Q4 今後注目すべき技術は?

EV用バッテリーとして一般的なリチウムイオンの三元系は高出力、高密度ですが発火の危険も。またレアメタルを使うためコスト高で、これがEVの車体価格を引き上げています。他方、LFP(リン酸鉄リチウムイオン電池)は正極に鉄を使うことで材料費を抑え、発火もせずに寿命も長い。採用は中国メーカー先行ですが日本ではスズキ初のEV『eビターラ』が初採用です。

Q5 保険やメンテナンスが不安、費用はどれくらい?

メーカーによりますが保険はガソリン車と同等どころかエコカー割が利く場合もあり、また車検については、EVは消耗部品が少ないことから費用が抑えられる傾向にあります。国や自治体の補助金が購入代金の助けになりますし、V2H(車載バッテリーからの外部給電機能)の搭載や、家庭での太陽光パネルや燃料電池の設置などにそれぞれ補助金が設けられています。初期投資からメンテナンスまで、トータルで見ればかなり抑えられると思います。

Q6 急速充電と普通充電の使い分けは?


急速充電
日本で普及している規格はCHAdeMO方式ほかテスラ方式などが中心。「15分で80%まで充電」などパワフルだが、充電代は2倍~数倍とハイコストだからできれば避けたい。

普通充電
200Vの専用充電器を設置して使用する。電力は3kWと6kWが一般的だが6kWを後付けする場合、宅内の電気工事を要する場合も。充電代はローコストだが充電時間がかかる。







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