小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

若手社員が考える理想の上司は「仕事のことを相談できる人」、上司にとっての理想の若手社員は?

2025.09.05

SMBCコンシューマーファイナンス(サービスブランド「プロミス」)は、2025年7月30日~2025年8月1日の3日間、18歳~69歳の有職男女(有効サンプル1000名)を対象に「世代間ギャップに関する調査2025」をインターネットリサーチで実施。先日、その結果を公開した。

本稿では同社リリースをベースに、その概要をお伝えする。

Z世代・若手と上司・先輩の仕事に関する意識・実態

全国の18歳~29歳の有職(会社員、公務員・団体職員、会社役員・経営者:以下同様)男女500名(以下「Z世代・若手」)および、30歳~69歳の有職男女500名(以下「上司・先輩」)(計1000名)に対し、仕事について質問した。

■Z世代・若手にとっての“理想の上司” 1位は「仕事のことを相談できる上司」

はじめに、Z世代・若手(500名)に、自身にとって“理想の上司”とは、どのような上司か聞いたところ、「仕事のことを相談できる」(34.4%)が最も高くなり、「丁寧に教えてくれる」(32.8%)、「具体的にアドバイスしてくれる」(31.6%)、「意見を聞いてくれる」(30.6%)、「成果を褒めてくれる」(30.4%)が続いた。

業務に関する相談にのってくれたり、きめ細かい指導やアドバイスをしてくれたりと、密にコミュニケーションをとってくれる上司を求める人が多いようだ。

上司・先輩(500名)に、自身の普段の若手社員に対する態度を聞いたところ、「一緒に業務に取り組んでいる」(29.2%)が最も高くなり、「丁寧に教えている」(26.2%)、「具体的にアドバイスしている」(23.2%)、「意見を聞いている」(23.0%)、「成果を褒めている」(20.2%)が続いた。若手と協力して仕事を進めている人が多いことがわかる。

Z世代・若手の回答と比較すると、Z世代・若手の“理想の上司”では「仕事のことを相談できる」(34.4%)が1位となったのに対し、上司・先輩の普段の若手社員に対する態度では「仕事の相談にのっている」(19.6%)は8位だった。

“相談にのってほしい”という若手社員のサインを見逃してしまっている上司・先輩が多いかもしれない。

■上司・先輩にとっての“理想の若手社員”は「こまめに報告・連絡・相談をする」

続いて、上司・先輩(500名)に、自身にとって“理想の若手社員”とは、どのような若手社員か聞いたところ、「こまめに報告・連絡・相談をする」(31.6%)が最も高くなり、「時間・締切を守る」(31.2%)、「自分で考えて行動する」(30.0%)、「仕事を途中で投げ出さない」(29.2%)、「仕事に意欲的」「協調性を大切にする」(いずれも28.8%)という順になった。

Z世代・若手(500名)に、自身の普段の職場における態度について聞いたところ、「自分で考えて行動している」(28.4%)が最も高くなり、「時間・締切を守る」(28.0%)、「こまめに報告・連絡・相談をしている」(27.8%)、「協調性を大切にしている」(27.6%)、「仕事を途中で投げ出さない」(27.2%)が続く。

上司・先輩の回答と比較すると、上司・先輩にとっての“理想の若手社員”の上位3位は「こまめに報告・連絡・相談をする」(31.6%)、「時間・締切を守る」(31.2%)、「自分で考えて行動する」(30.0%)、Z世代・若手の普段の職場における態度の上位3位は「自分で考えて行動している」(28.4%)、「時間・締切を守る」(28.0%)、「こまめに報告・連絡・相談をしている」(27.8%)と、内容が一致しており、上司・先輩の考える若手社員の理想像と、実際のZ世代・若手の勤務態度に大きなズレはみられない。

■Z世代・若手の70.4%、上司・先輩では82.2%が「失敗は成長の糧になると思う」と考えている

【失敗は成長の糧になる】では、『そう思う(計)』(「非常にそう思う」と「どちらかといえばそう思う」の合計)と回答した人の割合は、Z世代・若手70.4%、上司・先輩82.2%と、上司・先輩のほうが11.8ポイント高くなった。

世代・男女別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、男女とも上司・先輩のほうが高くなり、女性では14.0ポイント差(Z世代・若手:女性75.2%、上司・先輩:女性89.2%)に。女性では“失敗”という経験の捉え方について、世代間で大きなギャップがあるようだ。

【失敗をすることは避けたい】では、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、Z世代・若手69.6%、上司・先輩68.8%だった。世代・男女別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、男性ではZ世代・若手のほうが高く(Z世代・若手:男性68.8%、上司・先輩:男性59.6%)、女性では上司・先輩のほうが高い(Z世代・若手:女性70.4%、上司・先輩:女性78.0%)。

■Z世代・若手の55.6%、上司・先輩では64.0%が「競争は成長の糧になると思う」

【競争は成長の糧になる】では、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、Z世代・若手55.6%、上司・先輩64.0%と、上司・先輩のほうが8.4ポイント高くなっている。

