
⼦どもたちにとって⼼躍る夏休み真っ只中。しかし、多くの親にとっては、⼦どものごはんを作る機会が増えたり、夏のおでかけによって洗濯の回数が増えたりすることによって、むしろ多忙な日々の始まりになっているかもしれない。
そんな夏休みの家事負担に関する調査レポートをこのほど、パナソニックが公開した。詳細は以下の通り。
夏休みに親を悩ませる「⾒えない家事」、最も負担に感じているのは “⾷”関連
⼤⼈が夏に⼼から休めない根本原因として、⼦どもの夏休みによって家事負担が増加することが挙げられる。パナソニックが実施した調査によると「⼦どもが夏休みに入り、⼦どものおうち時間が増えたことで、普段よりストレスが増えたと感じたことはありますか」という質問に対し、55.5%もの親が「ある」と回答しており、夏休みは多くの⼦育て家庭でストレスに感じることが増加したことが明らかになった。
また、具体的に負担に感じる家事のアンケートにおいては、「3⾷分の⾷事の準備が⼤変」(56.5%)が1位となっており、半数以上が”⾷”関連で負担を感じていることがわかる。また、3位には「⾃分の時間が減る」(49.1%)がランクインし、⼦どもが夏休みに入ったことで家事負担が増え、⾃分の⾃由時間が減ってしまっている家庭も多いと思われる。
もっと⼦どもと過ごしてあげたいけど、ママパパが言いがちな「ちょっと後でね。」
夏休みはせっかく⼦どもがいるからこそ、おでかけや家の中でたくさん⼦どもと遊んであげたいと思う親も多いはず。 調査によると、約90%の親が夏休み、親⼦で過ごす時間を「とても意識している」「やや意識している」と答えている。
しかし、夏休みは普段の⽣活より家事負担が増えてしまい、⼗分な家族時間を過ごせないことで、「ちょっと後でね。」と⾔ってしまう親も多いのではないだろうか。
家事の時間は精神的なストレスの原因にも…
夏休みに増える「お昼ごはん作り」や「⼭のような洗い物」。これらは単に作業時間が増えるだけでなく、「きちんとこなさなければ」という精神的なプレッシャーとなり、多くのご家庭でのストレス要因になっているという現実がある。 実際に、こうしたプレッシャーの中で日々の家事に追われ、⼼⾝の疲労が積み重なっていると感じる人も多いのではないだろうか。
特に、⼦どもが⾃宅で過ごす時間が増え、家事の量が増⼤する夏休み期間は、この家事の疲れが深刻化し、思わず⼦どもを叱ってしまうことも。実際、「ロッテちょこっと幸せ研究所」による調査では夏休み特有の悩みとして約70%の親が「つい怒ってしまう」と回答している。
出典元:パナソニック
構成/こじへい