小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

購入後2年が経過したiPhoneのバッテリー最大容量が80%未満なら要注意!交換時期の目安と交換方法

2025.09.25

長年使ったiPhoneのバッテリー持ちが悪くなったと感じるなら、それは交換のサインかもしれません。iPhoneのバッテリーは消耗品であり、フル充電サイクル500回(使用2〜3年)が交換の目安です。設定アプリで最大容量が80%未満になっている場合は交換を検討しましょう。正規サービスプロバイダでの交換が推奨され、AppleCare+に加入していれば無償で交換可能です

「ちょっと、最近iPhoneのバッテリー持ちが悪いな……」そう思う瞬間はないでしょうか。

仕事のメールや子どもの写真、友人とのメッセージ。私たちのiPhoneには、日々の生活に密着しています。

しかし、ふと気づくとバッテリーの減りが異常に早くなっていたり、大事な場面で突然シャットダウンしたり……。

それは、静かに限界を迎えつつある、iPhoneからのサインかもしれません。

iPhoneバッテリーの交換時期でよくある疑問【Q&A】

iPhoneのバッテリーは消耗品で、使い続けると次第に劣化します。

状態を把握して適切なタイミングで交換することは、iPhoneのパフォーマンスを維持し、長く使うために不可欠です。

ここでは、バッテリーの交換時期に関してよくある疑問にQ&A形式で答えます。

■Q.交換の目安とタイミングを教えて

A.一般的に、iPhoneのリチウムイオンバッテリーは、フル充電サイクルを約500回繰り返した場合でも、本来の容量の最大80%を維持できるように設計されています。

この500回が交換の目安となります。

使い方にもよりますが、おおよそ2年から3年程度の使用で500回に達することが多いと言われています。

劣化しているかどうかを確認するには、

1.「設定」→「バッテリー」をタップ

2.「バッテリーの状態と充電」に進む

3.「最大容量」の項目で数値を確認する

新品時の最大容量は100%であり、これが80%以下になっている場合は、著しくバッテリーが劣化していると考えられるため、交換を検討する目安となります。

また、最大容量の数値だけでなく、iPhoneを使っていて以下のような症状が出た場合も、バッテリー交換を検討すべきタイミングです。

バッテリーの消費が以前よりも早い

充電したばかりなのにバッテリーがすぐに減り、一日に何度も充電が必要になる、そんな場合は一度に充電可能な容量が減少している可能性が高いです。

アプリが急に落ちる、シャットダウンが増えた

バッテリーの劣化が進むと、iPhoneへの電力供給が不安定になります。そのため、システムが電子部品を保護するためにシャットダウンを行うことがあります。

充電に時間がかかるようになった

充電ケーブルやアダプタを純正品に交換し、適切な温度環境で充電した場合でも満充電に時間がかかる時は、バッテリー劣化が原因である可能性が高いです。

端末が過度に発熱する

重たい処理をしていないにも関わらず、iPhone本体が過度に熱を持つようになったら、バッテリー交換を検討しましょう。

バッテリーが膨張している

バッテリーの劣化が著しく進むと、本体内部でバッテリーが膨張し、液晶画面が浮き上がるなどの物理的な変化が見られることがあります。

この状態での使用は危険なため、速やかに交換または修理に出すことをお勧めします。

■Q.バッテリーの最大容量80%未満が危険な理由

A.バッテリーの最大容量が80%を下回ると「著しくバッテリーが劣化している」と判断されます。

この状態では、バッテリーがピークパフォーマンスを維持する能力が低下し、iPhoneの動作に影響が出始める可能性があります。

バッテリーが十分な電力を供給できなくなり、iPhoneのプロセッサ速度が意図的に制限されることがあり、前述のようにアプリが予期せず終了したり、iPhoneが突然シャットダウンしたりする頻度が増加します。

作業の中断やデータの損失につながる恐れもあり、また、ユーザーのストレスの原因にもなりかねません。

■Q.バッテリー交換をしないとどうなる?

