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他人の信頼を失う言動の原因は?「薄っぺらい」と思われる人の特徴と改善策

2025.10.02
藤野綾子 (ライター・編集者・カウンセラー)

「なんだかこの人、薄っぺらいな…」そう感じる人には共通する特徴があります。口先だけで行動しない、言動に一貫性がない、見栄を張るなど、信頼を損なう言動は意外と身近。気づかないうちに信用を失っているかもしれません。本記事では「薄っぺらい人」と思われる原因と、改善のための具体的なポイントを解説します。

「なんだか、この人薄っぺらいな…」あなたの周りにそう感じてしまう人はいませんか?

あるいは、「自分はなんて薄っぺらい人間なんだろう」と自己嫌悪に陥ってしまった経験はないでしょうか。

発言に深みがなかったり、人によって態度を変えたり…。そうした言動は、自分でも気づかないうちに周りからの信用を失っているかもしれません。

この記事では、なぜ薄っぺらい人と思われてしまうのか、その共通する特徴を具体的に解説します。また、そう思われないために注意したいポイントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

「薄っぺらい」とは

まず、「薄っぺらい(うすっぺらい)」という言葉の意味を見ていきましょう。

小学館のデジタル大辞泉に「薄っぺらい」の掲載はありませんでした。しかし、「薄っぺら」という言葉がありましたので、その意味を見ていきます。

「薄っぺら」とは、

1 きわめて薄く貧弱なさま。
2 考え方や人柄などに深みがないさま。

とあります。

この2番目の「考え方や人柄などに深みがないさま」という意味が、私たちが日常で使う薄っぺらい人という表現につながります。

一般的に薄っぺらい人とは、発言や行動に重みがなく、中身が空っぽだと感じさせてしまう人のこと。上辺だけの会話は得意でも、その言葉には真実味や説得力がありません。

そのため、周りからは「いい加減で信用できない人だ」と思われ、なかなか深い信頼関係を築くことが難しい傾向にあります。

薄っぺらいと思われてしまう人の特徴

では、具体的にどのような人が「薄っぺらい」と思われてしまうのでしょうか。本人に悪気はなくても、何気ない言動がそう思わせる原因になっているかもしれません。

ここでは、薄っぺらいと思われがちな人に共通する特徴を紹介します。

1.口先だけで行動しない

壮大な夢や目標を語るのは得意ですが、具体的な行動が全く伴っていない。これは薄っぺらい人だと思われる典型的な特徴の1つです。

いつまで経っても努力する気配がなければ、周りは呆れてしまいます。言うだけなら誰でもできるからです。

また、このような口先だけの人は、日常的な約束も安請け合いします。その場を盛り上げたり、自分がよく思われたりするために調子のいいことを言い、結局は約束を守らないのです。

自分の言葉に責任を持たない姿勢が透けて見えるため、どんなに立派なことを言っても説得力に欠け、次第に誰からも信用されなくなってしまうでしょう。

2.言動に一貫性がなく、周りの意見に流されやすい

言動に一貫性がなく、周りの意見に流されやすいのも、薄っぺらいと思われてしまう人の特徴です。

例えば、昨日は「Aがいい」と言っていたのに、今日は気分で「やっぱりBがいい」と主張を変える。あるいは、話す相手によって意見をコロコロと変え、誰にでもいい顔をする。このような、その場その場で発言が変わる人の言葉からは、責任感は感じられません。

また、そもそも自分の意見を持っていないケースも多く見られます。会話の中で出てくるのは「〇〇さんが言っていたけど」といった“借り物の言葉”ばかり。そこに自分はこう思うという主体性がないため、話していても深みを感じられないのです。

このように、発言に一貫性や中身が感じられないと、なかなか心からの信用を得ることができません。

3.人を社会的地位で判断する

薄っぺらい人は、人の価値をその人の内面や人柄ではなく、学歴や年収、勤め先といった社会的地位で測ろうとします。相手の肩書きが立派だと分かると急にへりくだった態度をとる一方で、自分が格下だと判断した相手には興味を示さないなど、相手のステータスによって態度をコロコロ変えるのです。

このような態度の裏には、自分も同じようにステータスで判断されたい(されたくない)という強い意識が隠れていることも少なくありません。

そのように肩書きや数字でしか人を判断できない態度は、人間的な深みのなさを露呈していると言えます。

4.見栄っ張り

薄っぺらい人は、見栄っ張りなことが多いでしょう。

中身が伴っていないため、自分を大きく見せるために過去の成功体験や武勇伝をやたらと語ったり、話を大げさに盛ったりします。本人は得意げでも、聞いている側は「またその話か」と内心冷めてしまっていることも少なくありません。

また、無理をして高級ブランド品を身につけるのもこのタイプ。しかし、自分を大きく見せたいという必死な気持ちは周りには透けて見えてしまうもの。見栄を張れば張るほど中身のなさが際立ってしまい、薄っぺらい人という印象を強めてしまうのです。

薄っぺらい人と思われないために注意したい3つのポイント

もし自分に当てはまる特徴があったとしても、落ち込む必要はありません。

大切なのは、その原因を理解し、改善しようと意識することです。これから紹介するポイントを実践すれば、あなたの言葉や行動には自然と重みが生まれ、周りからの評価も変わっていくはずです。

1.まずは相手の話を聞く

まずは、聞き役になることを意識しましょう。

自分の話を聞いてほしいという気持ちを一旦抑え、目の前の相手に興味を持ちましょう。相手が「何を伝えたいのか」「どんな気持ちでいるのか」を深く理解しようと努めてください。

上辺だけで返事をするのではなく、相手の立場になって話を聞くことで、そこから生まれるあなたの意見やアドバイスには、自然と説得力と重みが加わります。

2.言葉と行動に一貫性を持つ

信頼される深みのある人は、有言実行を体現しています。

どれほど立派なことを言っても、行動が伴わなければ、その言葉は空虚に響き、周りからの信用を失うだけです。何かを口にする前に「それは本当に実現可能か」「責任を持てるものか」と一度立ち止まって考える癖をつけましょう。思いつきや裏付けのない発言は、人を混乱させるだけでなく、あなた自身の価値を下げてしまいます。

そして、一度口にしたことは、どんなに小さな約束でも必ず守り、やり遂げることを徹底してください。

3.自分を貫き、嫌われる勇気を持つ

薄っぺらい自分から脱却するには、嫌われる勇気を持つことも大切です。

周りに合わせたり、いい顔をしたりするのをやめて、まずは自分の弱さを認める。強がるのではなく、自分の未熟な部分を受け入れ、時には他人の助けやアドバイスを謙虚に求める姿勢が、周りからの信頼を高めます。

そして、何か1つでいいので、心の底から「好きだ」と思えるものを見つけてください。努力を重ねて経験値を増やすことで、人間としての深みが増し、発言にも説得力が生まれます。

構成/藤野綾子

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ライター・編集者・カウンセラー
藤野綾子
精神保健福祉士、産業カウンセラー、EAPメンタルヘルスカウンセラー、メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種の資格を持つ。大学に通い直し、心理の国家資格取得に向けて勉強中。教育施設、就労移行施設などでカウンセラー研修、実務も続けている。

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