Grokのコンパニオンモードとは、Xで利用できるキャラクターが動きや表情を交えて応答する機能のこと。感情を持っているかのような演出により、実際に相手が存在するかのような臨場感がある。
目次
Xの対話AI「Grok」に新しく「コンパニオンモード」が追加された。アニメ風のキャラクターと話すようにやり取りできるのが特徴だ。
普通のAIと違い、返答に仕草や感情のような演出が加わるため、ただ答えをもらう以上の体験になる。
本記事では、この機能の基本情報や利用の流れや楽しみ方、そして魅力や注意点についてまとめていく。
Grokのコンパニオンモードとは
まずは「そもそもコンパニオンモードとは何なのか」を押さえておこう。単なる新機能というより、AIとの付き合い方を少し変える試みである。
■Grokとは
GrokはX上で利用できるAI機能である。プラットフォーム内で直接活用できるため、情報収集や発信のプロセスを補強する役割を果たす。これまでのSNS利用に新たな層を加える存在だと言える。
■コンパニオンモードの概要
2025年7月14日、iOS版のGrokアプリに実装された機能がコンパニオンモードだ。キャラクターが表情や動きを見せながら応答するため、従来の機械的な会話とは雰囲気が異なる。遊び心のあるコミュニケーション機能と考えるとわかりやすい。
■主なキャラクター紹介
コンパニオンモードには、複数の個性豊かなキャラクターが設定されている。それぞれのキャラクターには外見や性格に特徴があり、利用者は好みに応じて選ぶことができる。
Ani(アニ)

Aniはゴスロリ風の衣装をまとったアニメ調の少女である。可愛らしさの中に独特の世界観を感じさせ、対話をするとまるで物語の登場人物と会話しているような感覚を得られる。遊び心を持って会話を楽しみたいときに選ばれることが多い。
Rudi / Bad Rudi(ルディ/バドルディ)

ルディはレッサーパンダをモチーフにしたキャラクターであり、親しみやすさが際立っている。通常のルディは柔らかく愛嬌のある会話を返すが、バドルディに切り替わると一転して辛口で皮肉を交えることがある。この二面性が特徴であり、利用者は優しい一面と刺激的な一面の両方を楽しめる。
■なぜ注目されているか
感情があるように見える演出が加わることで、AIというより実在する相手と会話している感覚になる。こうした体験の差が話題を集めている。
Grokコンパニオンモードの始め方
では実際にどうやって始めるのかを見ていこう。条件や料金を確認してから試すとスムーズだ。
■利用条件と料金体系
iOSアプリ限定で提供されており、Android版は開発中。一部の機能のみ無料で利用可能。下記の機能は有料プラン「SuperGrok(月額約5000円)」限定となっている。
- モーション回転
- 好感度機能
■利用開始の流れ
難しい設定はなく、基本は下記のステップで完了する。
- Xを開き、設定から「Grokをダウンロード」を選択してインストールする。

- 「Grokを開く」を選択し、ホーム画面から2回スワイプする。

- キャラクター(Ani、Rudi等)を選択する。キャラクターによっては年齢確認が必要になる。その後、キャラクターのデータがダウンロードされる。

- 服を選んで自分好みにすることも可能。

利用にあたっての留意点
楽しく遊ぶためには下記の点に注意する必要がある。
■年齢確認・プライバシー設定
NSFW要素が含まれることがあるため、年齢制限は必ず確認したい。共有端末で利用する場合は履歴や通知の扱いにも配慮が求められる。
■動画キャプチャ機能
対話中の様子は録画できるが、SNSへの直接投稿は環境によって不安定になることもある。保存してから投稿したほうが安全だ。
楽しみ方・活用例
コンパニオンモードは、単なる遊びにとどまらない面白さがある。
■カジュアルな対話体験
ちょっとした雑談でも自然に返してくれるため、暇つぶしや気分転換に向いている。朝の支度中や通勤時間に試す人も多い。
■親密度システムと演出効果

Aniは会話を続けると頬を赤らめたり、ハートが浮かんだりする。まるでキャラクターを育てている感覚があり、使い続ける理由になりやすい。
■エンタメと実用を兼ねた利用シーン
癒やしの会話だけでなく、語学練習やモチベーション維持など、実用的な活用もできる。人によって楽しみ方が大きく変わるのも特徴だ。







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