世代・男女別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、男女とも上司・先輩のほうが高くなり、女性では12.0ポイント差(Z世代・若手:女性53.2%、上司・先輩:女性65.2%)となった。

【競争より共闘がいい】では、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、Z世代・若手69.8%、上司・先輩72.6%となった。世代・男女別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、Z世代・若手、上司・先輩いずれも男性より女性のほうが高い傾向がみられた(Z世代・若手:男性67.2%、Z世代・若手:女性72.4%、上司・先輩:男性67.2%、上司・先輩:女性78.0%)。

■仕事に求めること、Z世代・若手のTOP3は「収入」「ワークライフバランス」「仕事とプライベートの切り分け」

Z世代・若手(500名)と上司・先輩(500名)に、仕事にどのようなことを求めているか聞いたところ、Z世代・若手と上司・先輩いずれも「収入」(Z世代・若手37.8%、上司・先輩44.6%)が最も高くなり、Z世代・若手では「ワークライフバランス」(30.4%)、「仕事とプライベートの切り分け」(30.2%)、上司・先輩では「長く安心して働ける」(34.6%)、「職場の人間関係」(33.8%)という結果が得られた。

Z世代・若手ではプライベートの時間をしっかり確保できること、上司・先輩では良好な職場環境で安定的に働けることを重視する人が多いようだ。

Z世代・若手と上司・先輩を比較すると、「やりがい」(Z世代・若手19.6%、上司・先輩33.0%)は、Z世代・若手と比べて上司・先輩のほうが13.4ポイント高くなった。

■生成AIが仕事に良い影響を与えることへの期待度、平均はZ世代・若手52.3点に対して上司・先輩52.7点

“生成AIが仕事に良い影響を与えること”にどのくらい期待しているか、「0点:全く期待していない」~「100点:非常に期待している」としてあてはまる点数を聞いたところ、Z世代・若手と上司・先輩いずれも「50点」(Z世代・若手26.0%、上司・先輩30.4%)に回答が集まり、平均はZ世代・若手52.3点、上司・先輩52.7点だった。

次に、仕事において、生成AIをどのくらい活用しているか、「0点:全く活用していない」~「100点:非常に活用している」としてあてはまる点数を聞いたところ、Z世代・若手では「50点」(21.8%)、上司・先輩では「0点:全く活用していない」(37.8%)に最も多くの回答が集まった。

平均はZ世代・若手40.3点、上司・先輩28.0点と、Z世代・若手のほうが12.3点高くなりました。幼少期からデジタル機器やインターネットが身近な存在だったZ世代・若手には、生成AIの活用に抵抗を感じない人が多いのではないか。

Z世代・若手と上司・先輩のくらしに関する意識・実態

■生成AIが普段のくらしに良い影響を与えることへの期待度 平均はZ世代・若手51.9点、上司・先輩48.7点

“生成AIが普段のくらしに良い影響を与えること”にどのくらい期待しているか、「0点:全く期待していない」~「100点:非常に期待している」としてあてはまる点数を聞いたところ、Z世代・若手(500名)、上司・先輩(500名)ともに「50点」(Z世代・若手24.4%、上司・先輩28.0%)に最も多く回答が集まった。

そのほか、Z世代・若手では「60点」(14.4%)や「70点」(11.2%)、上司・先輩では「0点:全く期待していない」や「60点」(いずれも11.2%)、「70点」(11.4%)にも回答がみられた。

平均は、Z世代・若手では51.9点、上司・先輩では48.7点となった。

普段のくらしにおいて、生成AIをどのくらい活用しているか、「0点:全く活用していない」~「100点:非常に活用している」としてあてはまる点数を聞いたところ、Z世代・若手では「50点」(21.8%)に最も多く回答が集まり、「0点:全く活用していない」(18.4%)、「40点」(10.4%)にも回答がみられた。

一方、上司・先輩では、「0点:全く活用していない」(33.6%)に回答が集中したほか、「50点」(19.0%)にも回答が寄せられた。

平均はZ世代・若手では42.3点、上司・先輩では31.1点と、上司・先輩と比べてZ世代・若手が11.2点高くなっている。

■人生を楽しむために大切にしたいこと、Z世代・若手では1位「お金」2位「趣味」3位「家族」

人生を楽しむために大切にしたいことを聞いたところ、Z世代・若手(500名)では1位「お金」(30.8%)、2位「趣味」(26.2%)、3位「家族」(21.0%)、4位「心の豊かさ」(16.6%)、5位「自分らしさ」(14.8%)となり、上司・先輩(500名)では1位「健康」(41.6%)、2位「お金」(35.2%)、3位「家族」(33.6%)、4位「趣味」(20.6%)、5位「心の豊かさ」「自分らしさ」(いずれも18.0%)となった。

