各行の計算結果に対して何らかの処理を行いたい場合は?
BYROW関数で各行ごとに集計処理を行う。その後、その結果に対して、何らかの計算処理を行う方法を最後に解説する。
SUM関数やAVERAGE関数など、計算を行う関数とBYROW関数を組み合わせることで、各行の計算結果に対して、処理を行うことができる。
以下では「=AVERAGE(BYROW(B2:D4,LAMBDA(x, MAX(x))))」としている。
まず、BYROW関数で、各行の最大値を求めている。そして、AVERAGE関数によって、各行の最大値の平均値を求めようとしている。

実行すると「91」と表示された。
各行の最大値を読み取って、その平均値を出力しているということが分かる。

まとめ
本記事では、BYROW関数とはなにかについて解説した。最後に、BYROW関数の基本的な使い方についておさらいしよう。
- 各行の合計値を求める
例:=BYROW(B2:D4, LAMBDA(x, SUM(x))) - 各行の最大値・最小値を求める
例:=BYROW(B2:D4, LAMBDA(x, MAX(x)))
例:=BYROW(B2:D4, LAMBDA(x, MIN(x))) - 各行の平均値を求める
例:==BYROW(B2:D4, LAMBDA(x, AVERAGE(x)))
BYROW関数とLAMBDA関数を使うことで、各行の値の集計を簡単に行える。汎用性が比較的高い関数なので、覚えておくと良いだろう。
構成/編集部







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