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管理職の会社員に聞いた「AIに奪われにくい」と感じる職種、3位新規事業、2位 経営企画、1位は?

2025.11.05

生成AIが急速に普及し、「人の仕事がどこまでAIに代替されるのか」が議論される現在。実際に現場をリードする中間管理職以上のビジネスパーソンは、どんな職種を「AIには奪われにくい」と感じているのだろうか。

SHIFT AIは、全国132人の中間管理職以上を対象に「AI時代に『奪われにくい』職種と、その理由」について調査を実施したので結果を紹介しよう。

会社員の「奪われにくい職種」ランキング1位は「法人営業」!理由の上位は「感情・共感」「利害調整」「現場判断」

「AIに奪われにくい」と感じる職業に「会社員」と選んだ人(n=132)に、「最もAIに奪われにくい」と感じる会社員の職種を聞いたところ、1位:法人営業(関係構築) 26.5%(35/132)、2位:経営企画/戦略コンサル 15.2%(20/132)、3位:新規事業開発/PM 7.6%(10/132)であった。

4位以下には、研究開発(R&D)/人事(組織開発・タレントマネジメント)/プロジェクト/プログラムマネージャー/総務/ソフトウェアアーキテクト(上流設計)が続いた。

「最もAIに奪われにくい」として選んだ職種が、なぜ「奪われにくい」と思うのか主な理由を聞いたところ、「人の感情・共感への配慮が不可欠だから」が 37.9%(50/132)で最多。

次いで「複雑な利害調整や信頼関係づくりが核だから」28.8%(38/132)、「現場での判断や予想外の事態への対応が多いから」24.2%(32/132)という順であった。

相手の立場に寄り添う/関係者をまとめる/例外に落ち着いて対処するといった、人間ならではの対応が求められる場面はAIだけでは完結しにくい、という見方が広がっているようだ。

上位3職種で異なる「人がやる理由」と業務の中での「AIの導入しどころ」

Topic2. で示した「なぜAIではなく人が担うのか」という設問をもとに、回答を職種別に分析。

特に「AIに奪われにくい」と感じる職種として上位に挙がった3職種(法人営業/経営企画/新規事業開発・PM)を選んだ人に、なぜその職種が『奪われにくい』と思うのか(Q4|複数選択)を聞いた。

3職種とも、人が価値を発揮するポイントは「関係(共感・信頼)」と「判断(不確実・現場)」の組み合わせにあることが判明。

ただし、その比重は職種で異なるため、AIは「情報を整え、選択肢を広げる役」として職種ごとに導入場所を変えるのが合理的だ。

つぎに、「AIに奪われにくい」職種1位に選んだ職種について、「AIをサポート役(補助的に)として使うなら、どの作業で最も効果が高いと思うか」を聞いたところ、効果が高いと感じる作業は、「リサーチ・要約」20.5%(27/132)が最多。

続いて「文書・メールの下書き」15.9%(21/132)、「記録・報告の自動化(議事録・レポート)」14.4%(19/132)が上位であった。

まとめ

今回の調査では、中間管理職以上の会社員(n=132)に「AIに奪われにくい」と感じる職種を尋ねたところ、1位は法人営業(関係構築)26.5%で、次いで経営企画、新規事業開発/PMが続き、4位以下も人事、R&D、総務、プロジェクト、アーキテクトなど人を動かす/判断する要素が高い職種が並んだ。

その理由は、感情・共感や利害調整、現場判断が上位で、職種ごとに「人が担う理由」は異なることが確認できる。

一方、AIの「置きどころ」はリサーチ・要約が最多( 20.5%)で、文書の下書きや記録・報告の自動化が続いた。

総じて、人は共感・調整・判断が求められる場面を担い、AIは要約・記録・下書きなどの「下支え」に置くという役割分担が、AI時代の働き方として求められているということが、今回の回答で裏づけられたと言える。

調査概要
調査期間:2025年10月2~6日
調査手法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象:全国の中間管理職以上(有効回答 n=132)
※本リリースの主分析母集団:Q2で「会社員」を選択した n=132
調査会社:アイブリッジ株式会社

関連情報
https://shift-ai.co.jp/

構成/Ara

昭和63年生まれ。最新のトレンドを横断的に紹介するオールラウンド系ライター。編集プロダクションでの書籍制作や、男性向け美容・健康WEBマガジンでのライター経験を経て、現在は最新ファッションアイテムを中心に執筆活動を展開中。

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