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阿蘇くまもと空港が学びのフィールドに!長瀬産業とめぐる「くまもとSDGsミライパーク」【PR】

2025.08.08PR

2030年の目標達成に向けて、SDGsについて「考える」だけでなく「実行する」ことが求められる中、いま注目を集めているのが、阿蘇くまもと空港内にある「くまもとSDGsミライパーク」だ。

2025年4月にオープンした日本初の企業連携型SDGs教育専門施設で、子どもから大人までSDGsを実践的に学ぶことができる。

その魅力を伝えるため、「素材」を通じて人々の暮らしを支えるNAGASE(長瀬産業株式会社)の出展ブースを中心に、その仕掛けを深掘りしてみたい。

「くまもとSDGsミライパーク」とは?

「くまもとSDGsミライパーク」(以下、ミライパーク)は、銀行(肥後銀行)が運営する常設のSDGs教育専門施設だ。

場所は熊本空港の旧旅客ターミナルビルを再利用した「そらよかビジターセンター」内にある。

阿蘇くまもと空港内の「そらよかビジターセンター」外観

ミライパーク内は、SDGsワークショップエリアや企業展示エリア、そしてSDGsショップで構成されている。

ワークショップで使用されるのは、熊本県内で伐採された樹齢300年の杉を活用した大テーブルや、廃校となった学校の椅子など、まさに持続可能な社会への取り組みを体感できる空間となっている。

ミライパークのSDGsワークショップエリア

中でも見どころとなっている企業展示エリアでは、国内の企業がSDGsへの「本気の取り組み」を紹介している。

2025年7月時点で出展しているのは、コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社、長瀬産業株式会社、日本航空株式会社、株式会社ハイコム、株式会社 日立製作所、平田機工株式会社、株式会社マイスティア、三井不動産グループ、Japan Advanced Semiconductor Manufacturing株式会社(JASM)の計9社で、各社のビジネスとSDGsとの関わりを、体験を交えながら学ぶことができる。

ここで、企業展示エリアの一部を紹介する。

■日本航空株式会社

日本航空は、二酸化炭素排出量削減に向けた機体構造や運航面での工夫、実際の航空座席や国内線サービスカートの展示などを行う

■Japan Advanced Semiconductor Manufacturing株式会社(JASM)

世界最大規模の半導体受託製造会社TSMCの日本初の製造子会社JASMは、「グリーンマニュファクチュアリング」、環境に配慮した製造プロセスをわかりやすい展示で紹介

■株式会社ハイコム

通信事業や不動産事業などを多角的に展開するハイコムグループは、LEDライトと水で葉物野菜やハーブを栽培することができるショーケース型植物システムを展示

■三井ホーム株式会社(三井不動産グループ)

阿蘇くまもと空港の天井をはじめ、さまざまな木造建築を手掛けた三井ホームは、「木の魅力」を体験できるブースを出展

■NAGASE(長瀬産業株式会社)

NAGASEは、商社・製造・研究開発の機能を駆使した、環境対応素材の開発、災害に強い国づくり、フードロスへの貢献など幅広い課題解決の技術を出展

〝素材〟で豊かな社会に貢献する!NAGASEってどんな会社?

ここで、出展企業の1つであり、身の回りの製品を通じて人々の暮らしを支えているNAGASEの技術や取り組みついて紹介したい。

NAGASEグループの中核である長瀬産業株式会社は、1832年に商社として創業した、約190年の歴史を持つ会社だ。「商社」に加えて、「製造」、「研究開発」にも機能を拡げ、現在は25の国と地域に100社以上の拠点をもっている。

化学品をはじめ、塗料、インキ、合成樹脂、電子部品、エネルギー、自動車、食品、ライフケア製品、医薬品など、幅広いマーケットで事業を行っている。

長瀬産業の今里友紀さんは、そんなNAGASEがミライパークに出展した理由を「私たちは、社会課題を素材で解決する会社として持続可能な未来に貢献したいと考えています。サステナブルな素材の取り扱いや、製造や研究開発を駆使したケミカルからバイオへの置き換えなど、SDGsと深く関連した事業も多く展開しています。子どもたちに学びや成長の機会を提供するミライパークで、当社の取り組みを通じて未来について考えてもらえるような発信がしたいと思いました」と説明する。

「また、熊本という場所も出展した理由の1つでした。当社は半導体業界におけるビジネスの歴史が長く、国内外の約300社の半導体関連企業とお取引をさせていただいています。半導体事業の集積地として来訪者が急増し活気あふれる阿蘇くまもと空港に、発信の拠点を持てることに価値を感じています」と続ける。

NAGASEは、半導体製造に欠かせない独自性の高い製品を提供しており、中でも2025年は、国内で初めて現像液リサイクル事業をスタートさせるなど、半導体業界における環境対応にも取り組んでいる。

長瀬産業株式会社 経営管理本部 コーポレートリレーション部 PR課 今里友紀さん

「子どもたちが楽しくわかりやすく学べるように、ちょっとした体験コーナーも設けています。当社のブースが、ミライパークや空港全体を楽しんでいただけるような1つのコンテンツになれたら嬉しいと思っています」(今里さん)

見て、さわって、驚いて!NAGASEブースで未来の技術を体感!

