利用する場合の注意点
GeminiなどのAIは非常に便利だが、万能ではない。使用する際にはいくつかの注意点を押さえておく必要がある。
■AIの提案内容は必ず確認する
AIが生成する文章は、あくまでサポートとして活用するべきで、そのまま送信するのは危険である。表現が適していない場合や、情報が不正確なこともあるため、最終的には人間が確認して利用する必要がある。
■プライバシーとデータの扱い
Googleは「Geminiによって処理されたデータはAIの学習には使用しない」としているが、社外秘情報や個人情報を扱う場合は社内規定やコンプライアンスを遵守することが前提である。重要な情報は、不用意にAIに扱わせないことを徹底する必要がある。
まとめ
GmailとGeminiを連携することでメールにかける時間を短縮し、生産性を向上させることができる。今後さらに機能が拡張されていくことを考慮すれば、早めに活用を始めておく価値は高いと言える。
本記事の内容を以下で簡単におさらいしておこう。
- Gemini AIとは?
- Googleが開発した生成AIで、メール作成・翻訳・要約・文調変更が可能
- Gmailと連携することで、日々のメール業務が効率化される
- 必要な設定
- Gmailの設定画面から「すべての設定」→「スマート機能をON」にすることで利用可能
- 基本操作の手順
- Gmailで新規メール作成をクリック
- 「文書作成サポート」を選択
- 指示に合わせてAIが下書きを生成
- トーン変更や翻訳も指示可能
- 受信メールには「要約表示」→返信案の自動提案も利用可能
- 活用事例
- 営業メールの作成
- 社内報告の要約・整形
- 英文メールの翻訳・修正支援
- 注意点
- 提案内容は必ず人間がチェック
- 重要情報の取り扱いは慎重に
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構成/編集部