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覚えておくと便利!Excelでよく使う記号の一覧表

2025.08.21

Excelでよく使う記号には大きく3種類ある。「計算で使う記号」「比較で使う記号」「その他の記号」だ。記号の意味を理解することで表計算などをスムーズに行えるようになる。

Excelではさまざまな記号を使うが、その中にはExcel以外で見られない記号もある。そのため、記号の使い方がよく分からなくなってしまう、という方もいるのではないだろうか。

本記事ではExcelでよく使う記号の一覧をまとめた。記号の意味と使用例について表形式でまとめてあるので、参考にしてほしい。

Excelでよく使う記号一覧

Excelには多くの記号があるが、それらの記号は大きく次の3つに分けることができる。

  1. 計算で使う記号
  2. 比較で使う記号
  3. その他の記号

各分類に該当する記号について詳しくみていこう。

■1.計算で使う記号

まず、Excelでは四則演算(足し算・引き算・掛け算・割り算)を行う際に、以下のような記号を使う。また、べき乗の計算や、パーセンテージを計算する記号もある。

記号意味使用例 ⇒ 結果
+足し算を行う=3+2 ⇒ 5=5+5 ⇒ 10=3+2+6 ⇒ 11
引き算を行う=3-1 ⇒ 2=2-3 ⇒ -1=5-4-1 ⇒ 0
*掛け算を行う=3*2 ⇒ 6=5*5 ⇒ 25=2*3*4 ⇒ 24
/割り算を行う=6/2 ⇒ 3=5/2 ⇒ 2.5=8/4/2 ⇒ 1
^べき乗の計算を行う=3^2 ⇒ 9=5^3 ⇒ 125=4^3^2 ⇒ 4096
%パーセンテージの計算を行う=100*50% ⇒ 50=100/50% ⇒ 200

これらの記号を使うことで、Excelのシート上で計算を行うことが可能だ。注意点は、Excelでは掛け算をするときに「×」、割り算をするときに「÷」を使わないことだ。

また、Excelでべき乗の計算を行うときは「^」キーを使う。「^」キーはキーボードの「=」キーの右隣にある場合が多い。

パーセントの計算を行う際はExcelでも「%」が使える。

関連記事:Excelで時間の足し算や引き算を行なう方法
関連記事:足し算、割り算、かけ算、曜日、覚えておきたいスプレッドシートの超初歩的な関数

■2.比較で使う記号

Excelには比較演算子という記号がある。比較演算子を使うことで、各セルの値を比較し、TRUEやFALSEといった比較結果を出力することができる。

Excelで使う比較演算子の意味や使用例についてまとめた。

記号意味使用例 ⇒ 結果
=等しい=3=3 ⇒ TRUE=3=2 ⇒ FALSE
>より大きい=4>3 ⇒ TRUE=3>4 ⇒ FALSE=4>4 ⇒ FALSE
<より小さい=5<6 ⇒ TRUE=6<5 ⇒ FALSE=6<6 ⇒ FALSE
>=以上=4>=3 ⇒ TRUE=3>=4 ⇒ FALSE=4>=4 ⇒ TRUE
<=以下=5<=6 ⇒ TRUE=6<=5 ⇒ FALSE=6<=6 ⇒ TRUE
<>等しくない=3<>3 ⇒ FALSE=3<>2 ⇒ TRUE

■3.その他の記号

Excelには他にもいくつかの記号があるので、特によく使う3つを紹介しよう。

記号意味使用例
&文字を結合させる=”Hello”&”World” ⇒ HelloWorld=”Hello”&” “&”World” ⇒ Hello World
:参照範囲を表す=SUM(A1:A5)  ⇒ A1〜A5までの足し算結果=PRODUCT(A1:A5) ⇒ A1〜A5までの掛け算結果
$絶対参照を表す=$B$1 ⇒ B1の値を常に参照して出力※数式をコピーしても、常にB1の値を参照する

「&」は複数の文字列を結合させて表示できる記号だ。

「:」は参照範囲を表す記号で、使用例のようにSUM関数などでよく使う。「A1:A5」とすることで、A1〜A5の範囲を指定して演算することができる。

「$」は絶対参照を表す記号で、使用例のようにセル番号に付けて使う。「$B$1」とすることで、数式を他のセルにコピーした場合も、常にB1の値を参照するようになる。単に「B1」とした場合では、数式をコピーした際に、B1以外の値を参照してしまう。

Excelで計算を行う方法

上記で紹介した記号を使って、実際にExcelで計算を行う方法についてみていこう。また、Excelでは関数を使って計算を行う方法もあるので、そちらも紹介する。

■1.記号で四則演算を行う

上記で紹介した「計算で使う記号」を使って、実際にExcelで四則演算を行ってみよう。

以下は、B1のセルに「=3+2」と入力した例である。入力後にEnterキーを押すことによって、数式を実行させることが可能だ。

足し算を行う

数式を実行させると以下のように「5」と表示される。

足し算の結果

同じように、「=3-2」として実行すると「1」と表示される。

引き算の結果

「=3*2」として実行すると「6」と表示される。

掛け算の結果

「=3/2」として実行すると「1.5」と表示される。

割り算の結果

■2.関数で四則演算を行う

先ほどは記号を使って四則演算を行った。Excelでは「+」などの記号を使わなくても、関数を使うことで、計算を行うことができる。特によく使うのは、足し算を行うSUM関数と、掛け算を行うPRODUCT関数である。

