小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

ExcelのLAMBDA関数を使って関数の自作を実現する方法

2025.08.22

LAMBDA関数のメリット

LAMBDA関数には、他の関数と違ったメリットがある。使いこなすために確認しておこう。

■関数の再利用が容易

一度定義すれば何度でも使い回せるため、同じ処理の繰り返しがしやすくなる。一度作成した関数を名前を付けて保存し、何度でも呼び出せるため、使っているうちに数式が崩れるのを防ぐことができる。

■数式の複雑化を回避できる

関数に名前を付けて処理させることで、シンプルな関数呼び出しにできる。数式が複雑にならないため、理解しやすく間違いが発生しにくくなる。

■チーム内で共通の計算ルールを共有可能

関数をテンプレート化すれば、全員が同じ計算式を使うことができる。メンバーが勝手に書き換えたり、独自のやり方で属人化したりするのを防げる。

注意点

LAMBDA関数は、古いバージョンのエクセルでは使用できないため、利用環境を確認しておくことが重要だ。また、関数の定義を誤るとエラーの原因になるため、定義の際には引数の数や順番には注意する必要がある。

実際に関数を作る場合には、名前を付けた関数が増えすぎると、管理が複雑になりやすい。適切な数に留めておこう。

まとめ

LAMBDA関数は、業務の標準化や計算ミスの削減、属人化の回避にも効果的なため、特にチームでエクセルを利用する場合には、大いに活用すべき機能だ。関数をただ使うのではなく、作って使うことを取り入れてみてほしい。

本記事の内容を以下で簡単におさらいしておこう。

  • LAMBDA関数とは
    • ユーザーがエクセル上で自作の関数を定義できる新機能。
  • 基本構文
    • =LAMBDA(引数1, 引数2, …, 計算式)
    • 例:=LAMBDA(a, b, a + b)(3, 4) → 7
  • 使用時のポイント
    • セルで直接使うには引数を即時渡す必要あり。再利用するには「名前の定義」と併用する。
  • 関数の作り方(手順)
    • 関数を定義(例:=LAMBDA(価格, 価格*1.1)(1000))
    • 「数式」タブ →「名前の管理」→「新規作成」
    • 名前欄に「税込金額」、数式欄に =LAMBDA(価格, 価格*1.1) を入力し保存
    • セルで =税込金額(1500) と入力して利用
  • 実務での活用例
    • 利益率計算:=LAMBDA(売上, 粗利, 粗利 / 売上)
    • 名前結合:=LAMBDA(姓, 名, 姓 & ” ” & 名)
  • メリット
    • 一度作れば再利用が簡単
    • 複雑な数式を整理できる
    • チームで関数の統一が可能
  • 注意点
    • 旧バージョンでは非対応
    • 引数の数や順序に注意
    • 関数が増えすぎると管理が煩雑になる

関連記事:「「COLUMN関数」とは何か?Excel初心者でも5分でわかる便利な使い方

構成/編集部

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2025年7月16日(水) 発売

DIME最新号は、誕生45周年のガンプラを大特集!歴史を振り返り、ガンプラが今後どのように進化していくのかを総力取材。プラモデル制作に役立つ〝赤い〟USBリューターの特別付録付き!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。