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「打たれ弱い人」の特徴は?カウンセラーが指南する繊細さを強みに変える3つの切り替え術

2025.08.28

「打たれ弱い」と感じる人は少なくありません。失敗を引きずる、マイナス思考、完璧主義といった特徴は弱みに見えて、実は強みにもなります。本記事では打たれ弱さをポジティブに切り替える3つのポイントを解説します。

仕事やプライベートで予期せぬ困難に直面したとき、必要以上に落ち込んでなかなか立ち直れない…。そんなときに、「自分は打たれ弱いのかも」と感じている方も多いのでは。

「打たれ弱い」とは、一体どのような状態を指すのでしょうか。また、「打たれ弱い」ことはネガティブなことだけなのでしょうか。

この記事では、打たれ弱い人の特徴、そして打たれ弱さをポジティブに切り替えるポイントをお伝えします。

「打たれ弱い」とは?

まず、「打たれ弱い」という言葉の意味を見ていきましょう。

■「打たれ弱い(うたれよわい)」の意味

小学館のデジタル大辞泉によると、

相手からの攻撃に耐える力がない。また、気が弱く、批判・非難や逆境に耐られない。

とあります。

「打たれ弱い」とは、文字通り、外部からの精神的な「打撃」に耐える力が弱いことを意味します。小学館のデジタル大辞泉にも「批判・非難や逆境に耐えられない」とあるように、他人の言葉や物事の失敗をうまく受け流すことができません。

例えば、少し注意されただけで深く傷ついたり、すぐに「自分のせいだ」と落ち込んだりする人は、「打たれ弱い」と言えるでしょう。

■「打たれ弱い」を言い換えると

「打たれ弱い」という言葉は、その人が持つどの側面を指すかによって、言い換えて表現することができます。

・精神的な繊細さを表す「繊細」「デリケート」
批判や非難に深く傷つきやすいという、感受性の鋭さに焦点を当てるなら、「繊細な人」や「デリケートな心の持ち主」と言い換えられます。

・自信のなさを表す「気が弱い」
自信が持てず、他人に気兼ねして思い通りに行動できないという側面に焦点を当てるなら、「気が弱い」という表現が当てはまります。

打たれ弱い人が持つ特徴

「打たれ弱い」と思われてしまうのはどのような部分なのでしょうか。ここからは、そうした人たちに共通する代表的な特徴のネガティブな面とポジティブな面を解説します。自分にも当てはまるものがないか、ぜひチェックしてみてください。

1.失敗を引きずる

「失敗をいつまでも引きずってしまう…」これは、打たれ弱い人が抱えがちな悩みの1つと言えます。しかし、見方を変えれば、その弱みは強みにもなります。

確かに、失敗のショックから立ち直れなかったり、批判を素直に受け入れられなかったりするのは、物事を前に進める上での障害になるかもしれません。

ですが、その「気にしすぎる」性質は、物事を注意深く観察する力と表裏一体です。失敗を恐れるからこそ、あらゆる可能性を考えて慎重に行動できます。そして、人の気持ちに敏感だからこそ、誰も気づかないような配慮ができるのです。

2.マイナス思考

何事も悪い方へ考えてしまうといったマイナス思考も、打たれ弱い人の特徴です。自信のなさから行動にブレーキがかかったり、他人の言葉に過剰に傷ついたりするのは、周囲から扱いにくい人と思われてしまう可能性もあります。

しかし、マイナス思考は、物事を慎重に、深く考えることができることでもあります。常に「もし失敗したら?」と考えるからこそ、計画の穴を見つけ出し、リスクを未然に防ぐことができます。一見後ろ向きに見えるその姿勢が、実はプロジェクトを成功に導くための重要な役割を果たしていることも少なくありません。

3.完璧主義

打たれ弱い人の特徴として、何事も完璧にこなそうとする「完璧主義」な一面も挙げられます。自分に高いハードルを課し、一切の妥協を許さないその厳しさは、少しの失敗で自分を追い込み、心を脆くさせます。「私ならできるはずだったのに」と理想とのギャップに落ち込むことも。

しかし、そのストイックなまでの基準があるからこそ、仕事はどこまでも丁寧で、質の高い成果を生み出せます。また、責任感も強く、周囲の厚い信頼を勝ち取ることができるのも強みの1つと言えます。

打たれ弱さをポジティブに切り替える3つのポイント

「打たれ弱い」という悩みは、少し考え方を変えるだけで、前向きな力に変えることができます。ポイントとなるのは、「失敗を成長の糧にすること」「出来事と自分自身を切り分けること」「できたことに目を向けること」の3つです。ここではそのポイントをご紹介します。

1.失敗を成長の糧にする

失敗は、誰にでも起こります。それをどう捉えるかで、心の負担は大きく変わるのです。打たれ弱い自分から卒業するためには、失敗を「成長の糧」と考える癖をつけましょう。

失敗してしまったら、まずは失敗したという事実を認めることが大切です。事実を受け入れられれば、心は自然と次へと向かいます。「次はこうしてみよう」と前向きな行動につなげていけるのです。

人からの注意や指摘も、自分では気づけない原因を教えてくれる貴重なアドバイスです。ショックを受けるのではなく、「教えてくれてありがとう」と素直に受け入れる姿勢が、あなたを成長させてくれます。

2.出来事と自分自身を切り分ける

人から強く指摘されると、どうしても「自分がダメだからだ」と、人格まで否定されたように感じてしまいがちです。そんなときに大切なのが、「出来事」と「自分」を切り離す考え方です。

ミスなどをしてしまったときに問題なのは、そのときの行動であって、あなた自身ではありません。起きたことと自分の価値は全くの別物なのです。この部分を意識することで、過度に傷つくことなく、冷静に事実を受け止められるようになります。

3.できなかったことよりもできたことに目を向ける

人は、できなかったことや失敗したことばかりに目を向けてしまいがちです。打たれ弱い自分を変えるには、意識的に「できたこと」を探す習慣を身につけましょう。

例えば、「今日の仕事を無事に終えることができた」「締め切りを守れた」など、どんな些細なことでも構いません。自分自身で自分の頑張りを認めてあげることが、自信を育てる土台となります。

文・構成/藤野綾子
ライター・編集者。精神保健福祉士、産業カウンセラー、EAPメンタルヘルスカウンセラー、メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種の資格を持つ。大学に通い直し、心理の国家資格取得に向けて勉強中。教育施設、就労移行施設などでカウンセラー研修、実務も続けている。

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