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超かんたん!Excelにフリーハンドの線や図形を入れる方法

2025.08.12

エクセルにフリーハンドの線や図形を入れるには、フリーハンドやフリーフォーム、描画機能を活用する。「挿入」→「図形」→「フリーハンド・フリーフォーム」。描画機能はExcel2019/365以降で使用可能。

エクセルは表計算ソフトだが、図形や線を手書きできる機能も備えている。ちょっとしたメモ書きや図解、強調表示など、視覚的に伝えたい場面で「フリーハンド」や「フリーフォーム」を活用すれば、より伝わりやすい資料を作成できる。

この記事では、エクセルでフリーハンドの線や図形を挿入・編集する方法、さらには描画ツールの基本操作と注意点について解説する。

図形機能を使う方法

エクセルの「挿入」タブにある図形機能では、フリーハンドで線を引いたり、自由な形の図形を作成できる。直感的に操作できるので、一度使ってみると良いだろう。

■フリーハンドで線を引く

自由な線を引きたいときは「フリーハンド・フリーフォーム」機能を使う。マウスやタッチペンを使って手書きのような線を描ける。

手順

  1. 上部のリボンから「挿入」タブを開き「図」→「図形」ボタンをクリックする。
上部のリボンから「挿入」タブを開き「図」→「図形」ボタンをクリックする。
  1. 表示された図形一覧から「フリーハンド・フリーフォーム」を選ぶ。
表示された図形一覧から「フリーハンド・フリーフォーム」を選ぶ。
  1. ワークシート上でドラッグすると、線を描ける。
ワークシート上でドラッグすると、線を描ける。

フリーフォームで図形を作成する

手書きで図形を作りたい場合は、「フリーフォーム」がおすすめだ。操作方法は基本的にフリーハンドで線を引く方法と同じだ。

手順

  1. 「挿入」タブ → 「図形」から「フリーハンド・フリーフォーム」を選ぶ。
「挿入」タブ → 「図形」から「フリーハンド・フリーフォーム」を選ぶ。
  1. ワークシート上でクリックしてドラッグで曲線を描く。
  2. 始点の近くにカーソルを持っていくと自動的に閉じて図形になる。
ワークシート上でクリックしてドラッグで曲線を描く。
始点の近くにカーソルを持っていくと自動的に閉じて図形になる。

■フリーハンド・フリーフォームで作成した図形を編集する

フリーハンド・フリーフォームで作成した図形や線は、後から自由に変更できる。以下に代表的な編集操作の方法を紹介しよう。

頂点の編集

  1. 対象の図形を右クリックし「頂点の編集」を選択
対象の図形を右クリックし「頂点の編集」を選択
  1. 黒い点が表示される
黒い点が表示される
  1. その頂点をドラッグすることで形状を自由に調整できる
その頂点をドラッグすることで形状を自由に調整できる

線の種類や太さの変更

  1. 図形を選択した状態で「図形の書式」タブを開く
  2. 「図形の枠線」→「太さ」や「実線/点線」などを選ぶ

図形の塗りつぶし

「図形の塗りつぶし」から、色を自由に選択できる。グラデーションやテクスチャの選択も可能だ。

複製・並び替えをする

作成した図形を選択してCtrlキーを押しながらドラッグすると簡単に複製できる。図形の重なり順を変えるには、「図形の書式」→「前面へ移動/背面へ移動」を使用する。

描画機能を使う方法

描画機能を使えば、より自由な手描きの線やメモ書きができる。タブレットPCやスタイラスペンとの相性が良く、資料に手書き風のアクセントを加えられるので、特に目立たせたい箇所に用いると効果的だ。

■描画機能とは

エクセルの「描画」タブでは、ペンや蛍光ペンを使って、シート上に直接書き込むことができる。この機能はExcel2019、Microsoft 365以降のバージョンで利用可能だ。「描画」タブが表示されていれば使用できる。