まず、SUM関数の使い方を紹介する。以下では「=SUM(3,2)」としている。

SUM関数

Enterキーを押して実行すると「5」と表示された。SUM関数によって「3」と「2」の足し算が行われたことが分かる。

SUM関数の結果

関連記事:今さら聞けないSUM関数の使い方とSUMIF関数との違い
関連記事:Excelで数値の合計を簡単に算出する数式の基本とSUM関数の上手な使い方

続いて、PRODUCT関数の使い方を紹介する。以下では「=PRODUCT(3,2)」としている。

PRODUCT関数

実行すると「6」と表示される。PRODUCT関数によって「3」と「2」の掛け算がされていることが分かる。

PRODUCT関数の結果

Excelで比較演算子を使う方法

続いて、Excelで比較演算子を使う方法を解説する。

  1. 等しい(=)
  2. より大きい(>)、より小さい(<)
  3. 以上(>=)、以下(<=)
  4. 等しくない(<>)

■1.等しい(=)

「=」は左辺と右辺が等しい場合にTRUEを返す比較演算子である。

以下では「=B2=C2」としている。

等しいかどうか

B2とC2の値は同じ「5」である。よって、「TRUE」と表示されることになる。

等しいの比較結果

■2.より大きい(>)、より小さい(<)

「>」は左辺が右辺よりも大きい場合にTRUEを返す比較演算子である。

以下では「=B3>C3」としている。

B3の値はC3よりも大きいので、「TRUE」と表示されることになる。

より大きいの比較結果

「<」は左辺が右辺よりも小さい場合にTRUEを返す比較演算子である。

以下では「=B4<C4」としている。

B4の値はC4よりも小さいので、「TRUE」と表示されることになる。

より小さいの比較結果

■3.以上(>=)、以下(<=)

「>=」は左辺の値が右辺の値以上である場合に、TRUEを返す比較演算子である。

以下では「=B5>=C5」としている。

B5とC5は同じ値である。「>」だと「FALSE」が返されるが、「>=」は「より大きい」ではなく「以上」なので「TRUE」が返されることになる。

以上の比較結果

「<=」は左辺の値が右辺の値以下である場合に、TRUEを返す比較演算子である。

以下では「=B6<=C6」としている。

「<=」は「より小さい」ではなく「以下」なので、やはり「TRUE」が返される。

以下の比較結果

■4.等しくない(<>)

「<>」は左辺と右辺が等しくない場合に、TRUEを返す比較演算子である。

以下では「=B7<>C7」としている。

B7とC7は異なる値であるため、「TRUE」と返されている。

等しくないの比較結果

まとめ

本記事ではExcelでよく使う記号について解説した。最後に、各分類ごとによく使う記号と、その意味、使用例についておさらいしよう。

◯計算で使う記号

記号意味使用例 ⇒ 結果
+足し算を行う=3+2 ⇒ 5=5+5 ⇒ 10=3+2+6 ⇒ 11
引き算を行う=3-1 ⇒ 2=2-3 ⇒ -1=5-4-1 ⇒ 0
*掛け算を行う=3*2 ⇒ 6=5*5 ⇒ 25=2*3*4 ⇒ 24
/割り算を行う=6/2 ⇒ 3=5/2 ⇒ 2.5=8/4/2 ⇒ 1

◯比較で使う記号

記号意味使用例 ⇒ 結果
=等しい=3=3 ⇒ TRUE=3=2 ⇒ FALSE
>より大きい=4>3 ⇒ TRUE=3>4 ⇒ FALSE=4>4 ⇒ FALSE
<より小さい=5<6 ⇒ TRUE=6<5 ⇒ FALSE=6<6 ⇒ FALSE
>=以上=4>=3 ⇒ TRUE=3>=4 ⇒ FALSE=4>=4 ⇒ TRUE
<=以下=5<=6 ⇒ TRUE=6<=5 ⇒ FALSE=6<=6 ⇒ TRUE
<>等しくない=3<>3 ⇒ FALSE=3<>2 ⇒ TRUE

◯その他の記号

記号意味使用例
&文字を結合させる=”Hello”&”World” ⇒ HelloWorld=”Hello”&” “&”World” ⇒ Hello World
:参照範囲を表す=SUM(A1:A5)  ⇒ A1〜A5までの足し算結果=PRODUCT(A1:A5) ⇒ A1〜A5までの掛け算結果
$絶対参照を表す=$B$1 ⇒ B1の値を常に参照して出力※数式をコピーしても、常にB1の値を参照する

よく使う記号の意味と使い方を覚えておけば、Excel作業で混乱してしまったり、いちいち記号の意味を調べて時間を費やしてしまったりすることがなくなるだろう。

構成/編集部

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