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ビジネスコーチングを受けた経験者の8割が効果を実感、約半数の人が答えた成功の理由は?

2025.08.12

Smart相談室は、外部の専門家やコーチによる1対1のビジネスコーチングを受けた経験がある会社員430名を対象に、コーチングの成果の実感に関する調査を実施して、その結果を発表した。それによると78.8%がコーチングが役立ったと実感しており、理由については目的や扱うテーマが明確だったと約半数が回答しているという。

コーチングの申し込みは約半数が自費

ビジネスコーチングをどのように申し込んだか質問すると、「自分(自費で申し込んだ)」が47.5%、「会社(会社が手配・申し込んだ)」が36.5%だった。1対1のコーチングを受けた回数については、1回だけが22.3%、2回から3回が最多で41.7%という回答だった。

コーチングのテーマは「キャリアの棚卸し・キャリア設計」や「メンタルヘルスや自己認識の深掘り」など

受けたコーチングの中心となったテーマ(複数回答)については、「キャリアの棚卸し・キャリア設計」が44.0%、「メンタルヘルスや自己認識の深掘り」が39.8%、「リーダーシップ開発」が30.0%だった。

ちなみにコーチングを受けた当初の姿勢についてもっとも近いものを選ぶ質問では、「自分を変えたいという思いがあり、きっかけになればと期待していた」が33.5%、「達成したい目標が明確にあり、自分から積極的に受けたいと思っていた」が18.4%、「内容はよく知らなかったが、なんとなく興味があった」が16.3%という結果になった。

37.5%が昇進や昇格に役立ったと回答

コーチングが役立つものだったかという質問では、「とてもそう感じている」が25.3%、「ややそう感じている」が53.5%という回答だった。さらに「とてもそう感じている」「ややそう感じている」と回答した人に、コーチングを受けたことで役に立ったと感じた点(複数回答)を聞くと、「昇進した、または昇格した」が37.5%、「実際の仕事の成果(売上・評価・達成率など)につながったと感じている」が36.9%、「抱えていた悩みやモヤモヤを解決できた」が34.2%という結果になった。

コーチングが役立つものだったかという質問に「とてもそう感じている」と「ややそう感じている」と回答した人に、コーチングが役立つ結果につながったと感じる理由として、当てはまるもの(複数回答)を聞くと、「コーチングの目的や扱うテーマが明確だった」が50.7%、「セッションを受ける前に、自分の課題や考えを整理しておいた(事前準備)」が34.5%という回答になった。

コーチングがあまり役に立たなかった理由は、実務に活かせる内容ではなかったこと

コーチングが役立つものだったかという質問に「どちらでもない」「あまりそう感じていない」「全くそう感じていない」と回答した人に、コーチングが自分にとってあまり役に立たなかったと感じた理由として当てはまるもの(複数回答)を質問すると、「実務に活かせる内容ではなかった」が25.3%、「自分が何を話したいのか分からず、十分に活用しきれなかった」が16.5%、「そもそも自分があまり前向きに取り組めていなかった」が16.5%という結果だった。

これらの結果からコーチングの成果は、テーマを適切に設定できるかどうか、クライアント自身が目的を理解して前向きに取り組む姿勢があるかどうかに大きく左右されることが浮き彫りになったという。

コーチングの成果を高めるために、約4割が「研修や自己学習で得た知識をコーチングを通じて実践に落とし込むサポート」に期待

コーチングの成果を高めるために欲しいサポートやあってよかったと思うもの(複数回答)を質問すると、「研修や自己学習で得た知識を、コーチングを通じて実践に落とし込むサポート」が38.4%、「日常業務や立場に即した具体的なアクションに落とし込むサポート」が31.4%、「セッションごとに行動や変化を振り返る仕組み」が28.8%という回答結果だった。

コーチングの成果を高めるためには、個々の業務や状況に合わせて、具体的なアクションに落とし込んだり、進捗を振り返ったりするなど行動変容につながるサポートが求められているようだ。

有効活用のためには受け手側の準備が大切

今回の調査では、1対1のコーチングを受けた回数は「2回~3回」がもっとも多く、コーチングのテーマは、「キャリアの棚卸し・キャリア設計」や「メンタルヘルスや自己認識の深掘り」が多く挙げられたという。コーチングを受けた当初の姿勢についても33.5%が「自分を変えたいという思いがあり、きっかけになればと期待していた」と回答していた。

約8割にあたる78.8%が「コーチングが役立った」と回答しており、理由では「目的や扱うテーマが明確だった」が50.7%で最多だった。一方でコーチングが役に立たなかった理由では、「実務に活かせる内容ではなかった」(25.3%)や「自分が何を話したいのか分からず、十分に活用しきれなかった」(16.5%)などが挙がっていた。

コーチングの成果を実感するには、受け手の事前準備やコーチングのテーマ設定が特に重要だという。企業によるコーチングの導入は急速に進んでいるが、今回の調査でも「効果を感じられなかった」や「期待した成果が得られなかった」といった声も一定数存在しており、コーチングの成果を最大化するためには、受講者の心理的な準備や明確な目標設定、個々の特性に合わせた丁寧な事前設計が不可欠であることもわかったという。

働き方の多様性や人材育成が注目を集めている中で、ビジネスコーチングのニーズは広がりそうだが、有効活用するためには受け手側の姿勢も重要といえるだろう。

「コーチングの成果実感に関する調査」概要

調査方法:インターネット調査
調査期間:2025年6月17日~2025年年6月19日
有効回答:外部の専門家(コーチ)による1対1のビジネスコーチングを受けた経験がある会社員430名
※合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っており、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がある。

https://smart-sou.co.jp/coaching

構成/KUMU

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