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ビジネスパーソンの半数以上が「人事評価のためのアピール」をした経験あり

2025.10.17

会社員である以上、誰もが向き合わなければならない人事評価。その評価一つで給与や社内でのポジション、進退が左右されることから、人事への心証を少しでも良くしようと「アピール」をした経験があるビジネスパーソンは多いのではないだろうか?

Job総研はこのほど、社会人男女391名を対象に「2025年 人事評価の実態調査」を実施し、その結果を発表した。

58.6%が「評価のためにアピールをする」と回答

回答者全体の391人に人事評価のために普段行っていることを聞くと、「上司の意向に積極的に従う」が29.9%で最多となり、次いで「上司へのアピールを増やす」が27.6%、「資料などを丁寧に作成する」が23.0%となった。また、評価のためのアピールをするかを聞くと、「よくする」が13.3%、「する」が16.9%、「どちらかといえばする」が28.4%で、合計58.6%と過半数の人が、評価のためのアピールを行っていることがわかった。

「アピール疲れ」を感じている人は32.3%

人事評価のためのアピールをすると回答した229人に、アピールをすることでの影響を聞くと、「アピール疲れを感じる」が32.3%で最多となり、次いで「精神的に消耗する」が28.4%、「無駄な仕事が増える」が27.1%となった。

また、アピールは評価に活きていると思うかを聞くと、「とても活きていると思う」が13.1%、「活きていると思う」が33.2%、「どちらかといえば活きていると思う」が35.8%で、合計82.1%と大半の人が「アピールは評価に活きていると思う」と考えていることがわかった。

69.6%が人事評価に不満あり

回答者全体の391人に、人事評価に不満を感じた経験を聞くと、「とてもある」が20.5%、「ある」が21.2%、「どちらかといえばある」が27.9%で、合計69.6%の人が人事評価に不満を感じた経験があるとわかった。

また、人事評価での昇格昇給を待つか転職かどちらを選ぶか聞くと、「断然転職」が17.9%、「転職」が16.1%、「どちらかといえば転職」が35.0%で、合計69.0%が転職を選ぶとわかった。

65.5%が人事評価で転職検討経験あり

回答者全体の391人に人事評価で転職を考えた経験を聞くと、「よくある」が14.8%、「ある」が26.1%、「どちらかといえばある」が24.6%で、合計65.5%の人が人事評価で転職を考えた経験があるとわかった。

転職を考えた経験があると回答した256人に実際に転職をしたかを聞くと、「転職した」が51.6%で過半数を占め、「検討中」が17.6%、「転職していない」が30.9%となった。

AIによる評価で期待する点は「公平で客観的な判断」が、不安な点は「AIに誤った解釈をされる」が1位

回答者全体の391人に、AIによる評価で期待する点を聞くと、「公平で客観的な判断」が48.3%で最多となり、次いで「上司の主観を減らす」が45.8%、「評価基準の透明性」が35.5%となった。また、AIによる評価で不安な点を聞くと、「AIに誤った解釈をされる」が38.1%で最多となり、次いで「努力や工夫が評価されない」が37.1%、「偏ったデータに左右される」が36.3%となった。

51.2%がAIによる人事評価について「不安あり」

回答者全体の391人に、AIによる人事評価についての印象を聞くと、「とても不安がある」が13.6%、「不安がある」が14.8%、「どちらかといえば不安がある」が22.8%で、合計51.2%の人がAIによる人事評価に不安を抱えているとわかった。

また、上司とAIのどちらに人事評価をしてもらいたいかを聞くと、「断然上司」が12.5%、「上司」が14.8%、「どちらかといえば上司」が41.4%で、合計68.7%の人が上司に人事評価してもらいたいと考えているとわかった。

回答者自由記述コメント

AIによる評価に対して自由記述形式でコメントを求めたところ、以下のような意見が寄せられた。

●AIによる評価に期待がある
・情報漏洩などの懸念はあるが、人が評価することによる不公平感は少なくなるのではないかと期待
・見ているようで見てない上司が多かった。上司の負担を減らすためにもAIの方が楽だし良いと思う
・人間に評価させると良くも悪くも好き嫌いが入り込んでしまうため、AIと併用するのが望ましい
・AIは入力された情報に基づき判断するだけなので、あくまで参考値として利用するだけなら良い
・平等性は補えそうだが、最終判断は人間が行うなど使い分けが大事だと思う

●AIによる評価に不安がある
・AIによる人事評価は、攻略法のようなものが生まれてしまうのであまり良くないかと思う
・AIに評価される場合、私の場合はこれまで評価されてきたものがなくなってしまうと感じる
・モチベーションを上げる事をAIに今の時点では出来るとは考え辛い
・AIによるフィードバックが実際に導入されているが、誤って理解されているため不安がある
・学習データによっては偏向的になるだろうし、評価そのものがブラックボックス化すると思う

<調査概要>
調査対象者:現在就業中のJobQ Town(ジョブキュータウン)登録者
調査条件 :全国/男女/20~50代
調査期間 :2025年9月10日~9月16日
有効回答数:391人
調査方法 :インターネット調査

出典元:Job総研

構成/こじへい

Author
1986年、神奈川県生まれ。ライター歴は15年目で、現在は主にPR、芸能、YouTube関連の記事を執筆しています。

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