A.劣化したバッテリーを交換しないで使い続けると、iPhoneが性能低下するだけではなく、さまざまな不具合や潜在的な危険が発生する可能性があります。

主な影響は以下です。

1.バッテリーの持ち時間が著しく短くなる
2.動作が不安定になる(アプリ落ち、シャットダウンなど)
3.充電に時間がかかる
4.端末の過度な発熱→発火など重大な事故につながるリスクも否定できません
5.バッテリーの物理的な膨張

■Q.バッテリーの寿命と使い方って関係あるの?

A.はい。

iPhoneに搭載されているリチウムイオンバッテリーは消耗品で、充電と放電を繰り返すと徐々に電気を蓄える力が弱まります。

■Q.生成AIでバッテリーが消費するってある?

A.AI機能、特に高度な画像処理や機械学習を利用する機能は、CPUやGPUに高い負荷をかけ、多くの電力を消費します。AI処理で発生する高い負荷や発熱が、間接的にバッテリーの劣化を早める原因となり得ます。

バッテリー交換の方法と料金でよくある疑問【Q&A】

iPhoneのバッテリー交換をしたいけれど、費用や方法がわからない……。

そんな疑問を解決すべく、交換のベストなタイミングから料金、長持ちさせる使い方まで、よくある質問にQ&A形式で回答します。

■Q.交換は正規店がいいの?

A.iPhoneのバッテリー交換を検討する際、Appleの公式修理サービス(Apple Store、Apple正規サービスプロバイダ)を利用することが最も推奨されます。

一方、非正規の修理専門店も存在し、比較的安価で迅速な修理が可能な場合もあります。しかし、非正規店ではApple純正品ではないバッテリーが使用されることもあり、品質は保証されません。

純正品と比較してバッテリーの持ちが劣る、劣化が早いといった現象や、さらに、発熱や膨張などの新たなトラブルが発生するリスクも考えられます。

■Q.正規店での費用の目安を教えて

A.Appleの公式修理サービスでのiPhoneのバッテリー交換費用は、保証状況や機種によって異なります。

1.AppleCare+に加入している場合

AppleCare+に加入しているiPhoneで、バッテリーの蓄電容量が本来の80%未満に低下していると診断された場合、バッテリー交換は無償で受けられます。

通常使用によるバッテリーの劣化はAppleの製品保証の対象外ですが、AppleCare+はこれをカバーします。

2.AppleCare+に加入していない、または保証期間外の場合

iPhoneの購入から1年間のApple製品限定保証期間が終了している、またはAppleCare+に加入していない場合は、バッテリー交換は有償となります。

Appleサポートで、端末別のバッテリー交換の目安が確認できます。

以下が、交換料金の目安の例です。

・iPhone 16 Pro Max:1万9400円

・iPhone 16:1万5800円

・iPhone 15 Pro:1万5800円

・iPhone 15 Plus:1万5800円

・iPhone SE(第3世代):1万1200円

・iPhone 14:1万5800円

・iPhone 13 mini:1万4500円

・iPhone 8 Plus:1万1200円

■Q.交換の前に準備したいことってある?

A.AppleストアやApple正規サービスプロバイダで修理を受ける場合、個人情報保護のために以下の準備を最低限しておきましょう。

データのバックアップ

iCloudなどにバックアップを取りましょう。

「探す」機能をオフにする

Appleウォレットからカードやパスを削除

配送修理の場合などは初期化する

■Q.折角の新しいバッテリー。長持ちさせる使い方ってある?