Z世代・若手と上司・先輩を比較すると、上司・先輩で1位となった「健康」は、Z世代・若手(14.6%)と比較して、上司・先輩(41.6%)のほうが27.0ポイント高かった。

世代・男女別にみると、Z世代・若手の女性では、「お金」「趣味」(いずれも30.8%)が1位に。また、上司・先輩の女性では、「健康」(52.8%)が半数以上を占めている。

■普段のくらしの中で、意識している「○○パ」、「コスパ」はZ世代・若手で63.6%、上司・先輩は74.0%

Z世代・若手(500名)と上司・先輩(500名)に、「コスパ」「タイパ」「スペパ」(スパースパフォーマンスの略)のそれぞれをどのくらい意識しているか聞いた。

はじめに、普段のくらしの中で、「コスパ」を意識しているか聞いたところ、意識している人の割合は、Z世代・若手では63.6%、上司・先輩では74.0%となり、上司・先輩がZ世代・若手と比較して10.4ポイント高くなった。費用対効果を意識している人は、Z世代・若手と比べて上司・先輩に多いようだ。

次に、普段のくらしの中で、「タイパ」を意識しているか聞いたところ、意識している人の割合は、Z世代・若手では61.4%、上司・先輩では67.2%となった。

普段のくらしの中で、「スペパ」を意識しているか聞いたところ、意識している人の割合は、Z世代・若手では50.2%、上司・先輩では49.2%と、意識している人の割合は双方ともに約半数だった。

Z世代・若手と上司・先輩の消費行動に関する意識・実態

■商品・サービスを購入する際に、参考にしているものTOP3

商品・サービスを購入する際に、参考にしているものを聞いたところ、Z世代・若手(500名)では1位「Instagram」(29.8%)、2位「YouTube」(26.6%)、3位「X(旧Twitter)」(24.2%)となり、TOP3にSNSが挙がる結果となった。

以下、4位「利用者のクチコミ」(19.6%)、5位「商品・サービスの公式サイト」(18.4%)という順だった。

一方で、上司・先輩(500名)では1位「利用者のクチコミ」(29.4%)、2位「家族・友人のクチコミ」(27.0%)、3位「テレビ」(26.4%)、4位「比較サイト」(23.4%)、5位「商品・サービスの公式サイト」(22.4%)と、いずれのSNSもTOP5にはランクインしていない。デジタルネイティブであるZ世代・若手と、上司・先輩では大きく異なる結果となった。

世代・男女別にみると、Z世代・若手の女性では、「Instagram」(44.4%)が突出して高くなり、Z世代・若手の男性(15.2%)と比較して29.2ポイントの差がみられた。

また、Z世代・若手の男性では、「YouTube」(29.6%)が1位に。上司・先輩の女性では、「家族・友人のクチコミ」(36.8%)が最も高くなり、割合は上司・先輩の男性(17.2%)の2倍以上の差となっている。

■商品・サービスを購入する際に最も利用している決済手段 Z世代・若手、上司・先輩ともに1万円未満は「QRコード決済」

次に、商品・サービスを購入する際に、最も利用している決済手段を金額別に聞いたところ、<1,000円未満の場合>ではZ世代・若手、上司・先輩ともに「QRコード決済」(Z世代・若手42.6%、上司・先輩44.0%)が最も高く、「現金」(Z世代・若手23.6%、上司・先輩24.8%)が続いた。

<1,000円~10,000円未満の場合>ではZ世代・若手、上司・先輩ともに「QRコード決済」(Z世代・若手38.4%、上司・先輩39.4%)、「クレジットカード」(Z世代・若手32.8%、上司・先輩33.8%)に回答が分かれている。

<10,000円~30,000円未満の場合>ではZ世代・若手、上司・先輩ともに、「クレジットカード」(Z世代・若手51.8%、上司・先輩62.4%)が最も高くなり、上司・先輩では6割を上回った。

<30,000円~50,000円未満の場合>でもZ世代・若手、上司・先輩ともに、「クレジットカード」(Z世代・若手61.6%、上司・先輩71.2%)が最も高くなり、<50,000円以上の場合>でもZ世代・若手、上司・先輩ともに、「クレジットカード」(Z世代・若手68.2%、上司・先輩74.4%)が最も高い結果となった。

調査概要
調査タイトル/世代間ギャップに関する調査2025
調査対象/ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする18歳~69歳の有職男女
調査期間/2025年7月30日~8月1日
調査方法/インターネット調査
調査地域/全国
有効回答数1000サンプル
調査協力会/ネットエイジア株式会社
出典/SMBCコンシューマーファイナンス調べ

関連情報
https://www.smbc-cf.com

構成/清水眞希

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2025年7月16日(水) 発売

DIME最新号は、誕生45周年のガンプラを大特集!歴史を振り返り、ガンプラが今後どのように進化していくのかを総力取材。プラモデル制作に役立つ〝赤い〟USBリューターの特別付録付き!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。