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快進撃が止まらない「TikTok Lite」、楽しさとお得を両立したポイ活アプリの正体

2025.08.31

2023年のローンチ以降、App Storeの無料アプリランキングで首位(2024年)を獲得するなど、破竹の勢いでユーザー数を伸ばし続ける「TikTok Lite」。

動画を見ながらポイントを貯める=“楽しい時間がお得に変わる”という新しいポイ活のカタチとして、世代を問わず多くの人から支持されている。

今回は、TikTok Lite日本責任者の多田有理沙さんに、サービス開発の背景やヒットの要因、意外なマーケティング施策についてお話を伺った。

多田有理沙さん

*本稿はVoicyで配信中の音声コンテンツ「DIMEヒット商品総研」から一部の内容を要約、抜粋したものです。全内容はVoicyから聴くことができます。

楽しく貯めて賢く使う!TikTok Liteが変える新時代のポイ活体験

TikTok Liteには、楽しく、そして効率よくポイントを貯められるよう、さまざまな工夫が凝らされている。

「バーチャルペットを育てたり、チームで協力・対戦したりするエンターテインメント要素を取り入れています。また、期間限定のキャンペーンや、『チェックインタスク』のクリアによる報酬で効率よくポイントを獲得できるのも特徴です。貯まったポイントは、PayPayポイントや楽天ポイントなどに交換できます」

TikTokと併用する人はもちろん、TikTok Liteだけを利用している人も多いという。

「すきま時間をお得に過ごしたいと考える方や、キャンペーンやタスクに参加したい方など、さまざまなニーズを持つ方にご利用いただいています。通勤中や朝の時間にチェックインをする方も多く、日常のふとした瞬間に“ご褒美体験”を楽しんでいただけていると感じます」

TikTok Liteで貯まった100ポイントは、1円と交換可能。多田さんは「1週間でランチが楽しめるほど貯まる方もいる」と話し、まさに“二重取り”の感覚で、気軽に楽しみながら得をしている方が多いと続ける。

「これまでポイ活は“節約の達人”といった、ストイックにお得を追求するイメージが強かったと思うんです。でも最近は、日常の延長線上で、リラックスしながら楽しんでポイ活をする方が増えてきました。節約のためだけではなく、意味のあることをしながらポイントを貯めたいニーズが高まっていると感じています」。


TikTok Lite流・頑張りすぎないポイ活のススメ

TikTok Liteのおすすめの活用方法について、多田さんは次のように説明する。

「定期的に実施しているお得なキャンペーンをぜひ活用してください。キャンペーンの通知を見逃さずにタスクをクリアしていただくことで、普段よりもお得にポイントを獲得できます。毎日コツコツ続ける仕組み作りも大切です。朝起きたときにまずチェックインをする習慣をつけたり、勉強や自分に役立つ動画を視聴したりすると、無理なく継続できると思います」

ユーザーがポイ活に求めるニーズが変わってきているように、使い方にも変化が見られるという。

「いつものランチが豪華になるとか、ちょっと高いコーヒーが飲めたとか。 推しのライブ配信とかに使おうとか、頑張りすぎない貯め方、使い方になっているような気がします」

立ち上げ時から現在まで、TikTok Liteのユーザーはうなぎ上りに増えている。

「認知拡大はスムーズでした。最初にお友達招待キャンペーンを行っていたこともあり、『TikTok Lite』をインストールしてくださったユーザーさんが、SNSやオフラインでどんどん周囲に紹介してくれたんです。おかげでユーザーの輪が自然に広がり、良い循環で利用者が増えていきました」

一方で、「TikTokとの違いに戸惑うユーザーもいるかもしれない」と懸念していた多田さん。しかし実際は、想像以上にすんなりと受け入れられたと驚く。

「ユーザーのみなさんは、『TikTok』と『TikTok Lite』の違いにはこだわっていない印象でした。自然に受け入れてくださっていて、むしろ『TikTok Liteが自分の日常の中でどんな価値をもたらしてくれるのか』に着目されていたように思います。両者の違いにこだわらず、それぞれを別のサービスとして自然に楽しんでいただいている印象が強いです」


