「失敗は成長の糧になると思う」Z世代・若手の70.4%、上司・先輩では82.2%
Z世代・若手(500名)と上司・先輩(500名)に、仕事での“失敗”に関する気持ち・考えを聞いた。
【失敗は成長の糧になる】では、『そう思う(計)』(「非常にそう思う」と「どちらかといえばそう思う」の合計)と回答した人の割合は、Z世代・若手70.4%、上司・先輩82.2%と、上司・先輩のほうが11.8ポイント高くなった。
世代・男女別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、男女とも上司・先輩のほうが高くなり、女性では14.0ポイント差(Z世代・若手:女性75.2%、上司・先輩:女性89.2%)となった。女性では“失敗”という経験の捉え方について、世代間で大きなギャップがあるようだ。
【失敗をすることは避けたい】では、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、Z世代・若手69.6%、上司・先輩68.8%となった。
世代・男女別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、男性ではZ世代・若手のほうが高く(Z世代・若手:男性68.8%、上司・先輩:男性59.6%)、女性では上司・先輩のほうが高くなった(Z世代・若手:女性70.4%、上司・先輩:女性78.0%)。
「競争は成長の糧になると思う」Z世代・若手の55.6%、上司・先輩では64.0%
続いて、Z世代・若手(500名)と上司・先輩(500名)に、仕事での“競争”に関する気持ち・考えを聞いた。
【競争は成長の糧になる】では、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、Z世代・若手55.6%、上司・先輩64.0%と、上司・先輩のほうが8.4ポイント高くなった。
世代・男女別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、男女とも上司・先輩のほうが高くなり、女性では12.0ポイント差(Z世代・若手:女性53.2%、上司・先輩:女性65.2%)となった。
【競争より共闘がいい】では、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、Z世代・若手69.8%、上司・先輩72.6%となった。
世代・男女別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、Z世代・若手、上司・先輩いずれも男性より女性のほうが高い傾向がみられた(Z世代・若手:男性67.2%、Z世代・若手:女性72.4%、上司・先輩:男性67.2%、上司・先輩:女性78.0%)。
仕事に求めること Z世代・若手のTOP3は「収入」「ワークライフバランス」「仕事とプライベートの切り分け」、一方、上司・先輩のTOP3は…
Z世代・若手(500名)と上司・先輩(500名)に、仕事にどのようなことを求めているか聞いたところ、Z世代・若手と上司・先輩いずれも「収入」(Z世代・若手37.8%、上司・先輩44.6%)が最も高くなり、Z世代・若手では「ワークライフバランス」(30.4%)、「仕事とプライベートの切り分け」(30.2%)、上司・先輩では「長く安心して働ける」(34.6%)、「職場の人間関係」(33.8%)が続いた。Z世代・若手ではプライベートの時間をしっかり確保できること、上司・先輩では良好な職場環境で安定的に働けることを重視する人が多いようだ。
Z世代・若手と上司・先輩を比較すると、「やりがい」(Z世代・若手19.6%、上司・先輩33.0%)は、Z世代・若手と比べて上司・先輩のほうが13.4ポイント高くなった。
生成AIが仕事に良い影響を与えることへの期待度 平均はZ世代・若手52.3点、上司・先輩52.7点
Z世代・若手(500名)と上司・先輩(500名)に、仕事における生成AIの活用について聞いた。
“生成AIが仕事に良い影響を与えること”にどのくらい期待しているか、「0点:全く期待していない」~「100点:非常に期待している」としてあてはまる点数を聞いたところ、Z世代・若手と上司・先輩いずれも「50点」(Z世代・若手26.0%、上司・先輩30.4%)に回答が集まり、平均はZ世代・若手52.3点、上司・先輩52.7点となった。
次に、仕事において、生成AIをどのくらい活用しているか、「0点:全く活用していない」~「100点:非常に活用している」としてあてはまる点数を聞いたところ、Z世代・若手では「50点」(21.8%)、上司・先輩では「0点:全く活用していない」(37.8%)に最も多くの回答が集まった。
平均はZ世代・若手40.3点、上司・先輩28.0点と、Z世代・若手のほうが12.3点高くなった。幼少期からデジタル機器やインターネットが身近な存在だったZ世代・若手には、生成AIの活用に抵抗を感じない人が多いのではないだろうか。
<調査概要>
◆調査タイトル :世代間ギャップに関する調査2025
◆調査対象 :ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする18歳~69歳の有職男女
◆調査期間 :2025年7月30日~8月1日
◆調査方法 :インターネット調査
◆調査地域 :全国
◆有効回答数 :1,000サンプル
◆調査協力会社 :ネットエイジア株式会社
構成/こじへい