こんにちは。弁護士の林 孝匡です。宇宙イチわかりやすい法律解説を目指しています。
会社でこんな通達が回ってきたら、あなたならどう感じますか?
「有給は冠婚葬祭のときだけ認める」
「それ以外は欠勤扱い」
実際に、こんな通知を受け取った社員たちがいました。
彼らは納得できず、裁判に踏み切ります。
―― 裁判所さん、どうですか?判決はいかに!
※ 実際の判決を基に構成
※ 判決の本質を損なわないようフランクな会話に変換
※ 争いを一部抜粋して簡略化
登場人物
▼ 会社
・ワインなどの輸入販売をする会社
▼ X1さん
・すでに退職
・勤続14年
▼ X2さん
・すでに退職
・勤続10年
有給妨害事件

―― 会社から、どんな仕打ちを受けたんですか?
Xさんたち
「有給をとっていないのに給与明細に【残りの有給日数:ゼロ】と書かれました。この仕打ちが1年ほど続きました」
―― ひどいですね……。あとは?
Xさんたち
「その仕打ちから時を経て、会社からこんな通知がありました」
通知
・有給休暇は年に6日とする
・原則として冠婚葬祭を理由としたときだけ認める
・それ以外のケースは欠勤として処理する
ブチギレたXさんたちは会社に損害賠償請求をしました。







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