Difyは生成AIを開発できるプラットフォームである。DIfyはプログラミングスキルがなくても、簡単にAIアプリを開発することができる。
目次
生成AIアプリ開発ツール「Dify(ディフィ)」を知ったものの、どのようなツールなのか分からない、という方もいるのではないだろうか。
本記事ではDifyとは何かについて解説する。Difyを使うメリットや使い方についてまとめた。
生成AIアプリ開発ツール「Dify」とは?
Difyとは、AIアプリを開発できるプラットフォームである。「AIアプリを使える」ではなく「AIアプリを開発できる」サービスだ。AIアプリとは、Chatbotや画像生成、テキスト生成などができるアプリのことである。
Difyの特徴は、プログラミングのスキルがなくてもAIアプリを開発できることだ。
AIアプリを開発することは、仕事の効率化につながる可能性がある。たとえば、社内向けのChatbotを開発・導入すれば、従業員がChatbotで知りたい情報を自分で調べられる。他の人に聞く手間が省けて、業務効率化につながるだろう。
関連記事:自分でも始められる!自社用にカスタマイズしたAIチャットツールの作り方
生成AIアプリ開発ツール「Dify」のメリット
生成AIアプリ開発ツール「Dify」のメリットは次の3つである。
- 誰でも簡単にアプリが作れる
- さまざまなツールと連携できる
- テンプレートが豊富
ひとつひとつのメリットについて詳しく見ていこう。
■1.誰でも簡単にアプリが作れる
Difyなら誰でも簡単にAIアプリを開発できる。
AIアプリを自分で1から作るとなると、かなり高度な技術が必要である。一方でDIfyでは、既存のパーツを組み合わせるだけで、簡単にAIアプリを開発できる。プログラミングやサーバー、ネットワークなどの知識が必要ない。
Difyのような、プログラミングを使わない開発は「ノーコード開発」と呼ばれる。
■2.さまざまなツールと連携できる
Difyは他のツールと連携させて、開発しているAIアプリに組み込むことができる。
たとえば、ChatGPTやGrokなどの生成AIサービスと連携可能だ。生成AIサービスを使ったAIアプリを開発することができる。
他には、Google検索との連携も可能である。たとえば、Googleの検索結果を参考にして回答するChatbotアプリなどを開発することが可能だ。
Difyは連携できるツールの数が多く、幅広いAIアプリを開発できる。
関連記事:生成AIはChatGPTだけじゃない!Bing、Gemini、Claude、主要サービスの便利な活用法
■3.テンプレートが豊富
Difyは自分で1からAIアプリを開発することもできるが、あらかじめ作られたテンプレートを使って開発することもできる。すでに完成されたAIアプリに改良を加えて、自分だけのAIアプリを開発できるというわけだ。
テンプレートを使う場合、開発工数を大幅に削減できる。
Difyはテンプレートが非常に豊富である。
生成AIアプリ開発ツール「Dify」をブラウザから使う方法
生成AIアプリ開発ツール「Dify」を実際に使う方法を解説する。ここではDifyをブラウザから使う方法を見ていこう。
DIfyをブラウザから使う基本的な手順は次のとおり。
- アカウントを作成してログインする
- アプリを探索する
- アプリを使ってみる
ひとつひとつの手順について詳しく見ていこう。
■1.アカウントを作成してログインする
まずは、Difyのサインイン画面を開く。
DifyはGitHubやGoogleアカウントがあれば、すぐにアカウントを作成してログインできる。好きな方法でアカウントを作成しよう。

ログインしたら次のようなホーム画面が確認できる。

■2.アプリを探索する
まずはDifyにあるテンプレートを触ってみよう。
Difyの上部メニューにある「探索」タブをクリックすると、アプリのテンプレート一覧を確認できる。

気になるアプリがあったら、それにカーソルを合わせる。「ワークスペースに追加」というボタンが表示されるのでクリックする。

このような画面が表示されるので、「作成」をクリックする。

■3.アプリを使ってみる
「作成」をクリックすると、アプリを編集・実行できる画面が表示される。「プレビュー」画面から、アプリを実際に使ってみることができる。

まとめ
本記事ではDifyとは何かについて解説した。最後に、DIfyのメリットについておさらいしよう。
- 誰でも簡単にアプリが作れる
- さまざまなツールと連携できる
- テンプレートが豊富
また、Difyの基本的な使い方は次のとおり。
- アカウントを作成してログインする
- アプリを探索する
- 「探索」タブをクリック
- 使ってみたいアプリを探す
- 「ワークスペースに追加」をクリック
- 「作成」をクリック
- アプリを使ってみる
DifyならAIアプリを誰でも簡単に開発することが可能だ。Difyには色々なテンプレートがあるので、まずはアプリを実際に動かしてみることをおすすめする。
構成/編集部







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