活用のコツと知っておきたい注意点
タイムゾーン機能を最大限に活かすためには、いくつかの注意点や工夫の方法を知っておくと良いだろう。
■表示できるのは2つまで|3つ以上の時差は「世界時計」で補完
Googleカレンダーで同時に表示できるのは「プライマリ」と「セカンダリ」の2つだけである。3つ以上の地域を扱う場合は、世界時計を活用するか、メモ欄や別ツールを併用する方法が現実的だ。
■ラベルを活用して見やすくする
複数の時刻が並ぶと混乱しやすいため、ラベルで明確に区別することが重要だ。「JP」「NY」「LON」といった略称のほか、国旗絵文字を使うだけでも視認性が大きく向上する。
■組織共有時はメンバーの設定も確認する
共有カレンダーでは、参加者が異なるタイムゾーンを設定していると予定の表示がズレる場合がある。特に会議の開始時刻を決める際には、相手の設定を把握した上で調整することが望ましい。
まとめ
複数タイムゾーンを同時に表示できるGoogleカレンダーの機能は、グローバルなビジネス環境での時間管理をしやすくしてくれる。手動で時差を計算する煩わしさから解放されるだけでなく、予定のズレやミスを未然に防げるのが最大の利点だ。この機能を日常業務に組み込み、時間管理のストレスを減らすのがおすすめだ。
本記事の内容を以下で簡単におさらいしよう。
- 設定手順の流れ
- セカンダリタイムゾーンを有効化
- カレンダー右上の「⚙設定」→「言語と地域」→「タイムゾーン」を開く。
- セカンダリタイムゾーンを表示する」にチェックを入れ、地域とラベルを設定する。
- 2つの時刻が並んで表示されるようになる。
- 世界時計の追加
- 「設定」→「世界時計を表示する」にチェック。
- 複数地域を追加し、左側に一覧表示させることで3カ国以上も確認可能。
- 予定作成時に異なるタイムゾーンを指定
- 「開始」「終了」で異なる地域を設定し、出発地・到着地の時刻を区別して記録できる。
- スマホ利用時の注意点
- モバイルアプリでは複数タイムゾーンの追加ができない。
- PCで設定した内容を反映させるのが確実。
- 世界時計ウィジェットやメモ欄併記で補う方法が有効。
- 活用のコツ
- 表示は最大2つまで。3つ以上は世界時計で補完する。
- 「JP」「NY」などの略称や国旗を使い視認性を高める。
- 共有カレンダーでは、相手のタイムゾーン設定も確認して予定ずれを防ぐ。
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構成/編集部







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