Slackワークフローの活用事例
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実際の利用シーンを知ることで、導入後のイメージが具体化する。ここでは代表的な事例を挙げる。
■定時連絡や日報投稿の自動化
毎朝の定例連絡や日報の提出依頼を自動化することで、担当者の声掛けを不要にできる。リマインド通知を設定するだけで、チーム全体の業務進行がスムーズになる。
■新メンバー参加時の歓迎メッセージ
新しく参加したメンバーに自動で歓迎メッセージを送るワークフローを設定すれば、組織文化の醸成やオンボーディングの効率化につながる。
■申請・承認フローの自動化
経費や休暇申請をSlack上で完結させることも可能である。入力フォームに申請内容を記入すると、承認者に自動で依頼が届き、結果が即時に通知される仕組みを作れる。
導入時の注意点とポイント
便利な機能である一方、導入にあたってはいくつかの留意点も存在する。
■権限設定と管理者承認の必要性
外部アプリとの連携や一部の高度な機能を利用する場合は、管理者の承認が必要になる。導入前に権限管理のルールを整備しておくことがスムーズな運用につながる。
■運用後のメンテナンスと改善
運用開始後も定期的に内容を見直すことが重要である。業務の変化に応じてフローを修正し続けることで、継続的に効果を発揮する。
まとめ
Slackワークフローは、定型業務を自動化する強力なツールである。テンプレートを活用すれば簡単に導入でき、ゼロから設計すれば自社特有の業務にも対応可能である。活用事例や注意点を踏まえ、まずは小規模な自動化から始めて徐々に範囲を広げることが、業務改善を確実に進めるための最適なアプローチである。
本記事の内容を以下で簡単におさらいしておこう。
- Slackワークフローとは
- Slack内で繰り返し発生する定型作業を自動化する仕組み。
- 特徴と利点
- プログラミング不要で誰でも簡単に設定可能。
- 外部サービス(Googleスプレッドシート、カレンダー等)と連携できる。
- 通知機能を超えて情報収集や承認フローにも活用できる。
- ワークフロービルダー概要
- Slackの「その他」→「自動化」からアクセス。
- テンプレート利用は手軽で迅速、ゼロから作成は自由度が高い。
- 主な機能:トリガー、メッセージ送信、フォーム作成、条件分岐など。
- テンプレート活用
- 目的に合うテンプレートを選択
- 自社向けに文言や送信先をカスタマイズ
- 公開して周知、改善を繰り返す
- ゼロからの作成手順
- ワークフロービルダーを開き、名称を設定
- トリガー(開始条件)を決める
- アクション(通知やフォーム)を追加
- 変数や条件分岐で柔軟性を持たせる
- プレビュー確認後に公開
- 活用事例
- 定時連絡や日報提出のリマインド
- 新メンバー参加時の自動歓迎メッセージ
- 経費や休暇の申請・承認フローの自動化
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構成/編集部







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