
昨夏は記録的な猛暑となり、今年も各地で30℃を越える真夏日を観測、昨年並みの暑さが予測されている。
近年は着こなしの多様化や長期化する夏の影響から着用するアイテムの軽装化が進み、様々な夏向けアイテムの需要が高まってきている。
そこで青山商事が展開する「洋服の青山」は、夏場のビジネスシーンの実態を探るため全国824名のビジネスパーソンを対象に「夏場のオフィス環境と服装に関する意識調査」を実施した。
会社への出社頻度が週5日の人は全体の78.9%
「働き方改革」や「リモートワークの定着」が叫ばれて久しいが、ビジネスパーソンのオフィス回帰の動きが加速してきている。
今回、同社が実施した「夏場のオフィス環境と服装に関する意識調査」の結果、会社への出社頻度が週5日の方が78.9%にのぼり、出社を伴う働き方が現在では主流となっている実態が確認された。
このような働き方の変遷を経て、夏場のビジネスウエアにおける新たなニーズや課題が浮上してきているかもしれない。
夏場のビジネスウエア着用の最大の敵はズバリ“汗”!通勤時に最も汗をかくことが多いと感じる体の部位は「脇」
出社を伴う働き方が主流となっている現在では、夏場のビジネスウエアを着用する際の悩みとして、「汗による不快感(53.5%)」が過半数を占め、「汗染みが目立つ(24.4%)」といった声も上位に挙がるなど「汗」の悩みが夏場のビジネスウエア着用の大きな悩みとなっていることが分かった。
また、ビジネスウエア着用時の不満点として「洗濯や手入れの手間(29.1%)」、ビジネスウエアに最も期待する効果としても「洗濯機で洗える・手入れが簡単(17.8%)」がそれぞれ上位に挙がっていることから、ビジネスウエアを選択するにあたって日々のケア負担軽減のニーズが高まっていると考えられる。
ビジネスパーソンを悩ませる「通勤時の汗」には、明確な傾向があることが明らかに。本調査において、通勤時に汗をかくことが多いと感じる体の部位について聞いてみると、「脇(男性53.3%、女性 67.9%)」が最も多く、次いで「背中(男性48.2%、女性 47.1%)」が上位にランクインした。
男女問わず同様の傾向にあり、汗による不快感が特定の部位に集中し、ビジネスパーソンがこれらの部位の汗対策に適したウエアやアイテムを求めている可能性を示唆している。
夏場のオフィス環境で不満と感じる点に男女で大きな差!オフィスの寒さ対策は?
通勤時の汗問題に悩まされながらオフィスに到着したビジネスパーソンを待ち受けるのは、今度はオフィス内における体感温度差という課題だ。
夏場のオフィス環境における不満点について聞いてみると、男女間で空調に関する認識に大きな違いがあることが判明。
具体的には、女性の40.0%が空調の“効きすぎ”による寒さを感じる一方で、男性の30.8%は空調が“弱すぎて”暑さを感じているという結果が得られた。
この男女間の「体感温度ギャップ」は、夏場のオフィスでの服装選びをさらに複雑にしていると言えるだろう。
夏場のオフィスにおける体感温度の男女差は、具体的な対策行動にも明確な違いとして表れている。
オフィスの寒さ対策として、女性の76.4%はカーディガンや薄手のジャケットなど羽織るものを夏場でも常備していることが判明。
一方で、寒さを感じながらも特に対策をしていないのは、女性が8.5%に対して男性が28.6%と、男女間で大きく異なる実態が明らかになった。
調査概要
調査方法:インターネット調査
有効回答数:824名(全国47都道府県)
調査対象条件:20歳~59歳以上の男女ビジネスパーソン
データ集計期間:2025年6月4日~6月5日
引用元:青山商事調べ
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構成/Ara