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ExcelのFORECAST関数を使って売上予測を立てる方法

2025.08.18

FORECAST関数以外の売上予測ができる関数

FORECAST関数以外にも、売上予測などができる関数が2つある。

  1. TREND関数
  2. GROWTH関数

分析したいデータの種類によっては、これらの関数を使ったほうが良い場合もある。ひとつひとつの関数の使い方について詳しくみていこう。

■1.TREND関数

TREND関数はFORECAST関数と同じように、過去のデータを元にして、将来のデータを予測できる関数である。ただ、FORECAST関数は1つの要素を元に予測値を導き出すのに対して、TREND関数は複数の要素を元に予測値を導き出すことができる。

以下では、「=TREND(B3:G3,B1:G1,H1)」としている。TREND関数はFORECAST関数と少し構文が異なるので注意が必要である。

FORECAST関数では、1つ目の引数に売上を予測する月であるH1(7月)を指定したが、TREND関数では最後の引数に指定している。

TREND関数を使う

実行すると、将来の売上予測値が表示されている。FORECAST関数と同じ値が表示されていることを確認できる。

TREND関数を実行

■2.GROWTH関数

GROWTH関数はTREND関数と同じく、複数の要素を元に予測値を導き出せる関数だ。ただ、TREND関数と違って、指数関数的に増えていくことを前提に予測を行う。

以下では、「=GROWTH(B4:G4,B1:G1,H1)」としている。GROWTH関数の構文は、TREND関数と基本的には同じである。

GROWTH関数を使う

実行すると、FORECAST関数やTREND関数よりも、高い値が表示されていることが分かる。これは、GROWTH関数は、指数関数的に今後の売上が増えていくことを前提に、予測を行っているためである。

GROWTH関数を実行

まとめ

本記事ではExcelのFORECAST関数などの使い方について解説した。最後に、今回紹介した3つの関数の違いについておさらいしよう。

  1. FORECAST関数
    1. 意味:1つの要素を元に、予測値を導き出す
    2. 例:=FORECAST(H1, B2:G2,B1:G1)
  2. TREND関数
    1. 意味:複数の要素を元に、予測値を導き出す
    2. 例:=TREND(B3:G3,B1:G1,H1)
  3. GROWTH関数:
    1. 意味:複数の要素を元に、”指数関数的に増えていくことを前提に”予測値を導き出す
    2. 例:=GROWTH(B4:G4,B1:G1,H1)

FORECAST関数とTREND関数の結果が同じだったのは、今回は1つの要素しか使わずに、売上の予測を行ったためだ。そして、GROWTH関数の方が少し数値が高かったのは、GROWTH関数は今後値が急激に増加することを前提として、予測しているためである。

GROWTH関数はデータが指数的な場合、FORECAST関数・TREND関数はデータが線形的な場合に、用いるのが良いと言える。データの種類に適した関数を使えば、売上予測などの質を高めることができる。

構成/編集部

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