
Uber Japanは2025年9月17日より、マートフォンアプリ「Uber」を通じてタクシーを呼べる「Uber Taxi」のサービスを新たに山梨県・福井県・岐阜県・岡山県の4県で開始した。
同社では2025年内に全47都道府県での「Uber Taxi」のサービス展開を目指しており、今回のサービス開始により「Uber Taxi」が利用できる地域は全国35都道府県となった。
地域観光の利便性向上や地元経済の活性化にも期待
世界70か国以上で利用され、約50言語に対応する「Uber」アプリは、日本国内で約150か国の訪日外国人に利用されているという。鉄道やバスではカバーしきれないエリアでの移動をタクシー配車が補完することで、地域観光の利便性向上や地元経済の活性化も期待できる。
また、Uber・Uber Eatsがどちらもお得に利用できる「Uber One」サービスの加入者が増えるなか、Uber Eatsの利用者を含む国内の多くのユーザーがタクシー配車に「Uber Taxi」を活用している。
近年では鉄道路線の廃止やバス便の減少、運転免許変更の流れに伴い、特に郊外での高齢者の通院や買い物といった生活移動の利便性向上が課題となっている。
「Uber Taxi」は駅までのアクセスや日常の買い物、送迎、通院など幅広いシーンでタクシーを手軽に呼べる選択肢を提供しており、地域住民と来訪者双方の移動を支える。
さらに、Uber Japanが2025年7月に提供を開始した「Uberシニア」により、「Uber Taxi」は高齢者にも使いやすい配車サービスになった。
その特徴としては、高齢者のユーザーにも見やすく使いやすい画面表示に切り替えるシンプルモードを装備。さらに、家族が遠隔で配車を代理手配したり、高齢者の乗車状況を遠隔でリアルタイムに把握できるなど、様々な安心・安全機能を提供している。
■新たにサービスを開始・拡大するエリア
<山梨県>
甲府市、富士吉田市、山梨市、甲斐市、笛吹市、甲州市、中央市、昭和町、忍野村、山中湖村、鳴沢村、富士河口湖町
<福井県>
福井市、敦賀市
<岐阜県>
岐阜市、高山市、関市、美濃市、羽島市、美濃加茂市、各務原市、山県市、瑞穂市、飛騨市、本巣市、可児市、岐南町、笠松町、坂祝町、富加町、白川村、御嵩町、北方町
<岡山県>
岡山市、倉敷市、早島町
■Uberアプリの主な機能
・自動決済機能
クレジットカード等の支払い方法を事前にアプリに登録することで、目的地到着後はそのまま降車するだけで自動的に決済が完了する。
・チャット機能
ドライバーとアプリ内でメッセージのやり取りが可能。待ち合わせ場所や服装などを共有することで、混雑した駅や観光地でもスムーズな合流を実現する。
・多言語対応
Uberアプリは70か国以上、約50言語に対応しており、チャットの内容も自動翻訳されるため、外国人旅行者との円滑なコミュニケーションが可能だ。
・評価システム
乗客とドライバーが相互に評価を行うことで、サービス全体の品質向上に寄与し、安心・快適な移動体験を提供する。
・ジュニア・シニア対応
「Uber Teens」および「Uberシニア」のサービスにより、10代の子どもからシニアまで幅広い世代の安心・安全な移動を実現している。
<Uber One> について
「Uber One」は月額498円/年額3998円で加入可能な定額サービス。「Uber One」に登録すると、高評価ドライバーとの優先マッチングが可能になるほか、乗車料金の10%相当分のクレジットが毎回付与される。付与されたクレジットは、次回のUber Taxi乗車やUber Eats注文時の割引にできる。
◎Uber Oneの詳細はこちらから。https://www.uber.com/jp/ja/u/uber-one/
関連情報
https://www.uber.com/jp/ja/
構成/清水眞希