
厳しい猛暑の影響で、少しでも快適に過ごせるスーツを求めるビジネスパーソンも多いと思う。近年では、動きやすさや快適さを重視し日常使いできる「カジュアルスーツ」のラインナップも充実してきているが、どのような印象が持たれているのだろうか。
オンワードパーソナルスタイルが展開するオーダーメイドの『KASHIYAMA』は、全国の働く男女20代~60代440名を対象に、2025年5月29日(木)~6月2日(月)の期間、理想のスーツに関する意識調査を実施した。
スーツ着用後「毎回お手入れをしている」、「時々している」と回答した人は約6割超え!お手入れ方法1位は「クリーニングに出す」
スーツ着用後、お手入れを「毎回している」と回答した人は約2割(20.1%)、「時々している」と回答した人は約4割(43.4%)と、頻繁にお手入れをしている人が全体の6割以上であることが判明。
「全くしていない」と回答した人は1割に満たず(5.3%)、多くのビジネスマンがスーツのお手入れに気を遣っていることがうかがえる。
普段実施しているお手入れ方法については、「クリーニングに出す」(61.5%)が最多となり、続いて「ハンガーで形を整えて保管する」(49.2%)、「洋服ブラシでブラッシングする」(32.4%)という結果に。日常的にこまめにメンテナンスをしている人が多いことが分かる。
また、お手入れ方法として「クリーニングに出す」と回答した人が多い一方で、お手入れの中で面倒に感じることやストレスに思うこととして、「クリーニング代の出費」(63.7%)、「クリーニングに出すのが手間」(56.4%)が多く挙げられていた。
普段から手間のかかるお手入れをしている人が多い中で、実際は面倒だと感じている人がほとんどであることが明らかに。
「ラクさ」重視のカジュアルスーツ、購入してもビジネスシーンでは着用されない傾向
普段のスーツのお手入れを面倒と感じている人が多い一方、「ラクさ」を重視したカジュアルスーツについては、「購入したことがなく、ビジネスシーンでも着用していない」(54.1%)人が多い結果に。
カジュアルスーツを着用しない理由については、「安っぽく見える」(25.2%)が最多であった。
次いで「あまり快適ではなかった」(17.8%)、「見た目がビジネスっぽくなく、着用できないと判断した」(17.8%)などの回答が挙がり、実際にビジネスシーンでは活用されていない状況が浮かび上がった。
お手入れを面倒と感じる人が多いにも関わらず、「ラクさ」重視のカジュアルスーツは着用率が低いという現状が明らかに。
ビジネスシーンにおける服装の客観的視点。印象を左右するのは「シワ」や「ヨレ」などの服の手入れ不足
ビジネスシーンで相手の服装に対してネガティブな印象を持ったことについて質問したところ、最も多かったのが「シワやヨレなど、手入れの行き届いていない点」(48.1%)であった。
次いで「サイズが合っていないスーツを着用している人に対して気になった」(35.3%)という回答が多く、見た目の清潔感やフィット感が、相手への印象に大きな影響を与えていることが分かる。
「ラクさ」と「きちんとした見た目」を両立できているスーツに出会ったことがあるかという質問には、74.0%が「出会ったことがない」と回答。
この調査結果により、理想のスーツを見つけられていない現状が、多くのビジネスパーソンに共通する課題であることが明らかになった。
関連情報
https://kashiyama1927.jp/campaign/fabricinnovation/?ctcid=n_2506_fabricinnovation
構成/Ara