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「綱紀粛正って読める?知らないと恥ずかしい意味と使い方

2025.12.27

「綱紀粛正」とは、組織や社会における規律を正し、乱れた風紀を引き締めるという意味の四字熟語だ。本記事では、「綱紀粛正」の意味や使い方、例文、類語との違いまで、わかりやすく解説する。

「綱紀粛正」とは、組織や社会における規律を正し、乱れた風紀を引き締めるという意味の四字熟語だ。政治や企業の不祥事が問題となる現代において、この言葉の重要性はますます高まっている。特にリーダーや管理職といった立場のビジネスパーソンにとっては、意味や使い方を理解し、適切に活用できることが求められるだろう。

この記事では、「綱紀粛正」の意味や使い方、例文、類語との違いまで、わかりやすく解説する。

綱紀粛正とは

「綱紀粛正」という四字熟語を初めて聞く人も多いのではないか?

一見すると堅苦しく難しそうな言葉に感じるかもしれないが、実は私たちの社会や職場でも身近に使われている。

たとえば、公務員の不正や企業の不祥事が報じられた際、信頼回復のために「綱紀粛正が求められる」と表現されることがある。

まずは、「綱紀粛正」の正確な意味と語源について見ていこう。

綱紀粛正の意味

綱紀粛正とは、辞典によると、乱れた組織の規律や風紀を正し、厳しく引き締めることを意味する四字熟語だ。

政治や行政、企業などで不正や不祥事が発生した際に、組織の信頼を回復するために使われることが多い。

たとえば、役所で公金の不正使用が発覚した場合、再発防止のために綱紀粛正を求める声が上がる。このように、秩序を立て直す場面で「綱紀粛正」が用いられる。

類語としては、「規律を正す」「秩序を回復する」「不正を正す」等が挙げられる。

綱紀粛正の語源

「綱紀粛正」という言葉は、「綱紀」と「粛正」という二つの語から成り立っている。

「綱紀(こうき)」は、組織や社会の秩序を保つための法律や規則を指す言葉で、「綱」は道徳的な指針、「紀」は社会の秩序を意味する。

一方、「粛正(しゅくせい)」は、不正や乱れを厳しく取り締まり、正しく改めることを意味する。

つまり「綱紀粛正」とは、規律や秩序を乱す行為を厳正に正し、組織を健全な状態に立て直すことを表す四字熟語である

※出典:「四字熟語の百科事典」https://idiom-encyclopedia.com/koukisyukusei/#i

綱紀粛正の使い方

「綱紀粛正」は、社会やビジネスの場面で使用されることがある。ここからは、その一般的な用例と、ビジネスシーンにおける具体的な使い方を紹介しよう。

■綱紀粛正の使い方

「綱紀粛正」は、組織の規律や風紀が乱れた際に、それを正す必要性を強調する場面で使われることが多い。特に、公務員や企業の不正が問題視されたとき、信頼回復や再発防止の取り組みとして登場する表現である。

・例文1 

「一部の職員による不祥事を受け、市は全庁的に綱紀粛正を図ると発表した」

使用シーン:地方自治体での記者会見

地方自治体における公金の私的流用や不適切な職務行為が発覚した際、組織全体の信頼を回復するために「綱紀粛正」が求められる。この言葉を使うことで、責任の所在を明確にし、再発防止への強い姿勢を示すことができる。

・例文2

「教職員による不適切な指導が問題となり、教育委員会は綱紀粛正を図る方針を示した」

使用シーン:教育委員会の記者会見

学校現場での体罰や差別的な指導、不祥事が明るみに出た場合、地域社会からの信頼を回復するために「綱紀粛正」が必要とされる。この表現を用いることで、教育機関が指導体制の見直しや再発防止への姿勢を強く打ち出すことができる。

■ビジネスシーンにおける綱紀粛正の使い方

ビジネスの現場では、不適切な経費処理やハラスメント問題など、社内ルールの乱れが明るみに出たときに「綱紀粛正」という言葉が使われる。

企業が内部の規律を正し、信頼を取り戻す姿勢を示す際に、社内通知やリーダーの発言の中で用いられることが多い。

・例文1

「ハラスメント防止の観点から、職場の綱紀粛正に努め、安心して働ける環境づくりを強化します」

使用シーン:人事部門からの社内通達や、社内研修での説明資料

このように、ハラスメント対策においても「綱紀粛正」は有効な表現だ。
特に人事部門や管理職が率先してこの言葉を用いることで、職場に対して明確な姿勢とルール意識を示すことができ、社員の安心感や組織の信頼性につながる重要な要素となる。

・例文2

「経費の申請ミスが続いているため、全社員に対して綱紀粛正を呼びかけ、改めてルールの確認を行った」

使用シーン:総務部や経理部からの社内通達、朝礼でのアナウンス

小さなミスやルール違反が続くと、組織全体の信頼にも関わってくる。こうした場面で「綱紀粛正」を使うことで、緊張感を取り戻し、職場の意識を引き締める効果が期待できる。

まとめ

綱紀粛正は、乱れた規律や風紀を正し、組織を引き締めることを意味する四字熟語だ。政治・行政・教育・企業など、幅広い分野で使われており、不正の防止や信頼回復において重要な考え方といえる。今後、組織運営やチーム管理の中で、規律やモラルが問われる場面に直面することもあるだろう。そのときのために、「綱紀粛正」の意味と使い方を正しく理解しておこう。

文/太田 佳祐(おおた けいすけ)

人材系企業にて求人広告の営業や人材紹介部署の立ち上げやマネジメントを経験。転職し、新規事業部門にて新事業の立ち上げや採用業務に従事したのちに独立(ライター・カウンセラー・セミナー講師)。現在は株式会社レンジャー代表取締役/一般社団法人日本アカウンタビリティ・パートナー協会会長としてプロスポーツチームや自治体、企業や個人の目標達成を伴走型でしながら、ライターとしての執筆や講演活動も行っている。

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