それでは、NAGASEの展示ブースを見ていこう。

NAGASEの展示ブースは主に、3つの技術について紹介している。

1つめは生分解性の高吸水性ポリマー(以下、SAP)だ。

SAPは吸水材としてオムツなどに、保水材として農業や園芸などに使用される素材だ。

現在はその大半が石油由来の製品だが、NAGASEグループが新たに開発したのは、でんぷんを使ったバイオ由来品で、石油由来品に引けを取らない吸水力が確認されている。

海水や土の中で分解されるため、環境負荷の軽減が期待されており、また、吸水して膨らんだSAPに溶液を加えるとかんたんに溶解できる性質を活用した、ごみを減らす仕組みの検討が進められている。

NAGASEのSAPの開発が進み、身の回りの製品に使われるようになれば、持続可能な社会に近づく未来の素材なのだ。

2つめは「ポリメタルスーパー」だ。

ポリメタルスーパーは土の中で雨水を通すパイプだ。日本では、大雨や洪水による災害が年々増えていることから、日本政府が国土強靭化計画の一環として各地で治水対策を行っている。

ポリメタルスーパーは、ポリエチレンと金属を組み合わせた製品で、従来国内で使用されてきたコンクリート製の土管と比較すると十数分の1の軽さで強度は同等以上とされている。

軽くて扱いやすいので、これまで工事用の重機が入れなかった山の急な斜面などにも設置することができ、防災に強く安心して住める国づくりに貢献する。

NAGASEのパイプには用途次第でさまざまな太さや形状があり、ブースの中央にはポリメタルスーパーの最大サイズであるφ2000(直径約2m)の、長さ4m、重さ640kgのパイプを展示している。

そのほか、展示している直径約15cmの製品は、学校の校庭やスポーツ場などのグラウンドの地中に水はけをよくするために埋められている。

そして3つめが、フードロス問題の解決に挑む糖質「トレハロース」だ。

トレハロースはしいたけやマッシュルームなどにも含まれる糖質で、30年前、NAGASEがでんぷんからトレハロースをつくり出す酵素技術を開発し、世界初の大量生産に成功した。

食品に加えると素材本来の味を引き出し、できたての美味しさ、色、食感を長持ちさせることができる。お菓子やお弁当、冷凍食品などに使用されることで、賞味期限延長やフードロス問題への貢献が期待されている製品だ。

トレハロースは食品に留まらず、医薬品、化粧品、農業などさまざまな分野で活用されており、持続可能な消費と生産のパターンを促進するというSDGsの目標達成に貢献する。

NAGASEグループの、「今」だけでなく「次」を見据えた取り組みにこれからも注目だ。

みんなで夢中になれる!ワークショップ体験

ミライパークでは、SDGsを「知り」、「実行」につなげるためのさまざまなワークショッププログラムが行われている。

対象は小学校4年生から社会人までと幅広く、約2時間程度で関心のあるテーマや目的に応じてプログラムを選べるようになっている。

例えば、各自「ミッションシート」を持ってブース出展企業の取り組みを探究し、SDGsを自分事として実行するためのプログラムや、出展企業のSDGsの取り組みをPRするポスター、学校でSDGsを啓蒙するポスターを制作するプログラムがある。

そのほか、企業のSDGsの取り組みを通じて、自分がワクワクする仕事や未来の働き方を具体的に考えるキャリア探究プログラムや、企業が行うSDGsアクションの中でも特にテクノロジーを使った課題解決に焦点を当てたプログラムなどもある。

革新的なアイデアを学ぶことで、子どもたちの発想を未来へと広げていく。

これらのワークショップを通じて、参加者はSDGsに関する知識や実践的なスキルを学び、課題解決へ向けた具体的な行動へとつなげる体験を共有できるのだ。

学びも遊びも!そらよかビジターセンター内の寄り道スポット

ミライパークで学んだ後は、隣接するスポットをチェックしてみよう。

■没入型体験施設「Hondaマタガリ IMMERSIVE(イマーシブ)」

マザー工場であるホンダ熊本製作所で生産されたバイクや耕うん機などが展示されている。

固定された展示車にまたがって自由に記念写真を撮ることができ、大自然やサーキットのコーナーなど大型ディスプレイの迫力ある映像を背に、疑似運転体験が味わえる。

■「オーイ!とんぼ」の原作者が監修したパッティングゴルフ

テレビアニメ「オーイ!とんぼ」の原作者で熊本在住のかわさき健さんが監修したパッティングゴルフエリアは、プロ仕様のグリーンを使用し、傾斜角の差による打球の変化などを体感できるゴルフコンテンツとなっている。

そのほか、旅客ラウンジや、カフェ、レンタルバイク、レンタカーカウンター、アウトドアショップなどがある。

まとめ

ミライパークは、SDGsを「知る」だけでなく、「実行」へとつなげる実践的な学びを得る、これまでにない教育テーマパークとなっている。

NAGASEをはじめとする出展企業の取り組みやワークショップを通じて、日常生活、ビジネス、SDGsがいかに密接に結びついているかを肌で感じ、未来を担う子どもたちが課題解決や自身のキャリアについて考える、貴重な「旅育」の機会だ。

空港内の施設というアクセスの良さに加え、周辺に寄り道スポットもあるミライパークへ、家族との休日やビジネスで訪れて未来への一歩を踏み出してみてはいかがだろうか。

■「くまもとSDGsミライパーク」

場所 :阿蘇くまもと空港 そらよかビジターセンター内

営業時間:9時~19時(年中無休)

入館料:500円(小学生以上)*ワークショップ受講料は別途1500円~

くまもとSDGsミライパーク 長瀬産業株式会社

取材・文/中馬幹弘 撮影/川野雄三

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