重要視するのは「ユーザー目線」。飽きさせない運営の裏側

ユーザーが快適にアプリを使用できるよう、サービスの運営にも気を配っている。

「ユーザーの皆さんにお得なキャンペーンや楽しいゲームの情報をどの頻度で通知するか、そのバランスが難しいですね。送らなければ『知りたかった』と声をいただきますし、送りすぎると『うるさい』と感じられてしまいます。魅力的な施策は定期的に用意しているので、できるだけ多くの方に上手く届けたいと試行錯誤しています」

“ユーザー目線”を重要視しているTikTok Lite。企画もユーザーの反応を敏感にキャッチし、スピード感を持って運営している。

「アイデアを練り上げてからローンチするよりも、日々のトレンドやユーザーさんの反応を見て、すぐに試してみるスタイルを取っています。ユーザーさんの反応があまり良くなければ素早く撤回しますし、逆にご好評をいただいている場合は、すぐに拡大したり、さらに発展させたりします。ユーザーさんの反応がダイレクトにサービスへ反映されるよう、スピーディーに仮説検証を繰り返しながら運営しています」


勢いが止まらないTikTok Liteの成長戦略

TikTok Liteの成長を支えてきたマーケティング施策について、多田さんは次のように話す。

「最初はお友達紹介キャンペーンが大きな推進力になりました。ただ、ユーザーが増えるにつれて、さらに幅広い層への認知が必要になります。そこで、テレビCMや屋外広告も取り入れ、デジタルだけでは届かない方々にもサービスを知ってもらえるようにしました。最近はオフラインの広告にも力を入れており、テレビCMやレストランでのポップ設置など、より多くの人にTikTok Liteを身近に感じてもらえる工夫をしています」

「ユーザーからのフィードバックがとてもありがたい」と話す多田さん。今後も、サービスの改善にも役立てたいと続ける。

「使ってくださっているユーザーさんから、ポジティブな声や具体的な要望をもらえると、本当にサービスが日常に根付いているんだなと感じて嬉しいです。そうした反応があるからこそ、次はどんなキャンペーンや交換先を用意しようかと前向きに考えられます。静かに離れてしまうよりも、率直に意見をもらえることに感謝しています」

TikTok Liteが現在もユーザーを増やし続けている要因について、多田さんは次のように分析する。

「まず、継続利用したくなる“仕組み”が大きいと思います。常に新しいキャンペーンやタスクを導入しているので、飽きずに続けやすいんです。また、ポイントの交換先が充実しているのも魅力です。PayPayポイントや楽天ポイントといった主要ポイントに交換できるのはもちろん、カフェやファミレスで使える約1,870種類(2025年8月25日時点)のクーポンも用意しています。自分に合った使い道を見つけやすい『交換先の多さ』が、ユーザー満足度につながっているのではないでしょうか」

サービスとして大切にしている「楽しんで、お得」という理念も、ヒットの要因だと続ける。

「ポイ活は、頑張りすぎると続かなくなります。『TikTok Lite』は、“無理なく楽しみながらお得も実感できる”のが大きな魅力です。エンタメプラットフォームとして親しまれてきたTikTokだからこそできる価値を提供し続けたいと思っています。今後は新たな機能やコラボレーション、交換先の拡充を通じて、幅広くサービスを届けていく予定です」

最後に、多田さんからリスナーにメッセージをもらった。

「TikTok Liteは、“楽しさがお得になる”新しい価値を届けたくて生まれたサービスです。日々のちょっとしたスキマ時間が、楽しく、そして自然とお得な時間に変わる。そんな体験を、ぜひ一人でも多くの方に味わっていただきたいと思っています。DIMEリスナーの皆さんも、まだ使ったことがない方はぜひ一度試してみてください」。


撮影・取材・文/久我裕紀 構成/DIME編集部

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