エクセル関数でエラーが発生した場合の対処法と生成した関数のテスト方法
AIが生成した関数は、実際のファイルでエラーが発生する場合がある。エラー修正もプロンプトでAIに自己チェックさせるのがおすすめだ。
また、AIで生成した関数は実装前に必ずテストしよう。テスト用プロンプトもあわせて紹介する。
■無効なエクセル関数を修正するプロンプト
AIは古いバージョンのエクセル関数名や存在しない関数名を提示する場合がある。プロンプトにはエクセルのバージョン情報も含めたい。
【エラー修正のプロンプト】
以下の関数でエラーが発生しました:
=IFERROR(VLOOKUP(A2,Sheet2!A:B,2,FALSE),”該当なし”)
エラー内容:「#NAME?」
使用環境:Excel 2019
このエラーを解決する正しい関数式を教えてください。
【関数名を確認するプロンプト】
Excel 2019で利用可能な以下の機能の正しい関数名を教えてください:
・複数条件での合計計算
・配列数式での条件抽出
・テキストの部分一致検索
■エクセル関数の出力結果を検証するプロンプト
エラーが出ない場合も以下の手順で動作を検証しよう。
AIが生成した関数の動作検証1:サンプルデータでのテスト(プロンプト例)
以下の関数をサンプルデータでテストしたいです:
=IF(AND(A2>=80,B2>=90),”合格”,”不合格”)
サンプルデータ:
A2=85, B2=95 → 期待結果:合格
A2=75, B2=95 → 期待結果:不合格
A2=85, B2=85 → 期待結果:不合格
この関数は正しく動作しますか?
AIが生成した関数の動作検証2:エラーハンドリングの確認(プロンプト例)
以下の関数にエラーハンドリングを追加してください:
=VLOOKUP(A2,Sheet2!A:B,2,FALSE)
要件:
・検索値が見つからない場合は「未登録」と表示
・検索値が空白の場合は空白を表示
・その他のエラーの場合は「エラー」と表示
プロンプトを使ったエクセル関数の実践演習【テンプレート付き】

生成された関数は必ずサンプルデータでテストし、エラーハンドリングも含めて検証しよう。以下に実際のエクセル業務で使える具体例とプロンプトのテンプレートを紹介する。
■サンプルワークブック(売上管理、在庫確認)のプロンプト
ここでは、売上管理と在庫確認で使用するプロンプトのサンプルワークブックを紹介する。
【売上管理のプロンプト】
※A~G にデータが入っており、I列に関数を入れたい場合。キャンペーン毎の費用を合算で出す関数を作成する。
以下のデータ構造で売上分析を行うExcel関数を作成してください:
#データ構造
・A列:日付
・B列:商品名
・C列:営業担当者
・D列:単価
・E列:数量
・F列:売上金額(単価×数量)
・G列:利益率
#求める関数
- F列の売上金額計算式
- 営業担当者別の売上合計(H列)
- 月別売上集計(I列)
- 目標達成率の計算(J列、目標値はK1セル)
【在庫管理のプロンプト】
在庫管理表で以下の機能を実現するExcel関数群を教えてください:
#データ項目
・商品コード(A列)
・商品名(B列)
・現在庫数(C列)
・安全在庫数(D列)
・発注点(E列)
#求める機能
- 在庫不足アラート(F列):現在庫数が安全在庫数を下回る場合「要発注」
- 発注量計算(G列):発注点から現在庫数を引いた値
- ステータス表示(H列):「正常」「注意」「危険」の3段階
■自作のエクセル関数プロンプトを作る場合のテンプレート
プロンプトを自社業務に合わせて自作したい場合は、以下のテンプレートで必要事項を埋めると効率よくプロンプトが作れる。
【基本テンプレート】
#目的
[何を実現したいかを具体的に記述]
#データ構造
・[列名]:[データの種類と説明]
・[列名]:[データの種類と説明]
#条件
・[条件1]
・[条件2]
・[エラー時の処理]
#出力形式
・[結果をどこに、どのような形で表示するか]
#使用環境
・Excel [バージョン]
・データ件数:約[件数]行
【応用テンプレート(複雑な処理向け)】
#業務概要
[どのような業務での使用かを説明]
#現在の課題
[手動で行っている作業や困っていることを記述]
#実現したい機能
[優先順位を付けて機能を列挙]
#データの詳細
[各列の詳細な説明、データの特徴、制約事項]
#期待する結果
[具体的な出力例を示す]
#エラー処理
[想定されるエラーケースと対処方法]
※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。
文/編集部







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