A.バッテリーを交換したばかりのiPhoneも、使い方次第で劣化の進行を抑えて長持ちさせることが可能です。

充電中の使用はなるべく避ける

充電しながらiPhoneを使用すると、バッテリーが熱を持ちやすくなり、劣化しやすくなります。

充電中は可能な限り操作を控えましょう。

過充電・過放電を避ける

バッテリー残量が100%になっても充電し続ける「過充電」や、0%になるまで使い切る「過放電」は、バッテリーに大きな負担をかけるといわれています。

充電は10%〜20%を目安に開始し、100%になったら充電をやめるのがおすすめです。

「バッテリー充電の最適化」をオンにする

iPhoneには、フル充電状態の時間を減らし、バッテリーの劣化を遅らせる機能「バッテリー充電の最適化」が備わっています。

この機能をオンにすると、iPhoneがユーザーの充電習慣を学習し、80%を超えると充電速度を自動的に遅らせることで、バッテリーへの負担を軽減します。

設定方法は

1.「設定」→「バッテリー」をタップ

2.「バッテリーの状態と充電」に進む

3.「バッテリー充電の最適化」をオン

極端な温度環境を避ける

リチウムイオンバッテリーは35℃以上の高温にも0℃以下の低温にも弱いです。iPhoneに最適な温度は16℃〜22℃とされています。充電中はスマホカバーを外すして放熱効率を高めるのも有効です。

最新のiOSにアップデートする

新しいiOSはバッテリーの消費を抑えたり、劣化を抑える管理機能が更新されることが多く、最新バージョンにアップデートすることで、機能の最適化を図れます。

バッテリー消費を抑える設定を活用

1.低電力モードをオンにする:バッテリー残量が少ない時など、一時的に消費電力を抑えたい場合に有効です。
2.画面の明るさを適切に調節する:画面の明るさはバッテリー消費に大きく影響します。自動調整機能の活用や、手動で調整することで、電力消費を抑えましょう。
3.不要なアプリはオフにする:アプリを立ち上げたままにせず、不要なものは閉じるようにします。
4.バックグラウンドアプリの更新を制限する:使用していないアプリがバックグラウンドでデータを更新しないよう、設定しましょう。
5.不要なプッシュ通知をオフにする:通知が多いと画面の点灯など、バッテリーを消費します。
6.位置情報サービスの設定を見直す:位置情報を利用するアプリはバッテリー消費が大きくなります。必要ないアプリは「なし」または「使用中のみ」に設定しましょう。
8.Wi-Fiを活用する:ハンドオーバなど、電波の切り替えが少なく安定した通信ができるWi-Fiの方が、モバイルデータ通信よりも電力を消費しない場合が多いです。また、通信速度が速い場合は、その分無駄に電力を消費せずに済みます。

■Q.iOSをアップデートしないと良くないの?

A.iPhoneのiOSを最新の状態に保つことは、バッテリーの健康状態を維持し、iPhoneのパフォーマンスを最適化するために重要です。

また、iOSを常に最新バージョンにアップデートすることは、バッテリー寿命を延ばすだけでなく、iPhone全体の安全性、安定性、およびパフォーマンスを維持するために不可欠な習慣といえます。

【まとめ】

iPhoneのバッテリーは消耗品。最大容量が80%を切ったら、パフォーマンス低下や思わぬトラブルを避けるためにも、バッテリー交換を検討しましょう。

日頃から適切な使い方を心がけることで、バッテリーを長持ちさせ、仕事の効率を落とさず快適にiPhoneを使い続けられます。

こちらもチェック!

iPhoneの寿命は何年?バッテリーを長持ちさせる4つの裏ワザ

iPhoneのバッテリー寿命を延ばす方法

スマホのベストな充電タイミングは残量がどれくらいになった時?iPhoneやAndroidのバッテリー寿命を延ばす知恵

※当記事に掲載している価格などのデータは2025年8月時点でのものです。

文/中馬幹弘
ガジェット・MONO・マネー編集/ライター。慶應義塾大学卒業後、野村證券にて勤務。アメリカンカルチャー誌編集長、モノ情報誌編集を歴任。iPhone、iPad登場時よりスマホ実務に携わる

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2025年9月16日(火) 発売

DIME最新号は、「あなたの知らない ポケポケの秘密」。開発の舞台裏やヒットの軌跡、今からでも楽しめる効果的な遊び方まで、知ればもっとポケポケが楽しくなる“ポケポケ現象”の秘密を徹底解明!特別付録は、BIGサイズの超限定「フォルクスワーゲンBUZZトート」!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。