■描画の主な機能

描画タブでは、以下のような機能が使える。

  • ペン(ボールペン/鉛筆)
  • 蛍光ペン
  • 消しゴム
  • 手描き線の変換機能(図形や文字に変換)

作成手順

描画機能は直感的に使えるので、一度利用すればすぐに使い方をマスターできる。

  1. [描画]タブを開き使用したいペン(鉛筆/ペン/蛍光ペン)を選ぶ
[描画]タブを開き使用したいペン(鉛筆/ペン/蛍光ペン)を選ぶ
  1. 色・太さをカスタマイズ(「ペンのプロパティ」で設定)
色・太さをカスタマイズ(「ペンのプロパティ」で設定)
  1. ワークシート上でマウスまたはペンを使って描く
ワークシート上でマウスまたはペンを使って描く

描画したオブジェクトの編集

描画した線や図形は、後から簡単に編集できる。

  1. 描いた線をクリックすると選択状態になる
  2. 選択状態でドラッグで移動、Deleteキーで削除
  3. 右クリック → ペンの種類/色/太さを再設定可能

トラブル対処と注意点

フリーハンドや描画機能を使う際に、うまく表示されない・印刷されないといったトラブルが発生するケースがある。対処法を確認しておこう。

■図形が動いてしまう場合の対策

図形がセルの動きに合わせてずれてしまう場合は、以下の設定を行う。

  1. 図形を右クリックして「図形の書式設定」を開く。
  2. 「サイズとプロパティ」→「プロパティ」から「セルに合わせて移動やサイズ変更をしない」を選ぶ

■印刷されない・消えるときのチェック項目

図形や描画が印刷されない場合、以下のポイントを確認すると良い。

  • 図形が印刷範囲の外にある場合は、印刷範囲を調整する。
  • オブジェクトが「非表示」になっていないか確認。
  • 「ページレイアウト」タブ →「印刷タイトル」→「シート」→「オブジェクトを印刷する」にチェックが入っているか確認する。

■PDF保存時の描画崩れの防止策

描画や図形を含んだワークシートをPDFで保存する際、レイアウトが崩れることがある。PDF保存前に「印刷プレビュー」で必ず表示を確認する。また、描画オブジェクトが「印刷可能」になっているかもチェックしておこう。

まとめ

エクセルのフリーハンドやフリーフォーム、描画機能を活用すれば、伝えたいことをより直感的に伝える資料づくりができる。操作方法は簡単なので、一度使えばエクセルでの表現の幅が大きく広がるだろう。プレゼン資料や社内共有のドキュメントの作成で活用してほしい。

本記事の内容を以下で簡単におさらいしておこう。

  • 図形機能でフリーハンド線を描く手順
    • 「挿入」→「図形」→「フリーハンド・フリーフォーム」を選択 → ワークシート上をドラッグ
  • フリーフォームで図形を作成する手順
    • 同様に「挿入」→「図形」→「フリーフォーム」選択 → クリックやドラッグで描画 → 始点に戻して閉じる
  • 図形の編集方法
    • 右クリックで「頂点の編集」→ ドラッグで形状調整
    • 「図形の書式」で線の太さ・種類・塗りつぶしを変更
    • Ctrl+ドラッグで複製、重ね順は「前面/背面へ移動」で調整
  • 描画機能の使用条件と手順
    • Excel 2019/365以降で使用可能
    • 「描画」タブを開く → ペン/蛍光ペンなどを選択 → 「ペンのプロパティ」で色や太さを設定 → ワークシート上に描く
  • 描画の編集
    • 描いた線を選択して移動・削除・再設定が可能(右クリックで再編集)
  • トラブル対処
    • 図形が動く→「セルに合わせて移動しない」に設定
    • 印刷されない→印刷範囲・オブジェクトの表示設定・印刷設定を確認
    • PDF保存時の崩れ→印刷プレビューで確認、描画が印刷可能かチェック

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構成/編集部

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