録・下書きなどの「下⽀え」に置く役割分担が働き⽅としてスタンダードのようだ。だがAIがさらに進歩すれば、この状況も変化していきそうだ。

「AI時代に『奪われにくい』職種と、その理由」調査概要

調査対象:全国の中間管理職以上(有効回答 n=132)
調査地域:全国
調査期間:2025年10⽉2日~2025年10月6⽇
調査⼿法:インターネット調査
調査会社:アイブリッジ

https://shift-ai.co.jp

構成/KUMU

30年以上暮らした東京から実家に戻った地方在住フリーライター。得意分野は、ゲーム、アニメ、マンガやIT&デジタル関連など。自宅でリモート取材や自宅作業が増えたので、20年以上ぶりにフル自作PCを作成して活用中。最近の取り組みは、実家で発掘したセガマークⅢ以降の昭和から平成のゲーム機が動くか点検すること。

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